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アイ エキマニ装着(Creaty) [アイ(ガソリン)]

かねてからの懸案であった、アイのエキマニを交換しました。エキマニはCreatyから購入しました。
http://creaty.jp/i-parts.htm

装着した感想としては、低速トルクが増しました。踏み込んだときのトルクの立ち上がりが明らかに改善しましたが、中高速域ではあまり変わらないようです。正直言ってちょっと変化が物足りない印象はあります。ただデメリットをほとんど感じないのでその意味ではお勧めです。マフラーを変えたり、燃調やブーストをいじればまた違った印象になるのかもしれません。

装着写真はこちらです。
exmani_complete.jpg

それではやり方を書いていきます。
まずは準備です。上の装着写真を見ていただければわかるとおり、エキマニのすぐ下に配線があります。ノーマルだと遮熱板があるので問題ありませんが、このエキマニだと問題になりそうです。熱害を受けそうなのでエキマニ自体に断熱を施すことにします。Creatyの商品の説明でも耐熱バンテージを巻いてあります。

耐熱バンテージはいろいろあり、ビリオンとかサーモテックとかあるようです。今回は価格とネットでの評判をみてサーモテックを選びました。1インチ*50フィートを買いましたが、思いっきり余りました。半分くらいしか使っていないと思います。2.5cm*10mで十分です。ただし、私は結構適当に巻いたので少なくてすみましたが、何重にもぐるぐる巻きにするなら長い方が無難です。巻きやすさの観点から幅は2インチより1インチをお勧めします。固定には金属製ストラップを売っていますが、今回はステンレスの針金で代用しました。これでも問題ないと思います。

こんな感じで売っています。


針金はこんなものです。0.9mmのステンレスの針金ですが、結構高いです。これも余りました。短いのは売っていませんでしたので仕方ないです。
exmani_stain_wire.jpg

それからバンテージに塗る(というか吹く)耐熱塗料も買いました。バンテージは耐久性がないという印象があったのでついでに購入しました。サーモテックのものです。これは気分です。


それから、サビサビになっているボルトやナットを三菱のディーラーで買っておきました。排気系のボルトはさびるものであり、錆びていても特に問題はないはずですが一応外すので交換しました。全部で3000円くらいだったと思いますが、タービンの固定ボルトなど今回取り外すものはほぼ全て交換しました。
ちなみにガスケットもあった方がよいです。メールで問い合わせたら付属するということでしたが、今回は付いてきませんでした。単なる入れ忘れなのだと思いますが面倒なのでそのまま再使用しました。またウォーターラインの銅ワッシャーも更新した方が良いです。(後述)



まずは重量を測定してみました。

純正はこれくらいです。遮熱板が付いていませんが、遮熱板は軽いです。
exmani_genuine_weight.jpg

今回のものです。小さいせいかあまり重量が変わりません。もともと重くないですからね。
exmani_aftermarket_weight.jpg


それでは購入したエキマニにバンテージを巻きましょう。まずはバンテージを水で濡らして、手袋、長袖、マスクをします。そしてギチギチに巻いていきます。結構疲れる作業ですが、意外とかゆくはなりませんでした。前述のとおり、15mは長すぎてかなり余ってしまいました。最後にステンの針金で固定です。かなり適当な固定ですがまあ大丈夫でしょう。
と言うことで出来上がりです。
exmani_before.jpg

そのあと乾かしてから耐熱塗料を塗りました。これもかなり余りました。結構厚く吹き付けたつもりですが、半分も使っていない印象です。バンテージにどんどん染みこんでいきます。
exmani_after.jpg




純正エキマニの取り外し方ですが、まずリヤバンパーを外します。(別記事をご覧ください)
それからマフラーを外すとエキマニが見えます。マフラーを外すときにCRC-5-56とシリコンスプレーは必携です。ボルトにはCRCで、吊りゴムにはゴムにやさしいシリコンスプレーを十分吹き付けるのがコツです。

次にタービンを支えるステーを外します。ボルトがさびていると思いますので、ここもCRCを十分吹き付けておきます。さらに金属のハンマーでボルトの頭をソケット越しにたたきます。ショックを与えると外れやすくなりますので、あせらずゆっくりやってください。ボルトをなめると厄介です。まさかそういう人はおられないと思いますが、スパナで外すなどといったことは絶対にやめましょう。

それからオイルライン、ウォーターラインを外します。説明書にも書いてありますが、タービン側でなく車体側で外してください。
ウォーターラインは後ろから見て左側の奥に入って行き、バンジョーボルト(二面幅19mm)で止まっています。ガスケットとして銅ワッシャーが入っているので、あらかじめ新品を準備しておくことをお勧めします。またラインの途中にステーがありますのでそのボルトも外しておきましょう。ただしこのとき冷却水が1L以上こぼれます。リザーバータンクのなかの冷却水をあらかじめ抜いておくことをお勧めします。

exmani_stay.jpg


次はオイルラインです。タービンから左側を回りこんでエキマニの下に来ます。ここは差し込んであるだけで、ステー?で固定してあるだけなのでボルトを外せば抜けます。(見たままです)外してもオイルはほとんどこぼれません。

再掲ですがもう一度です。タービンから左、下に回りこんでいる金属パイプがオイルラインです。ボルトで固定されています。
exmani_complete.jpg


あとはエキマニを固定してあるナットを全部緩め、タービンを上側に持ち上げながらがんばればエキマニが外れます。結構外れにくいのでがんばってください。



正直言ってエキマニの取り外しはやや面倒なだけで難しくはありません。ただし、取り付けは少し厄介です。

エキマニはナット4つで固定されていますが、後ろからみて右から2番目のナットが極めて締めにくいです。ちょうどパイプの影になり工具が入りません。ソケットは絶対にムリですし、通常のメガネレンチも厳しいです。確実に閉められるのは12mmのハーフムーンレンチですが、無ければ何とか工夫して締めてください。かなり厄介です。今回はストレートで買いました。
ここがエキマニ交換でもっとも難易度が高い場所だと思います。
なお右側のパイプの根元にはあまりバンテージを巻かないほうがナットが締めやすいです。気をつけてください。

こんな感じです。
exmani_hide_nut.jpg

あとはステーを交換しましょう。後ろからみて左側のステーは付属のものに変更します。ちょうどパイプをよけるように切り込みが入っています。
exmani_stay_ex.jpg



最後に焼き入れをします。まずはアイドリングで熱を入れると同時に排気漏れのチェックです。バンテージから煙が出ますが、出なくなったら今度は走って負荷をかけてさらに焼き入れです。私はりやバンパーを外したまま走りにいきましたが、意外と注目を集めるので恥ずかしかったです。

作業全体では4時間くらいかかりました。意外と面倒ですが、それなりの満足感はあります。



最後に必要なものをリストアップしておきます。一般的な工具は挙げていません。

エキマニ本体:当たり前です
エキマニガスケット:付属してくるかもしれません。買うならディーラーで
銅ワッシャー:ウォーターライン用、ディーラーにて
潤滑剤:CRC5-56が安くて良いでしょう。
耐熱バンテージ:詳しくは本文中に書きました。(無くても付きますが、レイアウト的にはあったほうが良いです)
ハーフムーンレンチ:ようするに曲がったレンチです。12mmが必要です。
楽天ではこんな感じで出ています。


工具はそれなりに必要な印象ですので、あまり持っていない方はトライしない方が無難かもしれません。まあ、ダメでも元に戻せばOKですので、別にリスクはありません。

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