「ベストモータリング 2008年1月号」紹介

ベストモータリング　2008年1月号を購入したので紹介してみます。

ベストモータリング 2008年1月号［DVD］

全体的にはいつもながらよくできています。
とくにランエボXを買おうと思っている人は必見でしょう。

まず、オープニングですが土屋圭市がF50でドリフトするかっこいい映像はなくなったのでしょうか。あれは傑作でしたので、ぜひ復活を。

まずスバルインプレッサSTIの紹介です。ちなみにLSDはフロントはヘリカルでリヤはトルセンと紹介されていましたが、写真ではどちらもヘリカルに見えます。どっちなんでしょうか。まあ、いずれにしてもどちらもイニシャルトルクのかけられないタイプのLSDなので大差はないかも。
乗った感じではだいぶ大人のクルマになっているらしいですね。ウェットで大ドリフトをしていましたが、美しい姿勢です。舵角も少なく、縁石をを踏んだときの車の動きもしっとりしていました。ハイスピードでも姿勢が整っているのが印象的でした。
しかし、中身はすごいのかもしれませんがデザインはいまいちですね。GCがもっともマトモなデザインだったと思います。GDBは最初から妙であった上に、どんどん戦闘的なデザインになりバランスが崩れて行ったような気がします。最後のは悲惨です。羊の皮をかぶった狼ではなく、狼そのものになっちゃってしまいました。
今回のインプレッサも私はデザインはいいと思いません。ランエボの方が整っているような気がします。
ちなみに、リヤビューはBMWの1シリーズに似ていると思うのは私だけ？

あとはIS-Fとスカイラインクーペの比較です。
IS-FのバーンナウトなどこのDVDでしか見れないのでは。またドリフト中の大量の煙もD1グランプリかと思うような激しいものです。意外とかっこいいです。
また、IS-Fは通常のトルコンATをチューンして使っていますが、シフトアップの際のエンジンの回転落ちはただ事ではありません。瞬時に落ちます。もともとエンジンの性能として落ちやすいのか、ATで無理やりロックアップして落としているのか不明ですが、針がすごい動きをしています。これは必見かも。
あとは音はよいですね。いかにもチューニングした音と言う感じであり、ホンダのレーシングエンジン風サウンドのようにエンジンの素性からにじみ出てくる感じの音とは違うような印象です。
しかし、IS-Fのデザインは微妙ですね。フロントもリヤも水ぶくれしているように見えます。BMWのM3とかAMGのC63AMGの方が相対的にすっきりしたデザインだと思います。
IS-Fは地元のレクサスに試乗車が来るらしいので、試乗しに行きます。音などはそのときにあらためて評価しましょう。

メインはランエボXの紹介です。
まずカッコですが、結構いいと思います。もちろん相変わらずガンダム風ですが、だいぶ「おしゃれガンダム（清水草一氏談）」になったかも。
これまでのランエボは女性受けしないクルマナンバー１だと思っていましたが、今度のはそうでもないかも。（オーナーには申し訳ありませんが、世間一般の見方はそんなもんです）
ちなみにCdは0.35でエボIXの0.36より改善とか書いてありましたが、そんなに悪かったとは。びっくりです。まあCL（リフト）の評価抜きでCdだけ見ても仕方ないかも。

ちなみにAYCやセンターデフのロック率のインジケーターはメカ好きの心を直撃する表示ですね。あれにどれだけ意味があるかといわれると微妙ですが、実用性などどうでもいいのです。カッコいいからOKなのです。

デートカー性能といって、ゆっくり走ったり車庫入れをしてみたりと言ったところも評価していました。普通に使えるそうです。しかし企画の着目点がすばらしい。

なお、横滑り防止装置がミツビシではASCと言うそうですが、いい加減名称を統一してほしいです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%BB%91%E3%82%8A%E9%98%B2%E6%AD%A2%E6%A9%9F%E6%A7%8B
そもそも「横滑り防止装置」といっても額面どおり受け取ったら意味がわからんですね。
各社ESP、VSC、VDCなど好き勝手に名前をつけまくっています。ちなみにポルシェはPSMです。Pはポルシェの略です。社名を入れるとはさらに好き勝手ですね。
日本ではアンチロックブレーキの略称をABSに統一した歴史があります。この横滑り防止装置は事故率低減にものすごく効果があることは実証されているのですから、そこをアピールして名称を決めてほしいですね。
日本では認知度が低すぎていまひとつ受け入れられていません。そもそもアピールポイントにさえなっていないような気がします。