Myケイマン 底面の写真 [ケイマン]
まだナンバーの付いてないMyケイマンをリフトで上げてもらい、下側から写真を撮りました。外側とかインテリアの写真はどこでも見ることができると思いますが、このような場所はあまり写真もないと思いますので提供します。
ケイマンは座っただけとか、外から見るだけでは普通の車です。またわたしは別にポルシェ信者でもないし、ポルシェがすごいなどとは思っていませんでした。
しかしケイマンは下から見るとすばらしい構造をしています。今日少し考えが変わりました。
ケイマン底面
前半はほぼフルフラットです。後半はエンジンがあるので完全にフラットではありませんが、相当気を使っている印象です。素材はさすがにカーボンではないようですね。
この写真には写っていませんが、フロントブレーキへの導風板も理にかなった構造になっています。ブレーキへのこだわりですね。
底面その2
パワーパッケージとリヤのサブフレームです。リヤのこの構造はすごいです。ここに見えている部品はほとんどアルミ製です。エンジン、トランスミッションの下側をくぐらせるようにアルミのブレースが行きかっており、きちんと閉断面のサブフレームを構成しています。それぞれのブレースも軽量かつ高剛性な形状です。
エンジンなど
エンジンの下側です。わずかに茶色いのは塗装でしょうか?シリンダーのずれを見ると180度V型でなく、水平対向というのがよくわかります。エキマニも鋳造でないコストのかかった構造ですね。
ただ、ここはチタン製にして軽くしたいところです。アフター品でだれか作って欲しいですね。
左後輪
サスアームの構造がすごいです。アルミ鍛造ですが、断面がH型をしています。こんなに凝ったアームははじめてみました。これは相当コストがかかります。ここまでするか。
ちなみにタイヤはミシュランです。コンチネンタルの時もあるらしいですが、こっちのほうが静からしい。(伝聞です)
なおMyケイマンの横ではフェラーリF355ベルリネッタがリフトアップされており、タイミングベルト交換のためにエンジンがはずされていました。
ケイマンもよいですが、構造としてはF355の方がよっぽど面白かったです。音振で不利なシングルプレーンクランクのV8をミッドシップにマウントしていますが、ケイマンよりパッケージングがはるかに潔いです。
ケイマンは荷物置きを確保するためにエンジンを下に封印していますし、リヤはハッチゲートです。しかしF355はサブフレームにエンジンが鎮座しており、そこにサスアームが取り付けられています。フェラーリのサスについては知らないので評価はできませんが、少なくともきわめて設計の自由度の高い構造です。あれなら作りたい特性が実現できるのではと感じました。
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