セロー250感想（225と比較）

セロー250の新車を購入して、寒いですが走っています。なかなか楽しいですが、同じセローとはいえ225との違いはかなりある印象です。

結局のところ、250はオンロード寄りであるということにつきますが、そのあたりのことについて書いてみます。

以前乗っていた225WEです。整備中です。





225はオフロード寄りであり、250はオンロード寄りというのは言い尽くされたことであり、別に新しい感想でも何でもないと思います。しかし、この手のインプレというのは自分で乗ってみないとわからないことも多いです。

開発者へのインタビューなどをみると、セローは225でオフロード向けに開発されました。とくにゲロ道用に足をつけるような設計になっているとのことです。それはそれで成功しているのですが、軽量コンパクトなことから意外と街乗りに使用されたらしいです。これも非常にわかります。街乗りでも積載性以外は非常に使いやすいですし、リュックサックを背負えばそれさえもあまり関係ありません。
そのため、250にモデルチェンジするにあたりオンロード寄りに設計したとのことです。

自分のモデルはインジェクションであり、最終型なので少しパワーアップもしています。250にもキャブ車もあり、それはどうかはわかりませんが、すくなくとも自分のはかなりガツンと加速します。アクセルを開けるとシャキッと加速し、かなりメリハリのある加速をします。
これはこれでよく、街中では非常に使いやすいです。しかし、225ではトランスミッションが6速でしたが250では5速になり、5速で走行中に6速目に入れようとしてしまいます・・・。
加速も明らかに良く、車をリードするのに頑張る必要はありません。対照的に225では少し頑張る感じになりますので、やや疲れます。

ただし、インジェクションのせいかレスポンスがよく、オフロードではよすぎです。さらにパワー（というかトルク？）がありすぎてオフではやや持てあまし気味かもしれません。

また、重量が明らかに増えているため、ひどい悪路ではステアリングが取られたときに立て直すのがやや難しい印象です。明らかに２２５ＷＥのほうが自由自在であり、扱いやすい印象があります。

ただし、以上のことは乗り比べると感じる程度のことであり、それほど違いはありません。街中でしか乗らないのなら２５０で決まりですが、ゲロ道しか行かないならこれも225しかありません。

まあ、どちらも非常に良いバイクですし、最新型はインジェクションなので気難しさはありません。

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なお、下取りに出した225WEは2003年モデルであったようです。さすがに18年の月日は大きく、いろいろなところが限界に来ていたようであり、スポークをはじめいろいろな部品を交換されていました。そして、フルメンテナンスをされて見違えるようになっていました。
さすがにプロの技です。自分でいろいろ部品交換はしていましたが、プロとアマの差は厳然とあり、やはり餅は餅屋というのを実感しました。
ちなみにすぐ売れたらしく、次のオーナーも決まっているようです。なんだかうれしかったです。