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羽田 機体衝突炎上事故 A350&エンブラエル [航空機事故]

1/2に、羽田空港で、旅客機と海上保安庁の固定翼機が接触炎上した事故がありました。
ちょうど初詣に出かけており、渋滞に巻き込まれていたところでテレビで見ました。

そのときのインタビューで、「テネリフェ」の事故について言及されていましたが、少し航空機事故のことに詳しい人であれば、あの事故が真っ先に思い出されたと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E6%A9%9F%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85

それでは、この事故についていろいろ思うところを書いてみます。
状況は詳しくわかっていませんし、公式な報告書が出ているわけでもないので、一応空を飛んでいるアマチュアパイロットのつぶやきです。

まずは、今回の事故で亡くなった方には哀悼の意を表します。地震の対応で使命感をもって頑張っていたのだと思いますので、本当に残念なことです。

地上で衝突したということですので、管制指示の間違いかパイロットの間違いということになるだろうと思います。
今回の事故でヒューマンエラーの要素がないとは考えにくく、だれかのエラーというのは一要素として必ずあると思います。

ただし、日本の航空事故の調査でのあるあるですが、個人を責めてもなにも解決しません。
事故原因は徹底的に調査されるべきとは思いますが、たとえヒューマンエラーがあったとしても、その背後にある背景に踏み込んで調査すべきだと思います。

アメリカ(NTSB)の報告書は、結構踏み込んでいる印象ですが、日本の報告書はこのあたりがかなりイマイチという風に思います。

また、日本では警察がでてきますが、正直事故調査では警察は不要というか有害です。責任を問われるというときに、正確な証言をためらうというのは人情であり、これはどうしようもないところです。

報道もいつも結構ずれている気がしますね。日本国民は、「ゼロリスク」を本気で信じている節があり、また個人の努力あるいはエラーに原因を求める傾向が否めませんが、そんな対応をしても安全性は向上しません。



いずれにしても、起こってしまった事故は仕方ないので、次を防ぐためにそこから教訓を読み取りたいものです。

滑走路への誤進入?は、自分がいつやってしまってもおかしくないので、本当に他人事ではありません。

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