水上機視察 「せとうちSeaplanes」

最近航空機のことをあまり記事にしていませんが、興味がなくなったわけではありません。
この度、日本で唯一水上機での遊覧をしている「せとうちSeaplanes」を見てきました。（以下瀬戸内シープレーンズと記載します）

https://setouchi-seaplanes.com/

乗ったわけではなく、見ただけですが十分楽しめました。控え目にいっても最高です。とくに、ポルコロッソ・カラー？がよく似合っていました。

こんな感じです。




ちなみに、「ポルコロッソ」の意味が分からない方は検索ください。「紅の豚」でもいいです。
飛行機マニアである宮崎駿氏の趣味が全開の映画です。これはとても爽快な映画ですが、さらに飛行機好き（というか飛行機狂）がはじけ飛んでいるのが「風立ちぬ」です。

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乗るつもりは最初からないので、予約もせず適当に出かけていきました。出発時間は決まっているので、それにあわせて到着しました。

kodiak100はターボプロップですので、ブーンという感じの音がします。個人的にはレシプロの音が好きですが、今時レシプロはローエンドにしか残っていません・・・。
さらに風下にいたため、いつもの石油ファンヒーターのような排気のにおいが漂ってきます。ちなみに、レシプロエンジン（有鉛ガソリン）の排気は、なんだか甘ったるいような不思議なにおいがします。


桟橋を離れ、ゆっくりタキシング？します。この時点でも相当風情があります。（再掲）


陸からは離水滑走を見ることはできませんでしたが、スムーズに上昇していきました。


と、おもむろになぞの巨大屋形船が入港してきました。なんじゃこりゃという感じですが、これは同じ会社がやっている超高級クルーズ船です。40万円/人/2泊だそうですので、お金が余っている人はどうぞ。
https://guntu.jp/



30分後に、着水してから戻ってきました。水上機は飛んでいるときはフロートがあるだけでふつうの見た目ですが、タキシング中がとてもかっこいい。



ゆっくり進みます。船みたいです。



最後に桟橋に着岸して終わりです。



この遊覧飛行は、とくに高くはありません。C172とかの遊覧と同じ程度です。決して安くはありませんが、国内ではここだけでしか乗れません。それを考えると仕方ない値段でしょう。

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水上機は、レシプロエンジンの黄金期とともにあるという感じです。シュナイダー・トロフィーの時代であり、まさに紅の豚のモデルです。

個人的にはマッキMC72が好きです。レシプロ水上機の速度記録　709km/hを保持しており、おそらく永遠に破られません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マッキ_M.C.72

飛行機好きにはお勧めいたします。もし本気で水上機が好きで、ここで物足りないならカナダかアラスカが多いはずですので、そちらへどうぞ。