SSブログ

フェラーリ360スパイダー(の助手席) [クルマ関係]

たまたまフェラーリ360スパイダーのオーナーの方と知り合いになり、助手席に乗せてもらいました。
360スパイダーにクライスジークのマフラーを装着されているそうですが、ほかのパーツは不明です。

一般道で乗せてもらいましたが、おもいっきり高回転までまわしていただき結構攻め込んでもらいました。
助手席に乗っただけですので、ステアフィールはわかりません。ただし、助手席でもいろいろ感じることがありましたので記述してみます。例によってかなり主観的な評価なので、何か気になることがあっても過剰に反応しないでください。

まず音は最高です。クライスジークの音量が調整できるタイプのマフラーですが、
うるさいほうのモードでは爆音です。しかし、ふかしてゆくと高回転では泣き叫ぶような
音になります。まさにF1の音のサブセットといった感じの音です。
清水草一氏が「F1の音を低くした感じ」といっておられましたが、意味がわかりました。
低回転では「バリャバリャ」いっていますが、高回転では「クワァーン」と澄み切った音になります。
市販車とは思えないトンデモナイ音ですが、清水草一氏の本にひたすら音のことが出てくるのがなんとなくわかりました。

パワーに関しては、パワフル(400ps)ではありましたが加速感はCB1300SFと同じくらいに感じます。大体予想通りでした。
あそこまで行くとパワーが何馬力などということが無意味に思えてきます。それよりも音やパワーのフィーリングの方が体感的パワー感に影響するような気がしました。

一番びっくりしたのがハンドリングでしょう。一般道でそれなりの速度で走ってもらいましたが、もちろん限界よりははるかに手前だとおもいます(一般道で限界を試すのは不可能?)
ひとことでいうとゴーカートのようなハンドリングでしょうか。
ケイマンと比較した場合、ケイマンはピッチングによる姿勢変化でステア特性を自由に変えられる感じです。非常に自由度が高い感じがして(実際に自由度が高いかどうかは問題ではありません)、アクセルを踏むと明確にアンダー方向になり、離すとわずかにオーバー方向になります。このあたりがすばらしくコントローラブルに感じます。
360スパイダーでは、ミッドシップという感じはあるのですがノーズの初期応答がすばらしく良く、そのあともステアリングを切ったとおりに曲がり続ける感じがします。ひたすら曲がる方向にセッティングされている感じですね。
おそらくサスのストロークはかなり短い(車高も下げてありました)はずですが、とくに神経質な危ない感じもしませんでした。ちなみにピッチングは全く感じません。

ケイマンとは全く違うハンドリングに感じました。360は限界領域ではコワイと書かれ続けていましたが、スパイダーはどうなのでしょう。ぜひ知りたいです。

いずれにしても、とてもよくできた車でありフェラーリというメーカーは演出が上手であることを実感しました。
もうこれはケイマンとは比べるべくもありません。ケイマンも良い車だと思っていますが官能性では全く勝負にならないでしょう。(まあもともとそういう車ではないですが)

正直言って360スパイダーは車高が低すぎるし、幅が大きすぎることなどから欲しいとは思いません。でもどこかで一度心おきなく乗ってみたいとは思いました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0