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ジェッター購入 [電動アシスト自転車]

これまでパナソニックのハリヤ(電動アシスト自転車、以下電アシ)を購入し、改造して乗ってきました。しかし、色々不満も出てきたため、ジェッターを買いました。
ジェッターもパナソニック製です。電動アシスト自転車としての心臓部はほとんど同じです。それではなぜ買い替えたかということですが、ハリヤの安物感に飽きてきたからです。

ハリヤとジェッターでは、自転車としての(”電動”自転車としてではなく)品質はジェッターが上です。まあ値段が違うから当たり前という突っ込みはなしです・・・。

ちなみにジェッターの通販での相場はこちら。


なお製造元のページはこちらです。
http://cycle.panasonic.jp/products/electric/enhc3/

2011年モデルでは、バッテリー量が8Ahに増えました。さらにフレームサイズが2種類になり、490mmの大きいサイズが追加になりました。今回購入したものは、大きい方の490mmのモデルです。

ちなみに、2009年モデルのハリヤと比較するとこんな感じです。もちろん左がハリヤです。右のジェッターが一回り以上大きい印象です。乗ってもかなり大きく感じます。
また、この写真でもわかると思いますがハリヤは「ゴツい」感じで、ジェッターは「スリム」な感じです。タイヤの太さが強く影響しているのだと思いますが、見た目の印象もだいぶ違います。

jetta_1.jpg

上記のメーカーのページでは、適応身長は440mmモデルで149cm以上、490mmモデルで156cm以上となっています。少なくとも180cm以上の身長の方は間違いなく490mmにしたほうが良いです。170cmくらいでも490mmの方がよいような感じです。



乗ってみると、ジェッターはハリヤに比べて明らかに自転車としての基本性能が上回っています。踏んだときのレスポンスとか、全体を通して伝わってくる品質感などはかなり違います。

とくにホイールとタイヤの差が大きいのだと思いますが、路面のよいところでは滑るように進みます。気がつくと25km/hくらいで巡航していたりします。そして、その状態では電動の意味はまったくありません。アシストがかからないので、ただの重いクロスバイクです。
ハリヤでは、そのような感覚がほとんどありません。滑るように進むというよりは、電動のパワーで重たいものを押しのけるという感覚です。もちろん極端な差はありませんが、違うことは違います。


ちなみに価格の差はこんな感じのようです。
ハリヤの相場です。実勢価格でジェッターより3割くらい安いのが相場のようです。





ハリヤと比べて、ジェッターのどこが違うのかをこれから書いていこうと思います。カタログを見ればわかることも書いてありますが、あしからずご了承ください。

1.サイクルメーター
いわゆるサイコンです。これはかなりの優れものです。スピードが表示されますし、もちろん距離も表示されます。このあたりは後付のサイコンでも表示されますので、特に優れているというわけではないです。
またバックライトが点きます。フロントライトと連動して点灯しますので、夜でも見やすいです。ただし、真っ暗な時はちょっとまぶしいので、輝度を落としたいところです。
あとは電池の残量と現在のアシスト量が表示されます。特にアシスト量の表示が参考になります。リアルタイムでの表示であり、ここは後付のサイコンでは無理な機能でしょう。
個人的には、このサイクルメーター部分だけで1万円以上の価値はあると思います。

2.ホイール&スプロケ&タイヤ
シマノのコンプリートホイール WH-T565が装着されています。もちろん?というかカセットスプロケットですし、前後ともクイックリリースです。ハリヤとはサスペンションの有無、タイヤ幅などが違うので、ホイールだけの差かどうかはわかりませんが、きちんと漕いだだけ前に進む感じがします。軽いホイールではないようですが、満足しています。

単品だとこの程度の価格です。


後輪もクイックリリースです。後輪までクリックリリースの電アシはほとんどありません。
jetta_2.jpg

フレンチバルブです。後輪には、英式バルブへのアダプターがついています。微妙な配慮です。ロードバイクや本格的クロスバイクとして売っているわけではないということが見え隠れします。
タイヤはどこかの700*32Cのタイヤがついています。スリックではありません。
jetta_3.jpg



3.リジッドフォーク
ハリヤを購入する前は、フロントサスペンションはあったほうが良いと思っていましたが、乗り始めると街中では要らないことがわかりました。適切に抜重すれば何の問題も有りません。セローでのウィリー&段差乗り越えと比べると自転車での抜重などどうということはありません。

当然乗り心地に関してはジェッターのほうが硬いです。サスありの26*1.5HEとサスなしの700*32Cを比較すること自体に意味がないので、問題点ではないでしょう。ただし、乗り手にある程度の技量を要求することは確かです。




2chでのまとめ?のページですが、このまとめは良く出来ています。違法改造?についても散々書いてありますが、これを読めば各種スポーツ電アシの特性は良くわかると思います。ちなみにジェッターとハリヤの項目については全面的に賛成です。
http://www26.atwiki.jp/den-assist/pages/17.html


街中を走っての感想ですが、ジェッターはハリヤよりもさらに電動の恩恵が少ない感じがします。スポーツ車なのに電動の意味がないというのは矛盾しているようですが、ジェッターだとアシストの限界である24km/hにあっという間に到達します。
そして実際に乗るとわかると思いますが、20km/h以上ではほとんどアシストはされませんので、巡航中はアシストのないクロスバイクと化します。もちろん少しでも上り坂であれば、そんなに速くは巡航できないのでまた電アシに戻ります。

上記のページにも書いてありますが、ジェッターはノーマルで8Ahの大容量バッテリーを積んでおりセッティング的にアシストが弱いため、実際の航続距離が長いそうです。これは確かに実感できます。明らかにハリヤよりもバッテリーが減りません。

電アシ特有の部分以外のフィーリングに関しては、ハリヤよりだいぶ高級な感じを受けます。わたしはクロスバイクはTREKの7.5FXしか乗ったことはありませんが、それに似たそれなりに整った反応を返してきます。

いわゆる本物の自転車に乗っている人はハリヤではなくジェッターを買ったほうが良いと思います。とくに、ジェッターの165000円という価格が高いと感じない(一般人からすると感覚のずれた)人はジェッターを購入することを強く勧めます。
ハリヤだとガマンできずに改造地獄に入ってしまうかもしれません。まあ、それはそれで楽しいと思うので、否定はしません。


なお、改造ベースとしての素性に関しては、ハリヤの方が上だと思います。軽量化のマージンがハリヤのほうが大きいので、やり放題かもしれません。

最近散財しているので改造はしばらくしない予定、でしたがガマンできずスプロケと交換工具を買ってしまいました。自転車は乗るのも良いですが、改造も楽しみの一つです・・・。
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