「日本語の作文技術」紹介 [その他]
今回は本の紹介をしてみます。
本田勝一氏の「日本語の作文技術」です。これは朝日新聞社から出ている文庫本ですが、なんと初版が1982年です。私の持っているのは1995年の第26版ですが、当然今はもっと版を重ねているでしょう。
楽天ではこちら。
日本語の作文技術
アマゾンではこちらを。こっちはコメントが多いので参考になるかも。
この本は名著だと思います。これは私の個人的感想ですが、現在に至るまで重版を続けているという点がそれを物語っています。
私は別にいい文章を書こうとは思っていませんし、書けません。ただしわかりやすく誤解のない文章を書くようには心がけています。そういう点については、この本から色々なことを教えられました。
第1章で著者が、「自分は名文家でもないのでこのような文章論を書くのは恥ずかしい。ただし、わかりやすい文章を書く技術については解説できるかも?」というようなことを書いていますが、この本の焦点はまさにそこです。「わかりやすい」文章を書くための「技術」のみについて延々と論じています。
「句読点」「助詞」「段落」などについてそれぞれ1章を割いて解説していますが、ここはとてもためになる章だと感じます。特に「助詞」編は傑作です。
あまりこのような観点から書かれた本はないと思うので、そういう意味で貴重な本です。
小説を書くような人にとってはどうでも良い内容かもしれませんが、ブログなどにボチボチ文章を書くアマチュアにとっては良い本ではないでしょうか。
個人的にはとてもオススメの本です。
2008-01-08 01:04
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