久しぶりにR22操縦 [ヘリコプター]
ブログのタイトルが「ヘリコプターを飛ばす」なのに、全然ヘリコプターの話題が出てこないのは心苦しいです。だからというわけでもないのですが、久しぶりにロビンソンR22に乗ってきたのでそれについて書いてみます。
久しぶりではありますが、操縦自体はすぐにできます。ホバリングなどは数分したら慣れてきます。ただしアプローチの感触などは完全に忘れているので下手になっていました。
こんな感じで飛んでいます。
まず、ロビンソンR22というものがどのようなものかご存じない方のために、Wikipediaを引用しておきます。
ロビンソンR22
http://ja.wikipedia.org/wiki/R22
ちなみに英語版の方がはるかに詳しいです。ただしどこかで見たような文章で、マニュアルのコピーだと思います。
http://en.wikipedia.org/wiki/Robinson_R22
まあ要するにR22というのはローエンドヘリコプターです。おそらくホームビルト機を除けばもっとも安いヘリでしょう。(それでも2500万くらいはします)
今回乗った機体はR22のベータ2ですので、エンジンの排気量が6L(360キュービックインチ)のバージョンです。比較的パワーに余裕があるはずですが、よくわかりませんでした。気温が低く、乗員(私とインストラクターの両方)が軽いので、そんなことはあまり関係なかったのかも知れません。
ただ飛行機と違いヘリはスティックのニュートラルポジションが決まっていません。ホバリングをしているときのポジションがニュートラルになりますが、これはそのときの重心位置によって一意に決定します。だから厳密には乗員の重さ、装備品、燃料の量などによって計算しないとわからないわけです。計算方法は難しくありませんし、試験にも出る基本事項なのでパイロットなら誰でも出来るはずです。
まあ、通常はそこまでの計算はしません。ベータ2に日本人2人が乗って燃料満タンなら、やや前上がりかつわずかに左に傾いた状態でホバリングになります。
ただし最初に離陸する瞬間は位置が良くわからないので、最初に浮く瞬間はぐらっとしてしまいました。修正に数秒要しましたが、すぐ慣れました。
ホバータクシーなどもすぐ感覚が戻ってきました。R22は小さくて安定性が悪いヘリですが、少しヨタヨタしながらではありますが問題なく動かせました。
離陸時には前に加速します。そして50ktくらいまで加速してから引き起こすのですが、このときフワーと上がる感じは爽快です。明らかによく上昇する感じが伝わりますね。
飛んでいるといつも思いますが、R22ではスピード感が良くわかりません。外の景色はスピードの推定には全く当てになりませんので、速度計だけを見て調整するわけですが、いつの間にかスピードが出ていたり減速していたりの繰り返しでした。また高度も上がったり下がったりで恥ずかしいです。
途中でIFR(計器飛行)の訓練の話も聞いてみました。R22はActualのIFRは認証されていないのでしてはいけませんが、練習はかまいません。キャノピーの下半分にカーテンを張って、自分はフードを被って計器飛行の練習をするらしいです。
個人的にはそのような訓練を是非したいところです。わたしは針路、速度、高度を一定に保って飛ぶという基本的なことも怪しいレベル(これはこれで結構難しい)なのでまだまだですが、そのようなことからIFRまできちんと練習してみたいところです。もし雲に入ってしまったら、今の私のレベルでは確実に墜落しますね。
いろいろ世間話をしたりしながら、アプローチを数回やったりして1時間の飛行は終了しました。
1時間7万円で安くありませんが、たまには飛んでみると新鮮です。やっぱり空はいいです。ま、年に1回のイベントと化しており、これだけのために身体検査を維持している感じですね。
せっかくですので一緒に行った友達にちょっと乗ってもらいましたが、めちゃくちゃ怖かったそうです。(操縦は教官です。私ではないです。) R22はガラス面積が強烈に大きいので、高所恐怖症の人には怖いかもしれませんね。そういう人にはドアを外して乗ってもらえばもっと面白いことになるかもしれません。
ただし私も高いところは嫌いですが、自分で操縦している限り全く怖くありません。そのあたりは不思議なところです。
久しぶりではありますが、操縦自体はすぐにできます。ホバリングなどは数分したら慣れてきます。ただしアプローチの感触などは完全に忘れているので下手になっていました。
こんな感じで飛んでいます。
まず、ロビンソンR22というものがどのようなものかご存じない方のために、Wikipediaを引用しておきます。
ロビンソンR22
http://ja.wikipedia.org/wiki/R22
ちなみに英語版の方がはるかに詳しいです。ただしどこかで見たような文章で、マニュアルのコピーだと思います。
http://en.wikipedia.org/wiki/Robinson_R22
まあ要するにR22というのはローエンドヘリコプターです。おそらくホームビルト機を除けばもっとも安いヘリでしょう。(それでも2500万くらいはします)
今回乗った機体はR22のベータ2ですので、エンジンの排気量が6L(360キュービックインチ)のバージョンです。比較的パワーに余裕があるはずですが、よくわかりませんでした。気温が低く、乗員(私とインストラクターの両方)が軽いので、そんなことはあまり関係なかったのかも知れません。
ただ飛行機と違いヘリはスティックのニュートラルポジションが決まっていません。ホバリングをしているときのポジションがニュートラルになりますが、これはそのときの重心位置によって一意に決定します。だから厳密には乗員の重さ、装備品、燃料の量などによって計算しないとわからないわけです。計算方法は難しくありませんし、試験にも出る基本事項なのでパイロットなら誰でも出来るはずです。
まあ、通常はそこまでの計算はしません。ベータ2に日本人2人が乗って燃料満タンなら、やや前上がりかつわずかに左に傾いた状態でホバリングになります。
ただし最初に離陸する瞬間は位置が良くわからないので、最初に浮く瞬間はぐらっとしてしまいました。修正に数秒要しましたが、すぐ慣れました。
ホバータクシーなどもすぐ感覚が戻ってきました。R22は小さくて安定性が悪いヘリですが、少しヨタヨタしながらではありますが問題なく動かせました。
離陸時には前に加速します。そして50ktくらいまで加速してから引き起こすのですが、このときフワーと上がる感じは爽快です。明らかによく上昇する感じが伝わりますね。
飛んでいるといつも思いますが、R22ではスピード感が良くわかりません。外の景色はスピードの推定には全く当てになりませんので、速度計だけを見て調整するわけですが、いつの間にかスピードが出ていたり減速していたりの繰り返しでした。また高度も上がったり下がったりで恥ずかしいです。
途中でIFR(計器飛行)の訓練の話も聞いてみました。R22はActualのIFRは認証されていないのでしてはいけませんが、練習はかまいません。キャノピーの下半分にカーテンを張って、自分はフードを被って計器飛行の練習をするらしいです。
個人的にはそのような訓練を是非したいところです。わたしは針路、速度、高度を一定に保って飛ぶという基本的なことも怪しいレベル(これはこれで結構難しい)なのでまだまだですが、そのようなことからIFRまできちんと練習してみたいところです。もし雲に入ってしまったら、今の私のレベルでは確実に墜落しますね。
いろいろ世間話をしたりしながら、アプローチを数回やったりして1時間の飛行は終了しました。
1時間7万円で安くありませんが、たまには飛んでみると新鮮です。やっぱり空はいいです。ま、年に1回のイベントと化しており、これだけのために身体検査を維持している感じですね。
せっかくですので一緒に行った友達にちょっと乗ってもらいましたが、めちゃくちゃ怖かったそうです。(操縦は教官です。私ではないです。) R22はガラス面積が強烈に大きいので、高所恐怖症の人には怖いかもしれませんね。そういう人にはドアを外して乗ってもらえばもっと面白いことになるかもしれません。
ただし私も高いところは嫌いですが、自分で操縦している限り全く怖くありません。そのあたりは不思議なところです。
2009-08-01 02:52
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こんにちわ
良い写真ですねぇ、見とれてしまいました。
お暇な時でいいので教えて欲しいのですが、ホバリング中の高度維持のコツは何でしょうか?
RCで考えると、前後左右は止めやすいのですが上下は風の影響もあり安定させ辛いです。
レスキューのようなホバリングが理想ですが、少しでも近づくにはどうすればよいでしょうか?
by MAC (2009-08-22 06:30)
こちらこそこんにちわ。
ホバリング中の高度維持ですが、実機(R22)のこととしてお答えします。
R22はコレクティブがローターまで直結ですので、わずかながら反力があります。また、自分が乗っているので機体の微妙な変化がわかりやすいです。そのため、ホバリングの高度維持ははるかに簡単です。そもそも大きいので、相対的に重量が大きいため、ラジコンみたいにシャープに動きません。つまり安定性が高いです。
なお実機では上空でのホバリングはまずしません。ご指摘のようなレスキューは別ですが、速度がないとオートロに入りにくいこともあり推奨されません。正直言って上空でのホバリングは怖いです。
RCのホバリングについては、「先読み」でしょう。これについては修行しかないのではないでしょうか。止めるのは実機よりはるかに難しいと思います。がんばってください。
take3
by take3 (2009-08-23 22:41)