タイヤ空気圧（TPM）センサー交換

以前タイヤ空気圧センサー（以下TPMセンサー）の電池が切れたことを書きました。交換するかどうか非常に迷いましたが、それでも一応交換しました。

おそらくポルシェのTPMセンサーを交換した人は少ないと思いますので、そのあたりのことを情報として書いてみます。

今回交換した新品のセンサーです。


前記の通りタイヤ空気圧センサーは無くても走れます。電池切れになっていても、定期的に警告が出る程度で、それ以外に不具合はありません。つまり、メーターパネルに警告灯が出るのが気になるかどうかです。

また当然ながらセンサーの交換にはタイヤ交換とまったく同じ作業が必要になります。そのため、タイヤを新品に交換するときに、合わせてセンサーを交換するのが良いでしょう。

ただし題はセンサーがかなり高価なことです。ディーラー価格では、1個が2.5万円くらいします。いつものことですが、ポルシェの部品の日本価格は高く、殿様商売であることが問題です。ちょっと手間をかければ維持費が安くなることがわかっているため、なんだかディーラーで部品を買うのがためらわれます。

ただし、今回はTPMセンサーに関してはディーラーで買いました。その理由は2つあります。

1.電波法の関係
TPMセンサーは微弱ではありますが電波を使用しているため、日本の電波法の規制を受けます。つまり、海外から買った時に使えるかどうかが確証が持てないということです。この意味では、確実に適合を確認できる正規ディーラーのほうが安心といえると思います。

2.交換の工賃
タイヤの脱着を伴うため、工賃がそれなりに高くなります。まあ、自分でタイヤを外して店に持ち込めばとんでもない価格にはなりません。ただし自分で交換することは不可能ですので、かならず工賃はかかります。例外は新品タイヤへの交換の時に同時にするときだけでしょう。

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今回は購入したディーラーにTPMセンサーを送ってもらいました。前記の通りセンサーとバルブで2.6万円程度でした。4個交換で12万円弱となります。

今回の部品はこんな感じで送付されてきました。これまでのセンサーは白かったですが、今回は茶色です。



センサーのアップはこちら。（再掲）



センサーの交換はそのあたりの店に頼みました。自分でケイマンのタイヤを外し、自宅から一番近いタイヤ屋にホイール＆タイヤだけの状態にして持ち込みました。センサーを見せて交換を頼んだところ、工賃にはだいぶ悩んでいましたが、1本2100円にしてくれました。かなり安くしてくれたと思います。

1時間ほどして完成したので、アイに搭載して自宅に持って帰り、ケイマンに装着しました。それにしても17インチとはいえ、かなり重いです。17インチでこれなら、19インチや20インチはどうなるのでしょう。あまり考えたくないですね。

そのあとは、走っていると勝手にTPMシステムがリセットされ、自動的にセンサーを認識します。テスターでのコンピューターのリセットなどは必要ありません。（この点についてはあらかじめディーラーに確認済みです）

学習？中にはこのようなメッセージが出ます。このリセットにはかなり時間がかかります。15分？ほどでしょうか。

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今回はTPMのセンサーのみの交換としました。交換までに紆余曲折はありましたが、このポルシェのTPMセンサーに関しては、タイヤ交換の時に予防的に交換しておくほうが良いように思います。

センサーの電池の寿命に関しては3年などと聞いていましたが、私の場合は6年＆2万キロ持ちました。ただし、どこまで持つかはわからないので、確定的なことは言えません。
そもそもタイヤの賞味期限は3-4年程度であり、それくらい経てば走行距離にかかわらずタイヤも交換が望ましいと思います。とくにポルシェのようなハイパフォーマンスカーであればなおさらでしょう。そのくらいでタイヤを変えるのであれば、その時にセンサーを変えておくほうが工賃の節約になってよいと思います。

ただし、センサーの電池が切れるまで交換せずに乗り続け、電池が切れてからその次のタイヤ交換までエラーメッセージを無視するというのもアリだろうと思います。（これはエラーメッセージがどれだけ気になるかという性格による部分もあるでしょう。）

まあ、いろいろ書きましたが、根本的にはセンサーの価格が高すぎることが問題の元凶です。これがセンサー1個1万円程度であれば、悩む必要はないと思います。