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ポータブルナビ ソニーNV-U2購入 [クルマ関係]

ケイマンのナビとして、ソニーのNV-U2を購入しました。
前はBroadzone のBZN-200というポータブルナビを使っていましたが、性能がイマイチと感じたので買い換えました。
正確には、ポータブルナビ初のハイブリッド測位がどんなものか体験したかったからです。

例によって楽天ではこんな感じで売っています。



ある日ヤマダ電機に行くとポイント還元セールとかいうのをやっており、ポイントを1.5倍で使用できました。そこで手持ちの2万ポイントを全て投入して買いました。
さらに長期保証(保証料は価格の5%です)をつけました。ポータブルナビはおそらく非常に壊れやすい使い方をされるので、保証があるのはうれしいです。

詳しくはソニーのページを見てください。
http://www.sony.jp/products/me/products/nv-u2/index.html

なおハイブリッド測位というのは、複数の測位手段を用いて現在位置推定を行う測位方法です。平たく言えばGPS以外を併用するということです。
こう書くとどんなすばらしい機能かと思われそうですが、通常のカーナビ(非ポータブル)はほとんどこれです




この機種ではGPS+加速度センサー+ジャイロセンサー+加速度センサー+気圧センサーを併用しています。

GPSについてはWikipediaがよく出来ているのでご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
日本語版のGPSの項は昔はいまひとつでしたが、最近はだいぶ改善されました。それでも英語版に内容は届いていませんが、どんどん
マトモになってきています。さすがですね。


ジャイロセンサーは車両の向きを検出します。
これはGPSの弱点をうまく補うセンサーでしょう。GPSはあくまで車自体の位置が動かないと働きません。極端な場合ターンテーブルにでも乗ってグルグル回っているような状況ではGPSではお手上げです。
実際に威力を発揮するのは合流や流出のときでしょうね。ずっとまっすぐ走っていて急に斜めに進路変更というのはナビにとっては厳しい条件だそうです。
交差点を曲がるときなどにも、進行方向の変化の検出が直ちに出来て道をトレースしやすいでしょう。
実際に試してみても、停車時に本体を動かすときちんと向きが変ります。


加速度センサーはトンネルや高架下などで効果的でしょう。前後方向の動きを検出するそうです。
余計なお世話かもしれませんが、センサーは2つ配置してあるのでしょうか?ポータブルナビはかならずしも真っ直ぐ設置されないと思うので、斜めに置いたら誤差がでそうです。
GPSとセンサーの出力を比較すれば較正はできそうですが。


あとは気圧センサーです。
地表の気圧というのは刻々と変化しているわけですが、短時間なら変化は無視できます。その状態では気圧計は高度の変化を相当敏感に検出できます。
以前GarminのGPSMAP60CSxを腰につけてヘリに乗ったことがありましたが、後でログを見ると軌跡がきれいに記録されていました。
またエレベーターの中などで見ていても相当正確です。とくにエレベーターの中ではGPS補正は一切入りませんが、とてもきれいなデータでした。
しかし、よく考えると上下方向の動きを検出するというのが役立つ場面はいつなのでしょうか。高速道路の乗り降りの検出にはよいかもしれませんが、他にはあまり役に立ちそうにないような気がします。ヘリじゃあるまいし、車なので常時地面に張りついていますが。




どこにつけるのか迷いましたが、運転席側のカップホルダーのガムテープでくくりつけました。
非常に見やすい場所です。おそらく2DINサイズの埋め込むタイプのナビより見やすい場所だと思います。

NV_U2_cayman.jpg

測位制度は非常に優れています。非ポータブルナビに遜色ありません。
ただし、BZN-200(GPSのみのPND)とくらべて圧倒的なアドバンテージがあるかというと微妙です。たとえばトンネルの中でもきちんと自車位置をトレースできますが、トンネルの中に交差点があるわけでもでなく、トンネル内ではナビの必要性はそもそも微妙です。
また前述のとおり気圧センサーはいつ役立っているのかよくわかりませんし。


このナビが優れているのはクレードルのデキです。
取り外して持ち歩くことを前提にしてあり、クレードルへの取り付けも非常に簡単です。シガープラグからの電源の供給も本体にではなく、クレードルに行われます。
本体の取り外しとGPSアンテナの展開は同じボタンですし、ここはとてもよく出来ています。取り付けも簡単です。BZN-200は取り付けには少しコツがいりましたが、これは要りません。

あと、購入してはいませんがVICSユニットがあるのもよいところでしょうか。
もちろんこのユニットもクレードルに接続されます。つまり、クレードルに付けっぱなしに出来ると言うことです。




希望としては、GPSアンテナ、ジャイロセンサー、加速度センサーを外付け出来るようにユニットにまとめてほしいです。これらのセンサーは車体にきちんと固定したほうが性能を発揮できるでしょう。
GPSアンテナも、本体内蔵で実用的には問題ありませんが、悪条件での捕捉性能を担保する目的で感度を改善できるようにするべきです。



ナビとしての機能がBZN-200と比較してダントツに優れていると言う印象はありませんが、これは田舎だからかも。ただし、取り外しのしやすさなど細かい点はさすがに練ってあります。

はっきり言ってナビゲーションをするという意味においては、通常のナビは要りません。音楽を聴くとかというナビ以外の機能についてはオマケ程度という印象ですが、これ一台で問題ないですね。


またサイバーナビ購入が遠のきました。もうやめようかな。
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