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備長炭:爆跳対策 [その他]

自分は今は一戸建てに住んでおり、田舎なので庭もついています。そのため、たまに庭でバーベキューをしますが、その時に炭の火おこしをします。

いろいろな炭を使っていますが、備長炭も時々使っています。しかし備長炭は時に爆跳がおこり、非常に危険です。
色々防止法が言われていますが、最近は少しトースターで加熱してから使用しています。そもそも爆跳しやすいような着火を避けているからかもしれませんが、うちではあまり起こりません。

この方法はあまりネットで見たことはないのですが、どなたかの役に立つかもしれないので書いてみます。



炭の火起こしは、適切な道具がないとかなり時間がかかります。単に積み上げてバーナーで加熱するなどの方法では、なかなか時間がかかります。(備長炭でなければ、そのうち火はつきますが)

備長炭は、火持ちがよく煙が少ない優秀な炭です。しかし、非常に着火しにくく、扱いづらいです。高価であり、値段もさることながら、着火中に爆跳することがあり危険です。
爆跳とは、火のついた炭が割れて部分的に吹っ飛ぶ現象であり、皮膚に当たるとやけどしますし、目に当たるとただではすみません。

Wiki 木炭:爆跳
https://ja.wikipedia.org/wiki/木炭

備長炭は非常に吸湿しやすく、水分を吸った炭では爆跳が起こりやすいそうです。また、急激な加熱も危険性を高めます。

つまり、ずっと以前に購入して放置していた備長炭を、バリバリに熾っている炭につぎ足す、という状況が危険です。さらに、うちわであおいだりすれば最悪です。
ただ、この状況はよくある話であり、普通の人がやるふつうのバーベキューでは珍しいことではないでしょう。

湿気を吸わないように乾燥剤と袋に入れておくという方法もありますが、完全な防湿は不可能でしょう。また、湿気る前に使えというのは理論的には正しいでしょうが、業務に使用するわけでもないので非現実的です。


ちなみに、ホームセンターで山積みになっている安い炭はたいていマングローブから作った輸入炭です。匂いが強いとか、煙が出るとかいろいろ言われていますが、価格が非常に安いことと着火性が良いので、最初に火をつける炭としては優秀であろうと思います。
しかし、これもバーナーで加熱すると表面が飛び散ります。これも爆跳ではありますが、備長炭のそれに比べるとまだマシです。しかし皮膚につくとやけどはします。



ということで、備長炭でも着火前に乾燥&加熱をしておけば爆跳しないのではないかと思い、最近は使用前にオーブントースターで20-30分ほど加熱します。加熱中には湿気(および臭気)がどんどん出ているのが見てわかります。
最初はトースターのガラス窓が激しく曇ります。こんなに水分が含まれているのかと思いますが、温まってくると当然曇りは取れます。しかし、その状態でも扉を少し開けて中の空気を逃がすと、メガネが曇ります。やはりかなり水分があるのでしょう。

当初はトースター内の網に直接炭を置いていましたが、最近は100均で買ったステンレスのバットに炭をいれて加熱しています。10分ほど加熱すると内部の温度が上がって安全装置が働き、自動的にヒーターが切れますが、それを何回か繰り返し、30分ほどは加熱しています。これで当然持てなくなるほどの温度になります。

たまにやりすぎて炭の端のほうが点火してしまうときもありますが、ちょっと加熱したくらいでは火がつかないのが普通ですし、着火したならしたで少々なら問題ありません。また、安い炭はこれだけで着火することがありますが、備長炭はこの程度では絶対に着火しません。(しかし、着火した場合に火災になる可能性は十分あるので、目を離すのは危険です。)

ただし、これはトースターの正しい使い方ではないので、推奨はしません。自分は周りに可燃物が全くない庭でやっており、もし火事になっても延焼しない場所です。



このようにあらかじめ炭を乾燥(および加熱)しておくと、明らかに火の熾りがよいです。自分は点火する数時間前にこの処理?をしてから本番に臨むことにしています。このおかげでバーベキュー開始前の着火時間を短縮することができます。もちろん爆跳もしにくい気がします。


ちなみに、トースターは炭がついて黒く汚くなりますが、どうせ廃棄するつもりの古いものだったので気になりません。炭を焼いている風景は、外から見ると相当変だろうと思いますが、意外と良い方法だろうと思います。

しかし、100V電源とぼろいトースターが必要であり火事の危険もあることから、かなり場所を選ぶ方法でもあります。

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