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アイ レカロシート(ST-JJ)装着 [アイ(ガソリン)]

そろそろ寒さが和らいできたので、冬は自粛していた車いじりを再開しました。
とりあえずシートを交換しました。わたしが乗っている初期型アイはシートについてはかなり不評でした。わたしはそれほど感じませんでしたが、「ホールドが悪い」とか「小さすぎる」などと不満を聞きます。

だからと言うわけではないのですが、シートをレカロに換えてみました。装着したシートはレカロのStyle-JJです。

それほど違和感なく付いていると思います。
ai_seat_1.jpg


レカロのStyle-JJはAM19シリーズの中のひとつで、位置付けとしてはコンフォートシートとスポーツシートのちょうど中間にあたります。スポーツシートはやや窮屈なのでこれを選択しました。

このシートは中古部品屋で購入し、以前乗っていたヴィッツに使っていたものです。ヴィッツに装着したときの記事についてはこちらをご覧ください。
http://jl4ouf.blog.so-net.ne.jp/2008-01-17
http://jl4ouf.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08

ちなみにメーカー(レカロ)のサイトはこちらです。
http://www.recaro.com/index.php?id=1035

また実際の価格はこの程度です。(楽天)




以前も書きましたが、アイはミッドシップであるため暖機が遅く、4WDモデルではシートヒーターが標準装備されています。ヴィッツやケイマンではシートヒーターが欲しいとは思いませんが、アイではあった方が快適です。

ただStyle-JJにはシートヒーターは付いていません。Styleのヒートシーター付きとなるとJCとかDCになりますが、今シートがあるのに買いなおすのももったいないですし、今回は妥協しました。
なお、シートレールは純正の中古をオークションで買いました。

取り付けは自分でしましたが、難しくありません。シートが重いので体力は要りますが、技術は不要でした。



ここからは取り付けについて書きます。

まずはノーマルシートを外します。ヘッドレスト外してから取り付けボルト、ナットを緩めて車外に出します。シートベルト警告灯のコネクタを外しておきましょう。ノーマルシートは軽いのですぐできると思います。

レールはこのような感じでつきます。センタータンクというのがよくわかります。
ai_seat_2.jpg

外したシートの裏面です。
ai_seat_5.jpg

その後はノーマルシートからシートベルトのバックルを外します。ここが一番面倒なところです。
まずは左側のカバーを取ります。後ろ側のビスを外すと取れます。

外すとこんな感じです。
ai_seat_4.jpg

その後はバックルの固定ボルトを外し、コードを外します。ただしコードを外すのが面倒です。

シートの裏面を通って左側面に出てきますが、クリップが多数あり、しかも取り外しを前提にしていないので非常に面倒です。わたしはクリップは切ってしまいました。

左側面に抜けるところはこのような感じです。
ai_seat_3.jpg

あとはシートにスライドレールを取り付けるのですが、装着する前にバックルをレールに装着しておきましょう。

最後にシート+シートレールを取り付けて終わりです。

レカロのページではAM19シリーズは問題なく付くことになっていますが、実際に問題ありませんでした。ベースフレーム検索のページにその情報があります。
http://www.recaro.jp/bfmatch/index.php

右側のクリアランスです。結構隙間が開いていますが、背もたれの角度調整で手を入れるときにやや窮屈です。そうしょっちゅう調整するものではないので、自分しか乗らないなら問題ないでしょう。
もし誰かと共用するなら、間違いなく電動を選択すべきです。アイの場合はシートヒーターもあった方が良いので、その意味でも電動がいいと思います。
ai_seat_clearnce_R.jpg

左側です。汎用品のアームレストとやや干渉気味ですが問題ありません。
ai_seat_clearnce_left.jpg



つけた感想ですが、やはりレカロはいいです。高いだけのことはあります。
適度な包まれ感というか、フィット感がすばらしい。ただし車の挙動を正確に伝えるせいか、細かいショックが気になるようになってしまいました。タイヤの空気圧を少し下げることにします。

まだ長距離を走っていませんが、長距離でこそ違いがでますので楽しみです。

レカロのページ(ベースフレーム)によると、着座位置が20mm高くなり、前方へのスライド量が30mm減り、後方には10mm増えるそうです。
スライド量はどうでも良いですし、着座位置の変化はあまり感じません。アイはステアリングのチルトがないので、座面の高さの変化は気になっていましたが、違和感は皆無でした。




ただ、些細なことですが悪いこともあります。

1.寝心地
レカロは「座る」ためのシートであり、寝るには適していません。
わたしはこれで100km先まで出張に行きます。そして1泊しますが、仕事で眠れないことがよくあります。そのため帰りはサービスエリアごとに仮眠しながら帰りますので寝心地は重要です。しかし、レカロは倒すこと自体が大変ですし、そもそも倒しても段差ができて快適ではありません。その点純正は一気に倒せますし、寝心地もまあ良いです。

これを欠点にあげるのはいかがかと思いますが、現実的には寝心地もシートの性能のひとつとはいえるでしょう。

2.重い
純正は軽いです。しかし、レカロはやや重いですね。Style-JJはAM19の全手動モデルなので軽いほうだと思いますが、それでも重いです。これは燃費が悪化することなどより、つけるときに大変と言う意味での欠点です。

3.乗降性の悪化
わずかですが、乗り降りがしにくくなります。それでもケイマン+純正シートに比べたら100倍マシです。

4.後方視界
これも少しですが、後ろが見難くなります。単純にシートが大きくなることに加え、後ろが振り向きにくい構造ですのである程度は仕方ないでしょう。これはレカロ全体の傾向です。


いろいろ書いてきましたが、やはり定評のあるブランドにはそれなりの良さがあると感じます。長距離を走ることが多いなら換える価値は十分にあるでしょう。ただし、その辺に買い物に行くだけなら要らないでしょうね。
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