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リーフ 60Kwhバージョン発売 [クルマ関係]

日産の電気自動車(EV)である「リーフ」がマイナーチェンジしました。以前から出る出るといわれていた、バッテリー増量&パワーアップバージョンです。グレードは「e+」と命名されています。

EVは「航続距離がすべて」というようなタイプの車なので、バッテリー増量がい改良であることは間違いありません。それでもいろいろ問題点はありそうです。とくに問題と思うのは、バッテリーの冷却システムが結局装備されなかったことでしょう。

今回はそのあたりのことを書きます。

日産のページです。
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html




モーターファンのリーフe+の解説ページです。バッテリーのことばかり掲載されていますが、e+を理解するうえでは正しい解説でしょう。本質をついていると思います。
https://motor-fan.jp/tech/10007680


なお、EVを実際に使用しているユーザーの立場からは、使い勝手からみてバッテリーの増量自体に悪い点はありません。文句なく良い改良です。
もちろん遠出がやりやすくなるという単純な利点もありますし、フル充電にしなくて良い場面が増えるためバッテリーの寿命にも良い影響があるでしょう。また全体の容量が増えることで、急速充電の受け入れ能力も高くなっていることも期待できます。

しかし、リーフは特に夏に高速道路で遠出をした場合には、バッテリー温度がどんどん高くなります。リーフはアイミーブ(16kwh)のような積極的なバッテリー冷却システムを持たないため、急速充電がだんだんできなくなるのが以前から指摘されていました。このことは、実際にリーフを使っているユーザーには知れ渡っている欠点ですが、やはり改良されませんでした。次まで待つしかないのかもしれません。

しかし、冷静に考えると60kwhというと、自分のアイミーブ、(16kwh)の4倍です。16kwhでも街乗りでは全く問題なく、便利に使っていることを考えると、上記のような使い方自体がそもそもEVとしては間違っているともいえます。低負荷で短時間かつ断続的に使うという、EVとして正しい使い方をしている限り冷却云々は関係ない話です。



例によってつらつら書いてきましたが、個人的な意見ではそもそもEVは新車で買うようなカテゴリーの車ではありません。あまりにも中古が安いからです。そのため、バッテリーが劣化した中古を買って、その上で自分でさらに乗ってから駆動用バッテリーを交換するのが賢い買い方でしょう。それでも新車よりははるかに安く上がるはずです。

これまでの歴史から、リーフに関してはバッテリーの劣化がどのくらい起こるかの情報がメーカーから公開されないだろうと思われ、e+が市場にでてから数年間は待つべきだろうと思います。
その上でバッテリーの新品交換の価格がいくらかを確認し、リアルワールドでのバッテリーの劣化がどのくらいかがはっきりしたうえで、中古の購入を検討するべきでしょう。

あとはこのブログでも何度か提唱していますが、燃焼式ヒーターの装備です。社外品でよいのでキット化してほしいところです。EVの暖房にかんしてはそのほうがCO2排出が少ないと思います。
冬にかんしては、バッテリーの増量よりも航続距離に効くのは間違いないでしょう。10L位の灯油(軽油?)タンクをつければ全く問題なさそうです。



いろいろ書きましたが、それでもアイミーブ乗りからみると60kwhは憧れです。うらやましい限りですが、正直街乗りにそんなにバッテリーがいるのか、という気もします。(ひがみかもしれませんが。)
ただ、パワーがあるのは純粋にうらやましい。EVのパワー感は同じパワーのガソリン車の比ではありません。おそらくe+のパワー感はすさまじいだろうと思います。そこは純粋に良いと感じます。(一般的にはどうでもよいところでしょう。)


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