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クラウザー パニアケース(?)装着 [CB1300SF]

北海道ツーリングで使用するために、クラウザーのトップケース(K5)を購入したことは以前書きました。今回はそれを横につけたときの感想や、それなりに使用したのでケース自体の感想を再度書いてみます。

左にひとつつけるとこんな感じです。かなりアンバランスです。
CB1300_sidecase.JPG

クラウザーのケース(少なくともK4,K5)はトップとパニアが共通です。マウントが共通なので、単にトップケースを横に移せばパニアケースになります。ただしパニア専用設計ではないので車体にフィットするようなデザインにはなっておらず、横に張り出します。さらにサイドマウントも車体ギリギリには設計されていないため、ケースとマウントとまとめてかなり横に出ます。
ただし、こけた時に自分や車体へのダメージは少なそうです・・。クラウザーのケースはそうとうがっちりしているので、いざというときにバイクの重量を支えてくれるくらいの強度はあると思います。あまり体験したくはないですが。



2つ購入していつもはトップにひとつだけ、ツーリングのときは両サイドに2つつけるなどというのがメジャーな使い方のようです。しかし、左右に片方だけ付けたらどうかというのはネットで見たことがありません。はっきり言ってイレギュラーな使い方なのですが、どんな感じかやってみました。

そういうわけで冒頭の写真のような感じで、左にひとつだけ装着して走ってみました。中身は5kgくらいの荷物です。洗面具、服、本などです。

左に一つだけ装着すると、やや違和感があります。気のせいかも知れませんが、直進時にやや右に傾いているような感触があり気持ちが悪いです。ワインディングみたいなところも走ってみましたが、ワインディングではそれほど左右差は感じません。それより直進時に妙な感じがします。
ただし強く感じるのは、左右差よりむしろ重心高の変化です。ケースと中身で合計10kgくらいあり、それなりに重いものです。それが高い位置から低い位置に変化することで、重心が明らかに下がった感じがします。

なお高速道路も走ってみましたが、ほとんど左右差は感じませんでした。だんだん慣れてきていたのかもしれません。

サイドに一つ装着はあまりお勧めは出来ませんが、走れることは走れます。ただし普通はサイドに二つつけるか、トップだけで走るべきでしょうね。しかし以前も書きましたがトップはマウントの構造がいまひとつなので、長距離を走るならサイドに付けたいところです。SC54用の構造ならサイドのほうが信頼できます。



なお、北海道ツーリングを含めてクラウザーのK5を使用しましたが、いい点や改良すべき点がさらに見えてきました。そのあたりを書いてみます。

「いい点」
1.強度、剛性
ケース自体の作りががっちりしています。上に座っても問題ありません。投げてもたぶん問題ないでしょう。ちょっとケース自体が重いですがこの強度の代償だと思えば仕方ありません。

2.マウント
K4,K5のマウントシステムは良く出来ています。ケース側がスチールでマウント側がアルミなので、マウント側の突起が少しずつ削れる運命にある(実際に使用したらわかると思います)のですが、削れても使用には問題ありません。固定の信頼性や容易さなど、総合的に良く出来たマウントだと思います。マニュアルでロックを解除しなければ、そう簡単に外れるとは思えない構造になっています。さらにサイドマウントはたとえロックが壊れてもケースが落ちない構造であり、非常に安心感があります。

「改善すべき点」
1.鍵の差込
鍵が差し込みにくいです。致命的な問題ではないですが、意外と入りにくいことがありイライラします。なお、CB1300SF自体もメインキーシリンダーに鍵を入れにくいバイクですが、それよりさらに入りにくいです。これはなんとかしたいですね。鍵の種類を変えたらよいのでしょうが、さらに高くなりそうです。

2.荷物の噛みこみ対策
荷物がフチに噛みこむと、ふたが閉まらなくなります。たとえば袋の端っことか服の端とかです。少しなら無理やり閉められますが、あまり気持ちのいいものではありません。本来ならきっちり袋などに入れて整然とパッキングするべきであり、そうすればあまり問題はないのだと思います。しかし、適当に入れると意外と閉まりません。そういう意味でシートバッグへのパッキングのような鷹揚さはないです。

4.取っ手
K4はハンドルがありますが、K5にはありません。手を掛けるところはあるので持つことは出来ますが、長距離を持ち運ぶのはいやですね。もう少しきちんとした取っ手がほしいですが、おそらく重量が増えるので付けていないのでしょう。難しいところです。

3.テールランプの見えにくさ
これは特にSC54で問題になりそうです。もともとCB1300はテールランプが高い位置からは見えにくい構造になっているのですが、それが助長されます。
トラックなどの運転席が高い位置にある車両からはトップケースを付けるとテールランプが見えない可能性があります。大した問題ではないかもしれませんが、安全性に関連することですので気になるところです。仕方がないので、私はケースに反射板を貼り付けてみました。気分の問題かもしれませんが・・。
なおGIVIの大きいケースはオプションで連動のストップランプが付くようになっています。カタログでそのオプションを見ても存在価値がわかりませんでしたが、今はわかります。



クラウザーのケースとは関係なくなりますが、クラウザーのサイドマウントはマウントプレート(三日月状のアルミ部品)がサイドのフレームにボルト止めされています。つまり、強度のあるフレームにボルト穴が垂直に存在するわけです。これはうまく使えば何かを付けることにも使用できそうです。アイデアしだいです。
CB1300+クラウザーのマウントは、特にサイドマウントが傑作だと思います。トップはいまひとつ(ボルトが疲労で破断なども聞きます)ですが、サイドはいろんな意味でよく出来ています。

まあいろいろ書いてきましたが、ハードケースはなかなか良いです。もう無しには戻れません。お勧めです。


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