航空安全講習会行ってきました [航空機事故]
少し前ですが、航空安全講習会を受講してきたので掲載します。
JAPA(日本航空機操縦士協会)が主催で、最近は「航空安全講習会」というものをやっています。もともとはICAO(http://ja.wikipedia.org/wiki/ICAO)の勧告をもとに始まった講習会だと聞きました。
日本は自家用パイロットの事故が多く、安全対策として行われているとのことです。国土交通省からも定期的に受講するように勧告がでています。
内容は飛行機寄りでしたが、地元のローカルルールとか、空港周辺での旅客機の動きとか、あとは無線援助の受け方とかいろいろ習いました。まあまあ参考になったと思います。
しかし、半分以上は事故の解説です。スピンからの回復ができずに墜落した事例がメインでしたが、とても参考になりました。
航空・鉄道事故調査委員会
http://www.mlit.go.jp/araic/
ここには事故のデータベースがあります。日本の航空事故調査報告書は結構細かいので参考になります。私もよく読んでいます。ひとごとではないのでまじめに読みます。
受付時にテキストをもらいましたが、前半はATCの具体例や事故の統計、またパイロットの数など一般的な解説です。後半は飛行機、回転翼(つまりヘリコプター)、グライダーなどに分けてヒヤリハット報告が掲載されていました。
飛行機やグライダーのところも面白かったですが、やはりヘリのところが参考になります。
「ウォームアップ中にどんどんRPMが下がる、なぜかわからないがチェックでキャブヒートを入れたらRPMが上昇する」とか
->これは当然キャブアイスですね。ウォームアップ中でよかったと言う感じです。
「吸気温度計が下がっていないからキャブヒートは要らない」とか
->そんなこと関係ありません。温度計はスロットル上流にあるのであてになりません。
などいろいろ参考になることが書いてありました。
勧告も出ていることですし、パイロットは受講されてはいかがでしょうか。そして事故を減らして安全にとび、日本の空を発展させましょう。
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