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ハヤブサ インプレッションその3 [ハヤブサ]

ハヤブサの記事も久しぶりになってしまいましたが、半年前に2009年型の新車を購入してから、約2000kmほど走りました。
その間、スライダーを付け、ハンドルアップスペーサーを入れ、クラウザーのケースを付け、とちょこちょこいじってきましたが、いろいろ感じたことがあります。

半年間乗って感じた感想を改めて書いてみようと思います。ただし、前に書いたインプレッションとかなり重複していますのでご了承ください。まず、わたしのハヤブサは2009年型 GSX1300Rハヤブサ 黒 です。2008年からのいわゆる新型モデルです。

最初に乗ったときに、「なんと乗りやすいことか」と感じましたが、その印象はいまでも変わっていません。車重はそれなりにあるので取り回しにはある程度気を使いますが、前に乗っていたCB1300SFと大体同じくらいでしょう。排気量1300ccの大型バイクとしては標準的だろうと思います。

散々書かれていますが、世界最高レベルのスピード(普通に買えるバイクでは)を誇るバイクですので、パワーは十分です。
たとえば高速道路で2速で本線に合流し、全開にして3速に入れ、そして4速に入れる頃には ふわわkm/hくらいになっています。その状態でもぜんぜん怖くないのがハヤブサのすごさでしょう。
そして本当のすごさはそのような状況でも路面の荒れによってふらついたりしないことです。サスがまさになめるように路面に追従します。町乗りでもサスが硬くて乗り心地が悪いとは全く感じないのに、そのような超高速でも平和なのはすばらしいです。

まあ、人間はパワーにはすぐ慣れます。いくらハヤブサでも、高速道路では慣れてきてすぐ全開にできるようになります。しかし、この高速安定性にはいまだに惚れ惚れします。ちなみにケイマンだとふわわkm/hは怖いですが、ハヤブサだと怖くありません。ケイマンだと、高速域では路面から車が浮いた感触になって楽しくないです・・。




パワーには満足ですがブレーキはいまひとつです。制動力自体は問題ないのだと思いますが、なんとなくフィーリングには不満が残ります。CB1300SFの方がフィーリングは良かったです。
そして、決定的なのはABSが不採用なことです。ハヤブサこそ絶対にあった方が良いです。シャシーよりもブレーキよりも速いエンジンという構成なので、せめてABSはほしいです。




ハンドリングは非常に素直です。クセはほとんどないといっても過言ではないように思います。滑らかに一定速度でバンクし、そして安定します。引っかかりや切れ込みもほとんど感じません。
テクニックがなく、あまり攻められないので本当のところは良く分かりませんが、少なくとも私のレベルでは不満はありません。

以前CB1300SFでがんばって走っていたところをハヤブサで走ってみましたが、気合を入れずにスーッと走れてしまったのには驚きました。自分のテクニックが上がったとはとても思えないので、バイクの差でしょう。路面がかなり荒れているので、CB1300のキャパシティの低いサスとハヤブサのサスの差が出ているのだと思います。




取り回しはCB1300SFと比べてあまり変わらないと最初は思っていましたが、使い込むとハヤブサの方が悪いです。純粋な押し歩きの重さに関しては大差ありませんが、ハンドルの切れ角がハヤブサの方が小さいせいで、取り回しがすこし悪いです。狭い駐輪場などに停めるときなどにはちょっと不便です。また、マフラーが車体の後端まで横に張り出しているので小回りする時にジャマです。CBも張り出していましたが、右側だけだったのでだいぶましでした。まあ小さいマフラーに交換してしまえば問題ないとは思います。
なおこれはUターンではあまり問題になりません。力いっぱい内側に倒せば小回りできますので、テクニック次第でなんとでもなります。

上から見るとこんな感じです。(モトマップより)
gsx1300rk8_st_l.jpg

後ろから
gsx1300rk8_sre_l.jpg




細かいところの使い勝手に関しては、CB1300SFの方がはるかに良く、ちょっと懐かしいです。
CB1300SFのヘルメットホルダーは外部に露出しており、ヘルメットを引っ掛けやすかったですが、ハヤブサだとつけにくくてイライラします。そもそもシートを外してどこかに置く必要があり、ワンアクション余計な手間がかかります。
荷物の積載量は比較にならず、ほとんど何も載せられないので何か買うときにはハードケースを持っていっていますが、これも余計な手間といえば手間です。
このあたりにケチをつけるのはお門違いであることは認識していますが、ハヤブサはストイックに速さを追求したバイクではないので、もうちょっととつい思ってしまいます。




だんだん暖かい季節になり、噂の「熱さ」の洗礼を受けました。確かに熱いです。フレームは触れないくらいの温度になります。購入店の店主は「80度くらいになる」といっていました。スズキの逆車を20年ほど開発していた人のコメントなので本当なんでしょう。短パンで夏にハヤブサに乗るのは自殺行為です。(まあ短パンでハヤブサに乗ること自体がそもそも間違ってますが)
というわけで、フレームカバーをつけてもらいました。カーボン調ですが、正直いってカーボン調でなくてもいいので、もっと安いカバーを発売してほしいです。あるいは、最初から断熱塗装をしてほしいです。いくらなんでも熱すぎです。
ちなみに、2010年モデルのカナダ仕様(モトマップ正規品)はフレームに注意書きのステッカーがいっぱい貼ってあります。やりすぎだと思うぐらい貼ってありますが、それなら少し熱さはマシかもしれません。
本末転倒ですが、ちょっとびっくりしました。デザインを乱すくらい目立ちます。デザイナーが見たら悲しむと思います。




ハヤブサはいい意味でも悪い意味でも目立ちます。特に自分のは黒に金色(マジョーラ)で、錦鯉みたいでとても目立ちます。
個人的には2008-2010年のなかで2009の黒色は一番いい色だと思いますが(あくまで個人的意見)目立ちます・・・。そのへんの小学生がじっと見ていることもあるし、盗難されそうで気も使います。

まあ、いろいろ書いてきましたがハヤブサはいいバイクです。とても満足しています。アクセル全開一発で気分爽快になるという意味で、究極の趣味のバイクという感じです。
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