R22シミュレーター体験 [ヘリコプター]
ほとんど最近ヘリに乗っていません。しかし、たまには練習しようと思います。しかし、実機は高いためシミュレーターに乗ってみました。
ホバリングが全然止められなかったのが悔しいですが、まあほとんど乗っていないのでこんなものかもしれません。ただ、全然乗っていなくても実機ではすぐ止められるので、このシミュレーターは実物より難しいだろうと思いますね。
こんな感じです。なかなかリアルです。
このシミュレーターは、広島にあります。
https://ja-jp.facebook.com/広島ヘリシミュレータークラブ-Hiroshima-Heli-Simulator-Club-1415962438680566/
インテレッセという車屋の中にありますが、そもそもあまり車屋には見えません。
このシミュレーターはそれなりの値段(といっても実機とは比較にならない)であり、お遊びで来る人は珍しいそうです。プロや、これから訓練をするような人向けだとか。たしかにそのような感じです。そもそも、ゲームの要素が全くないため、素人にはなにが面白いのかよくわからない可能性が高いです。
ロビンソンR22を再現しています。計器盤もまったくR22と同じです。とくに、ロビンソンはローター&エンジン回転数計が特殊ですが、完全に再現されています。
Wikiはこちら
https://en.wikipedia.org/wiki/Robinson_R22
反応は実機よりやや敏感な感じはします。コレクティブは同じような感じですが、サイクリックの反応がめちゃくちゃ良い感じはありました。もともとR22は敏感なヘリですが、さらに敏感な感じがあります。
一番違うのは計器の反応かもしれません。AI(Attitude Indicator)は実機でもかなり敏感ですが、特に昇降計や高度計がかなり鋭敏です。これのほうが計器飛行はやりやすいかもしれません。
計器盤はこれです。同じです。
コレクティブはこちら。ガバナースイッチもついています。グリップのスポンジの安っぽい感じも絶妙に再現されています。
画面はこちらです。
ただし、席は動きませんしフォースフィードバックもありません。それでも、かなりリアルで練習になります。
ちなみに外観はこちらです。サンバーに搭載されており、どこへでも行けるのが特徴です。
今回は偵察という感じで乗ってみましたが、かなり練習になります。トラフィックパターンを回るのでさえもうまくいきませんでしたが、だんだん慣れてきたため、オートロをやりまくりました。
エンターの際にクロスカップリングで頭が下がるため、かなりアフトサイクリックを当てる感じなども懐かしい感じでした。どんどんローターRPMが上昇するのをコレクティブで抑え込む感覚も思い出しました。65ktに合わせて滑空するのも懐かしい限りです。しかし、気を付けないと速度がどんどんずれます。オートロ中は非常に忙しいです。
この、「懐かしい感覚」というところがリアルさを表していると思います。すべてにおいて挙動が不自然に感じることはありませんでした。
途中からはフルタッチのオートロを繰り返しましたが、実機ではこんなことはできません。フレアの感覚や最後のローター回転が急に落ちる感じなどは超リアルです。ただ、実機でのフルタッチは、接地の際に地面をこすってガリガリいうのですが、そこだけはさすがに再現されていませんでした。
しかも、スイッチ一つでエンターの直前に機体を再配置することもでき、繰り返し練習できます。このシミュレーターの一つのメリットは、エマージェンシーの訓練が簡単にできることです。フルタッチなど実機では一度もしたことはありませんが、少しは自信がつくと思います。
最後にいろいろ話をしました。
ロビンソンR22が製造中止になって困っている話とか。防災ヘリのパイロットはなるのが大変とか。
エアバスの高級シミュレーターが神戸にあるとか。フルシミュレーターなので、素人は関係ありませんが。
興味深い話を色々聞きましたが、私は純粋な趣味で飛んでいるので直接利害関係があるような話ではないです。そのため、先方も話しやすかったかもしれません。
ちなみに、15年ほど前に私が訓練したときも、X-planeとスティックおよびペダルを買って、さんざんシミュレーターで練習をしてから実機の訓練を始めました。ラジコンをしていたこともあり、最初からホバリングができました。これがどういうことかというのは、実際にヘリに乗ったことがあればわかると思います。あきらかに訓練時間の短縮になります。
なお、本当のシミュレーターでFAAの認証を取っており、CFIの同乗がある場合は、正規の訓練時間に組み込むことができます。このシミュレーターではそこまではしていないようです。
技術的には可能だそうですが、コストが高騰するためあえてしていないとか。当然だろうと思います。
その当時から比べると、さらにシミュレーターはリアルになっています。不思議なことですが、没入するとサイクリックやコレクティブに反力を感じるような気もしてきます。
さらに、このシミュレーターはインストラクターからの指導を受けることができます。これが大きいでしょう。横から見ていれば、ダメなところは一目瞭然だろうと思います。
まとめると、まじめな練習には最高ですが、練習以外にはあまり意味はないでしょう。
シミュレーターなので当たり前かもしれません。ヘリがどんな感じなのか興味があるかたにはよいですが、とんでもない乗り物だと感じるだろうと思います。いきなり乗れるような代物ではありません・・・。
ホバリングが全然止められなかったのが悔しいですが、まあほとんど乗っていないのでこんなものかもしれません。ただ、全然乗っていなくても実機ではすぐ止められるので、このシミュレーターは実物より難しいだろうと思いますね。
こんな感じです。なかなかリアルです。
このシミュレーターは、広島にあります。
https://ja-jp.facebook.com/広島ヘリシミュレータークラブ-Hiroshima-Heli-Simulator-Club-1415962438680566/
インテレッセという車屋の中にありますが、そもそもあまり車屋には見えません。
このシミュレーターはそれなりの値段(といっても実機とは比較にならない)であり、お遊びで来る人は珍しいそうです。プロや、これから訓練をするような人向けだとか。たしかにそのような感じです。そもそも、ゲームの要素が全くないため、素人にはなにが面白いのかよくわからない可能性が高いです。
ロビンソンR22を再現しています。計器盤もまったくR22と同じです。とくに、ロビンソンはローター&エンジン回転数計が特殊ですが、完全に再現されています。
Wikiはこちら
https://en.wikipedia.org/wiki/Robinson_R22
反応は実機よりやや敏感な感じはします。コレクティブは同じような感じですが、サイクリックの反応がめちゃくちゃ良い感じはありました。もともとR22は敏感なヘリですが、さらに敏感な感じがあります。
一番違うのは計器の反応かもしれません。AI(Attitude Indicator)は実機でもかなり敏感ですが、特に昇降計や高度計がかなり鋭敏です。これのほうが計器飛行はやりやすいかもしれません。
計器盤はこれです。同じです。
コレクティブはこちら。ガバナースイッチもついています。グリップのスポンジの安っぽい感じも絶妙に再現されています。
画面はこちらです。
ただし、席は動きませんしフォースフィードバックもありません。それでも、かなりリアルで練習になります。
ちなみに外観はこちらです。サンバーに搭載されており、どこへでも行けるのが特徴です。
今回は偵察という感じで乗ってみましたが、かなり練習になります。トラフィックパターンを回るのでさえもうまくいきませんでしたが、だんだん慣れてきたため、オートロをやりまくりました。
エンターの際にクロスカップリングで頭が下がるため、かなりアフトサイクリックを当てる感じなども懐かしい感じでした。どんどんローターRPMが上昇するのをコレクティブで抑え込む感覚も思い出しました。65ktに合わせて滑空するのも懐かしい限りです。しかし、気を付けないと速度がどんどんずれます。オートロ中は非常に忙しいです。
この、「懐かしい感覚」というところがリアルさを表していると思います。すべてにおいて挙動が不自然に感じることはありませんでした。
途中からはフルタッチのオートロを繰り返しましたが、実機ではこんなことはできません。フレアの感覚や最後のローター回転が急に落ちる感じなどは超リアルです。ただ、実機でのフルタッチは、接地の際に地面をこすってガリガリいうのですが、そこだけはさすがに再現されていませんでした。
しかも、スイッチ一つでエンターの直前に機体を再配置することもでき、繰り返し練習できます。このシミュレーターの一つのメリットは、エマージェンシーの訓練が簡単にできることです。フルタッチなど実機では一度もしたことはありませんが、少しは自信がつくと思います。
最後にいろいろ話をしました。
ロビンソンR22が製造中止になって困っている話とか。防災ヘリのパイロットはなるのが大変とか。
エアバスの高級シミュレーターが神戸にあるとか。フルシミュレーターなので、素人は関係ありませんが。
興味深い話を色々聞きましたが、私は純粋な趣味で飛んでいるので直接利害関係があるような話ではないです。そのため、先方も話しやすかったかもしれません。
ちなみに、15年ほど前に私が訓練したときも、X-planeとスティックおよびペダルを買って、さんざんシミュレーターで練習をしてから実機の訓練を始めました。ラジコンをしていたこともあり、最初からホバリングができました。これがどういうことかというのは、実際にヘリに乗ったことがあればわかると思います。あきらかに訓練時間の短縮になります。
なお、本当のシミュレーターでFAAの認証を取っており、CFIの同乗がある場合は、正規の訓練時間に組み込むことができます。このシミュレーターではそこまではしていないようです。
技術的には可能だそうですが、コストが高騰するためあえてしていないとか。当然だろうと思います。
その当時から比べると、さらにシミュレーターはリアルになっています。不思議なことですが、没入するとサイクリックやコレクティブに反力を感じるような気もしてきます。
さらに、このシミュレーターはインストラクターからの指導を受けることができます。これが大きいでしょう。横から見ていれば、ダメなところは一目瞭然だろうと思います。
まとめると、まじめな練習には最高ですが、練習以外にはあまり意味はないでしょう。
シミュレーターなので当たり前かもしれません。ヘリがどんな感じなのか興味があるかたにはよいですが、とんでもない乗り物だと感じるだろうと思います。いきなり乗れるような代物ではありません・・・。
2019-10-17 22:03
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