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ハヤブサ ファーストインプレッションその2 [ハヤブサ]

スズキ ハヤブサ(黒)が納車されてから300kmくらい走りました。タイヤの皮むきも終わりましたし、だんだん慣れてきました。その状態でハヤブサのインプレッションを再度してみます。

まあ要するにハイパフォーマンスとフレンドリーさが同居しているいいバイクという感じです。あとは細かいところについて、気づいたことを書いてみます。

300キロほど走っての感想ですが、ハヤブサは非常に乗りやすくとっつきやすいバイクです。もちろん乗りこなせてはいませんが、このバイクの性能を公道で使い切るのはムリでしょう。その意味で、乗りこなすというのがそもそも無意味なくらいの高性能さです。

走りに関してはすごいですが、ホンダのCB1300のようなオールマイティーさはありません。荷物もあまり載りませんし、寒いときの始動の確実さなどはCBのほうが上です。もちろん始動できないというわけではありません。実用上は別に問題ないのですが、CB1300はいつも同じようにスパッとエンジンがかかります。ハヤブサはそこまでではないです。寒いと始動してから1分くらいはややグズる感じもします。

超低速トルクは明らかにCB1300が上です。アイドリング発進はCB1300は何も考えなくてもできますが、隼だとやや気を使います。もちろんハヤブサだって低速トルクがあるほうなのでしょうが、CB1300がありすぎなんでしょう。同排気量ではありますが、フライホイール?が軽い感じがします。空ぶかしでのレスポンスも全然違います。



それでは他に気づいた特徴を箇条書きにしてみます。ハヤブサ乗りの諸先輩方のブログとかWebと内容は同じになってしまいますが、お許しください。

「デザイン」
くねくねしています。これがいいデザインかどうかはよくわかりませんが、とにかくくねっています。特に後ろはくねくねしてます。とりあえず目立つデザインです。どんな色でも目立つデザインだと思いますが、黒も目立つ色だと思います。空気抵抗も少なそうなデザインです。(実際少ないらしいですが)
個人的にはそんなに好きなデザインではないですが、とりあえず印象的なデザインです。


「暖かさ(冬)&熱さ(夏)」
ハヤブサは熱いバイクであるともっぱらの評判です。すぐ水温が上がるとか、熱風が吹き出すとか、フレームが熱くて触れないとかいろいろ聞きます。
実際に夏にどうなるかは知りません。しかし、この晩秋の時期でさえ暖かくて快適です。これは夏はとんでもないことになりそうな予感がします。手に当たる風も少なく、もちろん体に当たる風もカウルがかなりよけてくれます。冬向きのバイクかもしれません。しかし夏は死にそうになるような気がしますな。
グリップヒーターを納車時に付けてもらいましたが、グリップヒーターを使わなくても手に風が当たらないため意外と暖かいです。さらにスイッチを入れると天国です。やはりフルカウルは違いますね。

「低速での扱いやすさ」
全く問題ありません。ドンつきにいたってはCB1300SF(SC54)の初期型よりも明らかにマイルドです。ステアリングの切れ込みやUターン時の違和感などもほとんどありません。ハヤブサは純正でステアリングダンパーが付いていますが、自分が鈍いせいか存在を全く意識させません。ホンダのHESDも存在がわからないらしいですが、そのような自然さこそが完成度の証でしょう。
ただし、Uターンのしやすさに関してはCB1300SFの方がわずかにやりやすいです。ハヤブサはフルロックではステアリングが遠く、リーンアウトの姿勢がやや取りにくいことと、根本的に切れ角がやや少ないせいです。まあ、別に問題ありません。実用的には何の問題もないです。


「荷物」
全然載りません。スーパースポーツとして捉えればこんなものかもしれませんが、今のハヤブサはスーパースポーツという位置付けではないでしょう。ある意味中途半端なバイクですが、どちらかというとハイスピードツアラーでしょう。むしろそんなジャンルを越えて、「ハヤブサ」というジャンル自体があるような気さえします。


「ヘッドライト」
かなり明るいです。諸先輩方の指摘どおりですね。
絶対的な光量、配光とも良好です。HIDに換えている人もたくさんいると思いますが、そこまでの必要は今のところ感じません。CB1300SFはライトが暗かったので雲泥の差です。やはりハイスピードツアラーとしても考えられているのでしょう。


「メーターの見難さ」
メーターの視認性は今ひとつです。スクリーンが低すぎて邪魔なことと、スピードメーターは目盛りが細かすぎて読み取りにくいです。速度計はデジタルにして欲しかったです。あるいは100m/h以下だけ目盛りの間隔を空けるなどしてくれたらすこしマシでしょう。ただスクリーンは換えればよいことなので気になりません。
とりあえずスクリーンは交換です。また速度計は180km/hrスケールのメーターをオプションで設定してもらうか、速度計だけデジタルにして欲しいです。


「ABSがないこと」
ハヤブサにはABSが設定されていません。b-kingにはあるので、是非設定して欲しいところです。「スポーツバイクにはABSは邪道だ」という意見も理解できますが、今やCBR1000RRにも付く時代です。しかも生粋のスポーツバイクとは言いがたいハヤブサなので、安全のためにも是非付けてほしいです。正直言ってABS付きのバイクに乗っていると、ABSなしには乗りたくなくなります。




などなど思ったことをつらつら書いてきましたが、基本的な欠点はないように思います。動力性能は圧倒的ですし、ハンドリングも非常に素直です。(限界域は知りませんし、私にそんなものは必要ではありませn。)

街中をゆっくり走っていても、超高性能マシンを抑えて乗っているという欲求不満感というのがあまりないのが意外でした。そういう意味で優れたバイクです。

ハヤブサは万人向けとは言いがたいですが、ただ乗るだけなら誰でも乗れるでしょう。(バイク自体に乗れるなら) ただし、あっという間に危険な領域に到達するので、自制心がない人には向きません。冗談抜きで生命の危険に直結します。普通に走っていて、あまり手強さを感じないのが逆に危険かもしれません。

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