ケイマンのシート

今回はケイマンのシートについて書いてみます。わたしのは標準シートですが、主にそれについて書きます。

別記事にも書きましたが、ケイマンのシートは傑作です。さすがポルシェです。走りに関係あるところの品質はすばらしい。（関係ないところは今ひとつ）

ケイマンにはオプションのシートが色々あり、大きく分けて次の4つから選択できます。革張りとか細かい指定もできます。

標準シート
スポーツシート
エレクトリックコントロールシート
アダプティブスポーツシート

詳しくはこちら（オプション一覧）をご覧下さい
http://www.porsche.com/all/media/pdf/Pricelist_MY08_Cayman_PJ.pdf
このオプション一覧はすごいです。ありとあらゆる場所の材質の指定ができます。ただしそれぞれの値段もすごく、こだわるととんでもない値段になるようになっています。（特に内装）　100万200万はあっという間です。
わたしは内装には興味がなかったのでステアリング以外はインテリアはフルノーマルです。

この4つのシートですが、スポーツシートにはディーラーで座ったことがあります。正直言ってあまり標準と変わりない印象でした。少しタイトに作られているはずですが、あまり違った感じはしませんでした。エレクトリックコントロールシートとアダプティブスポーツシートについては知りません。セルシオと同じようにシートポジションのメモリーが付いているのだと思いますが、重くなるので必要性は感じません。

標準シートは座面がアルカンターラでサイドサポートなどがレザレット(革もどき？よく知りません)です。調整はシートの前後調整と座面の昇降が手動で、シートバックの傾き調整のみが電動です。
この傾き調整のみが電動というのが良いです。どうせ大きく傾けることはできないので手動でも良いのですが、電動で細かい調整ができるのが丁度よいですね。
私の場合はもしフル手動シートが選べたらそちらを選んだと思います。（軽いから）

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ケイマンのシート（標準シート）のできは非常に良いです。傑作シートといっていいと思います。
良いシートかどうかは長距離を走らないとわかりませんが、このシートなら200kmくらい走ってもなんともありません。多分もっと長距離でもいけると思います。
標準シートのデザインは前述のとおり色気はありません。「シート」というよりは「走るために座るための装備」という感じです。そのストイックさが大好きですので、標準シートにはまったく満足しています。

別記事にも書きましたが、このシートはきちんとした姿勢を強制されます。きちんと前を向いて正しいポジションで座ることを要求されるシートです。当たり前のことではありますが。
VIPカーなどでヘッドレストをはずして思いっきり倒したシートに斜めに座っている人たちがいますが、あんなのの対極にあるシートです。