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冷却水配管断熱 [アイ(ガソリン)]

ミッドシップであるアイの暖機はかなり遅いです。これは買う前からわかっていたことであり、仕方ないことだと思っていますが、寒い朝の通勤時は身に沁みます。

ということで、少しはマシになるように冷却水の配管を断熱しました。一応効果は感じますが、劇的な効果というわけではありません。

今回はその辺りのことについて書いてみます。

参考までに私の今の通勤距離は2km弱です。大体7分くらいで到着します。途中に激しい上り坂がありますが、そのほかはフラットです。渋滞もまずありません。

このような条件ですので、気温0度くらいの時に走り出すと、着いた時の水温は大体40度くらいです。
アイのオートエアコンでは、ヒーターは水温が50度になるまでファンが起動しませんので、結局空調を使用しないまま職場に到着してしまいます。

そこで、みんカラの先人の知恵を拝借しました。

こちらです。
http://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/168733/257347/note.aspx

今回の細工は、要するに上記の加工の完全なマネです。アンダーカバーを外し、床下の配管を露出させます。
冷却水は3本あります。 以下はエンジン側からの記載です
1. ラジエターへ
2. ヒーターコアへ
3. ラジエターからのリターン(ヒーターコアからのリターンが途中に合流します)

この三本を水道用の断熱材を巻きました。かなりいい加減な加工であり、床下の前後がそのままなので全く完全な断熱にはなっていません。本来なら露出部の全部を断熱する必要がありますが、お手軽にできる範囲のみの加工としてみました。(写真は撮り忘れたのでありません。)

しかし、これだけの加工ですが、明らかに効果があります。前述の職場に到着時の水温が45-50度くらいになった感じです。たったそれだけかと思われるかもしれませんが、効果は明らかです。



しかし、最近は途中があまりにも寒すぎることと、水温が上がりきる前に到着してエンジンを切ってしまうことで、オイルが傷むことが気になります。そのため、出る前に5分ほどアイドリングで暖機しています。環境には良くありませんが、5分ほどだけでも走りだしの水温が35度くらいにはなります。到着時は60度以上になっています。まあ5分くらいなら、環境的にも経済的にも許容範囲ではないかと思います。


しかし、根本的には冷却水への排熱回収システムをつけてくれれば解決する話です。あるいは、プリウスみたいに冷却水(というか温水)の魔法瓶をつけてくれてもよいです。


最近はガソリンエンジン車(とくにハイブリッド)でも、エンジンの効率が良くなったせいで暖房が厳しくなってきているようです。
今後は、車も住宅のようにQ値(放熱量)やC値(気密性)が問題となる時代に入ってくるかもしれません。とくにEVでは致命的に効いてくると思われ、コストを投入する価値が出てきたかもしれません。実際にリーフはマイナーチェンジで断熱性の向上を謳っていました。

ただこれはGT-Rのような、ある意味旧世代の車にとっては関係のないことですね。

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