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ケイマンwith 右ハンドルの不満点 [ケイマン]

ケイマンが設計されたドイツは左ハンドル&右側通行の国です。そのため、基本は左ハンドルです。

しかしわたしのケイマンは右ハンドル仕様です。昔は左ハンドルが多かったそうですが、最近は右ハンドル仕様が増えています。
右ハンドルでほとんど不便さはありませんが、それでもわずかに不満点はあります。そのあたりについて書いてみます。

右ハンドルマニュアルです。ステアリングとシフトレバーはGT3の純正ですが、ほかはノーマルです。
short_shift_16.jpg

まずお断りしておきます。今回書いた内容は私の実感ですので、感情的な意見はお断りします。究極的には好きなものを買えばよいわけで、あくまで私の意見として受け取ってください。


たまに2chなどで左ハンドル信者と右ハンドル信者の議論を見ることがありますが、まあはっきり言ってどっちでも大した問題はないと思います。しかし、ポルシェ本社によると、右ハンドルを用意してるのに左ハンドルが売れるのが良くわからない、とのことでした。それもまあ理解できます。


結局、日本は右ハンドルの国ですから道路などは右ハンドル用に設計されています。そのため、問題ないなら右ハンドルを買うべきといえるでしょう。
それでも左ハンドルを買うと言うことは、「右ハンドルが左ハンドル仕様に劣っている点があるかどうか?」が問題の本質でしょう。これについて書いてみます。




1.ペダルオフセット
左ハンドルの場合は、ABCペダルとホイールハウスとの干渉が避けやすいですが、右では不可避です。これは本質的な問題ですが、実際にはあまり問題ないと思います。少なくとも私はまったく気になりません。997や987はそんなに問題ないと思います。986やそれ以前は結構ひどかったそうですが、知りませんし興味もないので割愛します。

これについては以前書いたので、そちらをごらんください。
http://jl4ouf.blog.so-net.ne.jp/2008-11-06


2.ブレーキフィーリング
マスターバックや配管の取り回しの影響で、左ハンドルの方がフィーリングが良いということが言われているようです。これは比較したことがないので判断不能ですね。昔はそういうことがあったのかもしれませんが、少なくとも987の右ハンドルで不満を感じません。


3.サイドブレーキの引きにくさ
ネットであまり見たことがありませんが、右ハンドルはサイドブレーキが明らかに引きにくいです。右も左もセンターコンソールが同じなので、右ハンドルの場合、サイドブレーキのレバーが体から離れます。是非ディーラーで引いてみてください。かなり引きにくいです。
ポルシェは不当に高い値段をつけているくせに、こういうところの詰めが甘いんですよね。たぶんブレーキの台座のアルミ鋳造の型代とコンソールの型代を嫌ったのでしょう。いい加減です。
とくにこれが問題になるのが、右MTの場合です。エンジンをかけたまま停車しておく場合には、車を止めるのはサイドブレーキだけになります。ATならパーキングに入っているでしょうから問題ないでしょう。
私は一度高速のサービスエリアで、サイドブレーキが引き足りず前のミニバンに軽く突っ込んだことがあります。たいしたことではありませんが、設計にちょっと腹が立ちました。
これは右ハンドルというか右MT限定の問題なので、一般的には問題ないでしょう。(右MTはほとんど無いので)


4.ステータス
外車(この呼び方自体も死語?)は左、というような宗教があるようですね。個人的には、左が偉いとはまったく思いませんが、こういう左ハンドル信者の人は結構いるようですね。現行のポルシェ車は、すでにマニア向けの車ではなく、そういう人向けには作っていません。そういうこだわりがある人は、クラシックポルシェとかロータス、スーパーセブンなどを買ったほうが幸せでしょう。997,987(後期型は特に)に関しては、そういうことを気にする人は買わないほうが良い感じです。
結局、ステータスというのは他人がどう思うかが重要ですが、ほとんどの人はそんなことなど気にしていないのではないでしょうか?




いろいろ書いてきましたが、わたしは右ハンドルにして後悔したことはほとんどありません。上記のミニバンに突っ込んだときがほとんど唯一の例外です。

新車で左か右か迷うなら、右にしておけば大体間違いないでしょう。ATとMTと迷うなら、ATにしておくほうが無難なのと同じような感じです。

ただし中古で左しかないなら、それでも問題ないと思います。駐車場以外では、左で困るというのもそれほど無いのも実情でしょう。

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