アイ 暖機時間

アイの暖機は遅いです。みんカラなどで指摘されていたので知っていましたが、確かに遅いです。

ミッドシップで冷却水の配管が長いから暖機に時間がかかるという説明がどこかでされていました。そのとおりかも知れませんが、ケイマンは同じMRにもかかわらずヒーターはすぐ効きます。

その辺りのことについて書いてみます。

ヴィッツだと、真冬に走り出したときは1kmくらい（町乗り）でそれなりの温風が出てきます。もちろんガンガンに暖かい風が出てくるわけではありませんが、ほんのり暖かいくらいの風になります。

アイだと同じ条件で2-3kmかかるでしょうか。時間にすると5分くらいです。結構つらいものがあります。わたしの場合通勤距離が5kmくらい（時間15分）なので、暖機が終わるくらいで職場についてしまいます。

アイの4WDにはシートヒーターが標準装備されています。またスタートアップヒーターといって、電気ヒーターがオプションでつきます。わたしのは中古車で、シートヒーターはついていますがスタートアップヒーターはあるのかどうかわかりません。今度三菱に聞いてみようと思いますが、おそらく付いていないでしょう。

ちなみにシートヒーターは最高です。暖機運転はムダだとおもっているのですぐ走り出しますが、最初はブルブル震えながら走ることになります。その状態でもシートヒーターがあればだいぶマシです。なんとなくポカポカします。
これからアイを買う方で、寒い地方にすんでいるなら問答無用でシートヒーターはつけましょう。遅い暖機に腹が立たなくなります。

冷機状態では空燃比は濃く（＝燃費が悪く）、触媒の能力も十分に発揮できません。プラグインハイブリッドではありませんが、100Vか200Vの家庭用コンセントにつないで電気ヒーターで車内とエンジン（冷却水）を暖めるシステムがあると良いと思います。そうすればガソリンエンジンの弱点である、冷機時の燃費の悪さをカバーできるでしょう。（なおディーゼルは関係ない。また直噴ガソリンエンジンならだいぶマシと思われる）

100Vなら1.5kw、200ｖなら3kwくらいは使えるでしょうから、それで30分も加熱すればだいぶ温まると思います。かかる電気代もそれぞれ20円、40円程度です。
といっても、10kwを使用して走っている際の廃熱は、効率20％とすると40kwの廃熱がある計算になります。それに比べると微々たる物ですが・・。


なおシートヒーターはケイマンにもつけることができ、7万円くらいのオプションです。良さが理解できていなかったのでつけませんでしたが、つけておけば良かったです。しかしケイマンに関して言えば、必要なのはヒーターよりもむしろベンチレーションです。暑いのです。2009年モデルよりつけられるはずなので、これから買う方はつけるのをお勧めします。


いろいろ書きましたが、アイの良さは暖機の遅さくらいではかすみません。エアコンのパネルはケイマンの100倍使いやすいですし、何よりダラダラ運転ではラクです。ケイマンもいい車で気に入っていますが、アイも同じくらい気に入っています。