燃焼式ヒーター with 電気自動車 [アイMiEV]
アイMiEVを買ってから、1年がたちます。自分の使い方には非常にあっていて満足していますが、もちろん不満もあります。
航続距離ももちろんですが、心情的に暖房が使いにくいのがつらいところです。住んでいるところは極寒地ではありませんが、盆地であるため冬はかなり寒いです。
やはり、EVには燃焼式ヒーターをオプション設定すべきでしょう。非常に実用的であり、冬には航続距離をかなり伸ばすことができます。
早くそのようにしてほしいですが、実現しそうにはないですね・・・。今回はこのあたりを書いてみます。
おきまりではありますが、まずはWikipediaを引用しておきます。
Wikipedia - カーヒーター
https://ja.wikipedia.org/wiki/カーヒーター
いろいろなヒーターが掲載されており、燃焼式ヒーターの項もあります。
秋田で実証実験をしたようです。これは非常によくできています。
http://www.cev-pc.or.jp/event/event_pdf/aomori08.pdf
また、みんカラ等でも燃焼式ヒーター取付の話は時に見ます。
当然ではありますが、通常のガソリン車の暖房はエンジンの排熱を使用しています。冷却水他への冷却損失(?)は通常30%程度あり、有効仕事が20-30%程度であることを考えると、常時数十KW程度の排熱があることになります。
そのため、ガソリン車では暖房能力の不足は起こりません。と、少し前ならこう言い切って間違いではなかったですが、最近はエンジンの効率向上(=排熱減少)により排熱が不足気味だそうです。そこで、トヨタのハイブリッドでは、排気(=排気損失)からの排熱回収デバイスがついています。これがないと冬にうすら寒いらしいです。
燃焼式ヒーターは、べバストなどのものが有名です。ガソリンまたは軽油のモデルがあり、出力もいろいろあるようです。当然ながら個々のエンジンの種類により燃料が違うわけですが、EVにつけるなら燃料システムごと後付けになります。
の場合は軽油のほうが安くて、扱いやすいでしょう。燃料タンクも5Lほどあれば十分だろうと思いますが、あまり使わなければガソリンは劣化しそうです。この意味でも軽油のほうがまだマシでしょう。
燃焼式ヒーターの話になると、「電気以外は環境に悪い」というような反論が出てきそうですが、おそらくむしろCO2排出量は少ないだろうとおもいますね。ヒートポンプなら違うかもしれませんが、通常のジュール熱加熱であれば、まず負けないでしょう。それに、暖房のみの話ですので、通常はCO2排出量云々の議論が意味を成すほどの使用量ではないでしょう。
燃料+燃焼という構造から信頼性および安全性の確保の問題が大きく、純正採用はおそらく難しいでしょうが、社外品としてのオプション設定をしてほしいです。
小さな軽油タンクを採用してもらい、空調用の水に熱を伝えれば問題ないでしょう。これであればEVの暖房システムをそのまま使用できます。
あるいは室内に熱風を吹き出し、足りない部分を車自体の空調で補足するという使い方であれば、EV自体の空調システムの変更点が少なく済みます。
アイミーブみたいに売れていない車には微妙かもしれませんが、リーフにかんしては燃焼式ヒーターを設定する意味はあるだろうと思います。
最近のトレンドのように電池を積み増すのもいいですが、EVは本質的には小さいほどメリットを発揮するタイプの車両です。その小さい車の実際の使い勝手を改善するという意味では、十分意味のある改良だろうと思います。
実際にEVを所有していれば、冬に電気を使わずに暖房することがどれだけ役に立つのかは、実感としてわかると思います。
本当は、燃焼式ヒーターに熱電発電素子を組み込んでほしいです。1kwでも電気出力があれば、役に立つでしょう。
発電効率は相当低いですが、熱が主体であればあまり問題にはなりません。かなりの価格になると思いますが、そんなEVが出れば買い換えたいです・・・。
Wiki 熱電発電
https://ja.wikipedia.org/wiki/熱電発電
航続距離ももちろんですが、心情的に暖房が使いにくいのがつらいところです。住んでいるところは極寒地ではありませんが、盆地であるため冬はかなり寒いです。
やはり、EVには燃焼式ヒーターをオプション設定すべきでしょう。非常に実用的であり、冬には航続距離をかなり伸ばすことができます。
早くそのようにしてほしいですが、実現しそうにはないですね・・・。今回はこのあたりを書いてみます。
おきまりではありますが、まずはWikipediaを引用しておきます。
Wikipedia - カーヒーター
https://ja.wikipedia.org/wiki/カーヒーター
いろいろなヒーターが掲載されており、燃焼式ヒーターの項もあります。
秋田で実証実験をしたようです。これは非常によくできています。
http://www.cev-pc.or.jp/event/event_pdf/aomori08.pdf
また、みんカラ等でも燃焼式ヒーター取付の話は時に見ます。
当然ではありますが、通常のガソリン車の暖房はエンジンの排熱を使用しています。冷却水他への冷却損失(?)は通常30%程度あり、有効仕事が20-30%程度であることを考えると、常時数十KW程度の排熱があることになります。
そのため、ガソリン車では暖房能力の不足は起こりません。と、少し前ならこう言い切って間違いではなかったですが、最近はエンジンの効率向上(=排熱減少)により排熱が不足気味だそうです。そこで、トヨタのハイブリッドでは、排気(=排気損失)からの排熱回収デバイスがついています。これがないと冬にうすら寒いらしいです。
燃焼式ヒーターは、べバストなどのものが有名です。ガソリンまたは軽油のモデルがあり、出力もいろいろあるようです。当然ながら個々のエンジンの種類により燃料が違うわけですが、EVにつけるなら燃料システムごと後付けになります。
の場合は軽油のほうが安くて、扱いやすいでしょう。燃料タンクも5Lほどあれば十分だろうと思いますが、あまり使わなければガソリンは劣化しそうです。この意味でも軽油のほうがまだマシでしょう。
燃焼式ヒーターの話になると、「電気以外は環境に悪い」というような反論が出てきそうですが、おそらくむしろCO2排出量は少ないだろうとおもいますね。ヒートポンプなら違うかもしれませんが、通常のジュール熱加熱であれば、まず負けないでしょう。それに、暖房のみの話ですので、通常はCO2排出量云々の議論が意味を成すほどの使用量ではないでしょう。
燃料+燃焼という構造から信頼性および安全性の確保の問題が大きく、純正採用はおそらく難しいでしょうが、社外品としてのオプション設定をしてほしいです。
小さな軽油タンクを採用してもらい、空調用の水に熱を伝えれば問題ないでしょう。これであればEVの暖房システムをそのまま使用できます。
あるいは室内に熱風を吹き出し、足りない部分を車自体の空調で補足するという使い方であれば、EV自体の空調システムの変更点が少なく済みます。
アイミーブみたいに売れていない車には微妙かもしれませんが、リーフにかんしては燃焼式ヒーターを設定する意味はあるだろうと思います。
最近のトレンドのように電池を積み増すのもいいですが、EVは本質的には小さいほどメリットを発揮するタイプの車両です。その小さい車の実際の使い勝手を改善するという意味では、十分意味のある改良だろうと思います。
実際にEVを所有していれば、冬に電気を使わずに暖房することがどれだけ役に立つのかは、実感としてわかると思います。
本当は、燃焼式ヒーターに熱電発電素子を組み込んでほしいです。1kwでも電気出力があれば、役に立つでしょう。
発電効率は相当低いですが、熱が主体であればあまり問題にはなりません。かなりの価格になると思いますが、そんなEVが出れば買い換えたいです・・・。
Wiki 熱電発電
https://ja.wikipedia.org/wiki/熱電発電
2019-10-23 22:22
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