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軍艦島 [その他]

今回仕事関係で出張があり、ついでに「軍艦島」に行ってきました。軍艦島は通称であり、正式には「端島」というようですが、軍艦島のほうがはるかに有名でしょう。

世界遺産ではありますが、どちらかというと廃墟マニアの聖地です。

参考書はこちらなど。


軍艦島は、単なる無人島と言えば無人島です。しかし、一時期はとてつもない人口密度を伴った「早すぎた未来都市」(軍艦島入門 より)です。そして、一気に無人島となったため、以前の生活が保存されており、かつ荒れるに任せられているところが魅力です。

やはり、軍艦島の魅力はやはり「廃墟感」でしょう。いろいろ理屈はつけられるとは思いますが、そんなものはどうでもよく、「廃墟」「廃道」「廃隧道(トンネル)」に良くわからない魅力を感じる人にお勧めします。もちろん自分もそちら側であり、「山さいかねが」を愛読しています。

ちなみに、軍艦島の魅力やデータ等はWikipediaが詳しいです。

Wikipedia - 端島(長崎県)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%AF%E5%B3%B6_(%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C)


また、上で紹介した本は参考本としてなかなか良いです。たとえば、軍艦島は炭鉱の島なわけで、まずは石炭の種類についての説明から始まります。理解しやすいように基礎知識が広く解説してあるのが良いです。エピソードなどもいろいろ載っています。

世界遺産登録されてから軍艦島は流行っているので、ネット上にも情報は多いですが、網羅的や系統的という意味では印刷物も捨てたものではありません。結構この本はお勧めです。ちなみに著者の黒沢氏は、廃道クエスト、廃道レガシーなどで平沼義之氏と一緒に旅をしている人です。




なお、軍艦島はツアーでしか上陸できません。現時点では5社が運航しているようですが、それぞれ個性があるようですが、今回は空きの関係で「軍艦島コンシュルジュ」を選びました。特に不満はありませんでしたが、比較したわけではないのでどこが良いのかはわかりません。ネット上にも、あるいは上記の本にも各業者の比較があるので、参考にしたらよいと思います。

ただ、軍艦島は上陸に条件があり、できれば上陸できる可能性の高い時期がよいでしょう。やまさ海運のWebに上陸率が乗っていたので参考になるかもしれません。
やまさ海運: http://www.gunkan-jima.net/



廃墟の魅力に関しては、とくに理由はなく好きですので細かい説明はしません。いいと思う人だけ行けばよいと思います。

上陸前にぐるっと島のまわりをまわってくれます。この写真はまさに「軍艦」のように見えます。いい名前を付けたと思いますね。砲塔もあるように見えます。
gunkanjima2.JPG

なお、タクシーの運転手が言っていましたが、軍艦島のまわりは良い釣り場らしいです。当日も漁船が操業していました。妙なコントラストでシュールな感じです。
gunkanjima1.JPG



当日は無事に上陸して、いろいろ見学しました。ただ、何があるかというとなにもありません。ちょっと拍子抜けする感じもありますが、良くわからないオーラみたいなものはあります。ただ、観光地化されすぎているキライはありますね。(贅沢かもしれませんが)

日本最古のRC作りの建物である30号棟です。地震がきたら倒れそうですが、それもそれで味かもしれません。
gunkanjima3.JPG


軍艦島は、現在見学できるのは南側のみです。北側にも通路を伸ばす予定があるらしいですので、伸びたらもう一度行きたいですね。



廃墟マニアとしては、次に行きたいのはウクライナのプリピャチですね。チェルノブイリで廃墟となった街です。
Wikipedia - プリピャチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%A3%E3%83%81




ちなみに、出港地のとなりにはこの客船が停泊していました。軍艦島もよいですが、この船にも乗りたかったです。統合電気推進の 「Ovation of the Seas」です。ロイヤルカリビアンクルーズのフネです。18万トンらしい。
Ovationofseas.JPG

また、たまたま同業者と一緒になり、初対面にもかかわらず行きと帰りに車の話をずっとしていました。E92のM3、GT-R、981なんかの話を延々としていました。となりのオバサンには完全に「連れ」と思われていましたが、全く初対面でした。軍艦島もよかったですが、その話が最高に楽しかったです。



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