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タイヤ交換 インパクトレンチ vs インパクトドライバ [クルマ関係]

そろそろ峠には雪が降るかもしれないとのことで、クロスオーバー7のタイヤをスタッドレスに交換しました。
恒例行事で毎年同じことをしているわけですが、今回はコードレスのインパクトレンチを使ってみましたので、それについて書いてみます。また、タイヤ交換におけるインパクトドライバとの使い勝手の違いについても記載します。

Hikokiの中古を手に入れました。
impactrenach.jpg



当然ではありますが、タイヤのホイールナットはかなりトルクが必要です。インパクトドライバのトルクは通常160N/Mなどであり、トルクが不足気味です。またそもそもそのような用途が想定されておらず、ヘビーに使うとソケットの軸が折れます。

しかし、これまでずっとインパクトドライバを補助的に使い、タイヤ交換をしてきました。本締めと最初の緩めはできないため、そこだけはハンドツールを併用しますが、それでもかなりのスピードアップが達成でき、満足していました。
しかし本来の使用法でないことから、今回電動インパクトレンチ(1/2インチDrのソケット)を追加で買いました。

中古で日立工機(Hikoki)のWR18DSHLという18Vのインパクトレンチを買いましたが、ブレーキがないことや、重たいことから意外と使い勝手が悪い印象でした。
そもそも本締めには使いません。最終締め付けは、手でトルクレンチを使用します。仮締めと、ナットの取り外しをメインにしています。
取り外しに関しては非常によいです。このインパクトレンチはHIKOKIの中では強力なモデル(トルク430NM)であり、余裕で緩みます。乗用車のホイールナットにおいて、このレンチで緩まないなら締め付けトルクが強すぎます。

ただインパクトレンチであることから、ソケットの固定がピンとOリングです。これがまた面倒です。面倒であるため固定せずに使っているため、ソケットが落ちます。地味にストレスです。
さらに本体が非常に重いです。通常のインパクトレンチなら2kg以下ですが、これは3.5kgくらいあります。ダンベルみたいです。
また、ブレーキがないため、インパクトドライバみたいに自由自在に動かせず、締め付け加減の微調整がうまくできません。そもそもそんなことを意図している道具ではないため、欠点ではないと思いますが、インパクトドライバのような感触は得られません。(高級なインパクトレンチならその機能はあるのかもしれませんが、これもそれなりの高級機ではあります。)



しかし、いろいろ書きましたがインパクトレンチは便利ですので、あると速いことは確かです。

それでも、すでにインパクトドライバを持っているなら、長いスピンナーハンドルと1/2Drのソケットを使用して最初の緩めと最後の締めを行い、途中をインパクトドライバで代用するというだけでも、かなりのスピードアップであり、わざわざインパクトレンチを追加で買わなくてもよいように思います。
1-2台程度を年に2回タイヤ交換するだけであれば、わざわざインパクトレンチまではいらないでしょう。(業務に使用しないことが前提です。)


最後に一言ですが、そもそもインパクトドライバはタイヤ交換に使用することを想定していません。軸が折れて取り出せなくなることもよくあるようなので、あまり高トルクを頻繁に使用しないほうが良いと思います。

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