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電気工事士(第2種) 受験 [無線資格]

自分の仕事とは何の関係もありませんが、趣味の資格集めの一環として電気工事士の資格に挑戦してみました。
まったくの素人なので独学で勉強しましたが、それほど難しくないというのが印象です。しかし、準備をせずに合格することは絶対にないでしょう。とくに技能試験は繰り返し練習することが必要だと感じました。

これが筆記試験に使用したテキストです。


こちらは技能試験用のテキストです。


繰り返しですが、この資格は私の仕事とはまったく何の関係もありません。それでもこれまで無線などの電気関係の資格はいろいろ取ってきました。単なる資格マニアなのですが、試験勉強をすることでいろいろな知識が付きます。これまで知らなかったことをたくさん知ることができるので、その意味では有意義だと考えて資格をとっています。

ちなみに電気工事士というのは要するに「コンセントの向こう側をいじることができる資格」といえるでしょう。
コンセントにプラグをつなぐのは誰がしても良いわけですが、コンセント自体を取り替えるにはこの資格が必要になります。

Wikipedia - 電気工事士
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E5%A3%AB



自宅の配線をつつくだけなら第1種は不要で、第2種でよいです。そのため話を今回受験した第二種のみに限定します。なお、私が受験した試験は平成24年度の下期です。

第二種の試験は2段階になっており、筆記試験と技能試験があります。まずは筆記試験があり、その合格者のみが技能試験を受けることができるようになっています。

筆記試験の勉強は正味では1ヶ月程度しかしていません。前述のテキストを隅から隅まで読み、巻末の過去問を繰り返し解きました。他のテキストは使用していません。あとはインターネット上のサイトなどを補助的に使用しただけです。テキストをいろいろつかっても迷うだけなので、ひとつに絞りました。
ただし、過去問集に関してはもう一つあっても良いかもしれません。電気工事士の筆記試験は繰り返し同じような問題が出題されているので、過去問は多くても良いです。(必ず必要とは思いませんが)

試験対策としては普通の試験勉強をすればよいと思います。いろいろなやり方があると思いますが、わたしはまず解説を一通りさらっと読んでから、過去問をやりました。それでわからないところを解説で確認しながら進めていくようにしました。何度か繰り返してやればそのうち覚えます。完全な独学でしたが、それほど難しいとは感じませんでした。本試験でも90%程度の正答率でした。



第二種の電気工事士試験で問題となるのは、やはり技能試験でしょう。学科試験は本を買って勉強すれば何とかなりますが、技能試験は本を読んだだけでは”絶対に”合格できないタイプの試験です。電線と器具を買って何度も練習することが必要です。工具もそれなりに必要です。

工具は一通りは持っていますが、自動車整備用のものばかりで電気工事用のものは持っていませんでした。そのため試験用の工具セットを新たに購入しました。

ホーザン S-19



そして、秘密兵器?である、VVF用ストリッパーです。
ホーザン P-957


P-957は、まさに試験のためだけに作られたといっても過言ではない道具です。スケールが工具自体に記載されていたり、(試験のためには)使えば使うほど良くできていることが実感できる道具です。


あとは腰袋を買いました。ホームセンターで安いのを適当に買っただけです。机が狭いことがあり、その場合は工具を置く場所があまりないことがあるそうです。そういうときには、腰袋に工具を入れると良いとのことで、準備しました。結果的にはまあどちらでも良かったような気がしますが、あって悪いことはないので、準備しておくと良いかもしれません。



あとは器具や電線のセットですね。いろいろなところからでているので、セットを買うほうが手間がなくてよいでしょう。結構高くてうんざりします。私はネットでセットを購入しました。これだけで十分でした。

平成24年度用 電線セット



平成24年度用 器具セット





技能試験は候補問題があらかじめ公開されています。そのため、複線図などは丸暗記でもまあ問題はありません。ただし、そういう対応をするとちょっとした不注意などでミスをしやすくなるので、普通に正攻法で取り組みました。

参考書に書いてあったオススメ法を紹介してみます。たしかに良い方法だと思います。

1.単線図を複線図に直す練習をする。
2.まずは適当にどれかの問題を選び、正確に組み立てます。時間はいくらかけても良いので、ゆっくり組み立てます。
3.出来上がったものをばらします。
4.同じことを繰り返して、候補問題を一通りやります。
5.それぞれの問題の特徴的なところだけを重点的に復習します。

私は全問題を3回作りました。毎日仕事が終わった後にひとつずつ組み立てましたが、結構楽しかったです。
2.の分解というのは、組み立て間違ったときのリカバリーの練習だそうです。
ちなみに慣れてきたら、完全に本番スタイルでやることをお勧めします。狭い机に座り、時間を計って複線図を描くところからやると良いです。




練習を繰り返すとだんだん慣れてきて、完成時間が20分くらいまで短縮したところで試験に望みました。(試験での制限時間は40分です。)

本番でも25分くらいで完成し、5分かけてゆっくり点検をしました。特に問題なさそうだったので10分はボーっとしていましたが、周りをみても結構みなギリギリまで作っていた感じでした。

何がポイントかというといろいろあるのでしょうが、個人的には「工具の持ち替えをしない」というのが最大のポイントだと思います。前出のP-957のみで全作業の70%以上はいけます。ものさしなども事実上は必要ありません。ただし、これにはある程度慣れが必要なので、結局は練習という当たり前のアドバイスになってしまいます。



まだ試験結果の発表はないので、通っているかどうかわかりませんが、受験した感想はこのような感じでした。参考になれば幸いです。
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