ケイマン 一年点検

ケイマンが納車されてから1年がたちました。
ディーラーから「1年点検のご案内」みたいなハガキがきており、先日点検に出してきました。

これまでのトラブルなどについてもまとめてみます。

1年点検で何をチェックしたのか詳細は知りません。通常の点検なんでしょう。

交換部品はエンジンオイルとワイパーブレードだけです。総額は5万円くらいでした。基本価格が20000円、オイルが2700円/Lを7L、ワイパーが4500円、工賃が3000円くらいでした。
オイルは多分モービル1だろうと思います。単価も普通だと思いますし、7Lも入るのであればオイル代だけで2万円というのは仕方ないでしょう。ワイパーも高いですが、まあ許容範囲でしょうか。
エアコンフィルターも汚れているから交換しますかと言われましたが、断りました。1万円くらいするそうで、そんなに出せません。清掃だけしてもらっています。エンジンのエアフィルターと異なり、燃費が悪くなるわけでもないので交換する気になりませんでした。

あとはタイヤのバランス取りもしてもらいました。最近高速でステアリングがブルブル震えるのが気になっていましたので。
洗車もしてもらいピカピカでした。洗車など半年に1回くらいしかしないので、見違えるようになっていました。

例によって代車がメルセデスの先代Aクラスでしたが、乗っているといい加減イヤになってきます。ケイマンのリニアさに慣れていると、Aクラスはその対極に感じます。内装がチャチというのもありますが、ケイマンだって安っぽい方です。そんなことは気になりませんが、乗った感じがだらけておりだんだんいやになってきます。

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点検後は空気圧もタイヤのバランスもあわせてもらい、そしてオイルも交換してもらったせいか、滑るように走って気持ちよいです。
もともとの感触が戻りました。ケイマンはタイヤのバランスや空気圧には非常に敏感（変化がすぐ出る）車であり、きちんとメンテナンスするとそれが反映されるのが良いです。

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なお、これまでのトラブルですが、致命的なものは出ていません。

エンジンルームよりの異音
エンジンとリッドとの干渉だそうです。リッドの遮音材を少し削ってもらい完治しました。
内装のびびり音もありますがきりがないので省略します。

助手席側カップホルダーの修理　2回
ブログに書きました。トラブルというよりは設計ミスです。

リモコンキーが一時的に効かなくなる不具合　2回
すぐ自然に治りましたが、結構困ります。とくにケイマンはロックを機械的に解除することができません。そのため、助手席のドアが開かなくなって困りました。原因は不明ですが、そのときは助手席の女性にはかなり不評でした・・。

バックランプが不点灯　1回
以前ブログに書きましたが、バックランプが突然点灯しなくなりました。しかし、すぐ自然に治りました。

CD読み込み不良　無数
これはトラブルというか設計ミスでしょう。CDが読めないことがよくあります。CD-Rではもちろんよく読めませんが、それは仕方ない面があると思います。しかし通常の音楽CDでも良くあります。何度かトライすると読めるので実害は余りありませんが、イライラします。


といった感じです。ケイマンの電気系の信頼性は今ひとつです。壊れるなら壊れるので良いのですが、なぜか元に戻るのがイライラを増幅します。ただし、致命的なトラブルは全くありません。些細なことばかりです。
VWやBMWはもっと故障が多いとの評判ですが、ポルシェでこれなら相当壊れるんでしょう。アイの方がよっぽど意味不明な故障がなくて信頼できます。

ケイマン（たぶん他のポルシェも）は、そういう不具合がガマンできない人は買わない方が幸せです。一人で乗って、まさに「思いのままに動く」ことに至福の時を感じる人だけが買うべき車です。

1年乗って思いますが、ケイマンを人に薦めようとは全く思いません。非常に気に入っていますが、この車に関しては「乗っていいと感じるか否か」が評価基準のすべてです。
興味を持つ人には、一度乗ってみることを薦めますが、購入を勧めたことはありませんね。乗降性とかうるささとか（一般的な意味での）弱点は数限りなくありますから。

どこかに書いてありましたが、ケイマンは単なる高性能車であって、決して高級車ではありません。（今となってはカタログスペックはたいした性能でもないですが）

乗ってこれしかないと感じたなら買えばいいんじゃないでしょうか。乗って何も感じないのに安いポルシェ車として買ったら、オーナーと車と両方がかわいそうです。