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「フェラーリ メカニカル・バイブル」 書評 [クルマ関係]

今回も本を紹介してみます。フェラーリは自動車芸術の一つであり、好きなひとは好きな車でしょう。自分はそれほど好きではないですが、F355のシビれる音や458スパイダーの爆音はなかなか良かったです。

ただ、フェラーリの実像というのは神格化というか神話化されている印象であり、実際にどうかというのは今一つ良くわかりません。この本は「機械としてのフェラーリ」についての実際の姿(と思われるもの)が詳細に記述されています。

こんな本は他にありません。まさに「バイブル」です。
これのポルシェ版を誰か出してくれないでしょうかね。絶対に買いますが。

「フェラーリ メカニカル・バイブル」 Amazonにて


この本は、清水草一氏がベストカー誌で最近良く紹介している平澤氏が書いた本です。私は見たことはありませんが、ブログの内容を加筆してまとめたものとのことです。

300ページにわたって歴代のフェラーリの構造や弱点、整備の要点などが延々と書いてあります。この本がすばらしいのは、そのような具体的な記述の合間に、設計の考え方や、時代背景などがにじみ出ることです。

自分はフェラーリのことにはあまり詳しくありませんが、この本を読めば、少なくともフェラーリの市販車については一通りの知識を得ることができそうです。特にF40やF50についての解説は相当力が入っています。

内容についてくどくど説明しませんが、この本に関しては、フェラーリに興味がある、フェラーリを買う気がある、あるいはもう持っている人にとっては必携ではないでしょうか。

この本の1800円という値段は信じられない価格です。このような有益な情報をたったの1800円で得られるとは信じがたい。考え方によっては10倍でも安いかもしれません。

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