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メガネレンズ破損(ガラス) [その他]

ずっと眼鏡をかけていますが、このたび不注意でメガネを道路に吹っ飛ばしてしまい、レンズが割れました。
悲しいですが、ガラスレンズなので仕方ありません。最近はガラスレンズの方はあまりいないだろうと思いますが、自分は気に入っているので、ガラスレンズについて書いてみます。

割れてしまいました。ガラスの宿命です・・。
ガラスレンズ.jpg



昔からメガネを愛用しており、管理が面倒なことからコンタクトは使ったことはありません。
また、これまで何度もメガネを作ってきましたが、最近10年くらいはずっとガラスレンズです。”光学機器はガラス”というあまり根拠のないこだわりでそうしているだけですが、やはりプラスチックより見え方はよいように思います。また、傷が入りにくいのは確かです。熱にも強いですが、ガラスはいかんせん割れます。といっても、自分としてはフレームに入った状態でレンズが割れたのは初めてです。(フレームの破損により、レンズ単体が落ちて割れたことは何度もあります。)

しかし、ガラスレンズは手間がかかるため店では嫌がられます。レンズ自体の価格も高めです。さらに、フレームを選びます。ある程度丈夫なフレームが必須で、フレームレスは論外です。いろいろ気を付けることが多いようです。それでもめげることなくガラスを指定し続けてきました。



レンズの特性として、プラスチックに比べてガラスの屈折率は高いです。1.7などはふつうにあり、もっと高いものもあります。
また、製品によりますがガラスはアッベ数が高い傾向にあります。

アッベ数
https://ja.wikipedia.org/wiki/アッベ数

これが高いと、色分散が減りにじみが少なくなります。ちなみに、プラスチックでも屈折率が高いほどアッベ数が低くなりますが、このような不都合かつ説明しにくい数値は、通常店頭のパンフレットには記載されていません。
ちなみに、プラスチックは屈折率が高いほど比重が高くなり、重くなります。屈折率は通常低いほど軽く、屈折率だけでレンズを選ぶのはあまり賢くはありません。
店では「屈折率が高いほど良いレンズ」というようなセールスをしていますが、かならずしもそうではありません。総合的な判断が本来は必要です。



ちなみに、今回も前回と同じガラスレンズを選択しました。ホッタレンズの1.7AE1-SVというものです。
屈折率が1.7で、ガラスとしてはまあまあです。ちなみに屈折率1.7なのにアッベ数は52でかなり高いです。40以上あれば実用上大差はないともどこかで読みましたが、これはすごい。

パッケージはこちら
1.7ae1-sv.jpg

このレンズは風景がシャープにみえるように思いますが、気のせいかもしれません。ガラスレンズの弱点である重さも、自分としてはあまり気になりません。


ということで、高くて、重くて、フレームを選ぶガラスレンズをこれからも使っていこうと思います。製造中止にならないことを祈るばかりです。


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