アイ MiEV試乗 感想その2 [アイ(ガソリン)]
アイMiEVの試乗に行ったことは別記事に書きました。乗った感じは非常に好印象であり、たしかに新世代の車ということを強く感じました。これまで各種の雑誌とかネットで構造などを勉強してきましたが、それを踏まえて実車の構造を見た感想を書いてみます。
ひとことでいうと、「攻めていない」ということに尽きると思います。初めての量産電気自動車として「絶対に失敗できない」という意識を非常に感じました。あるいは、ガソリン版からの変更点を極限まで少なくするというコスト面での配慮も感じます。これは信頼性の確保にも役立つ配慮でしょう。
その代表的例が、このフロントのボンネット内の配置です。(再掲)
どういうことかというと、このボンネット内の配置はガソリン版とほぼ同じです。ぱっと見ると区別が付かない感じです。
12Vの鉛バッテリーも残っていますし、ラジエターもコンデンサーもタンデムで同じ配置になっています。
本来なら鉛バッテリーなどいらんような気がしますし、ラジエターも放熱量を考えるとここにある必然性は無いような気がします。
ブレーキブースターもバイワイヤーにすればブースターなど必要ないでしょう。ちなみにネットを検索していると、アイMiEVはフットブレーキはフットブレーキ単体で効くようです。回生ブレーキが無いはずはないのですが、どのようなセッティングになっているか是非知りたいところです。
これらの構成は信頼性を確保するためとコストのせいでしょうが、なるべく変更点を減らすことを狙ったのを感じます。
それだからこそ、バッテリー抜きの価格が200万ちょっとで押さえられたのだと思いますが、どうせ利益など出ないのでしょうから、いっそのこともっと専用設計を増やせばよかったような気がします。
おそらく、予想外に売れたらマイナーチェンジで少しずつ換えていくのでしょう。その心配?はあまりないでしょうが・・。
あとは、この写真で写っているリヤサスペンションです。
<
これもそっくりです。パワーユニットの配置などは大きさこそ違うものの、ほぼ同じ感じです。一応トランスミッション(変速機能はないですが)があるのですが、その配置もそっくりです。
バッテリーの性能もだいぶ抑えているようです。「携帯のバッテリーと比べて容量は半分に抑えている」という記事をどこかで読みました。これも十分ありうる話でしょう。リチウムイオン電池は、その高いエネルギー密度のせいか発火するという事故がときに起こっていますが、ノートPCならただ燃えるだけです。それだけでも大変なことですが、EVに採用される電池は量のケタが違います。さらにはるかに過酷な条件で使用されます。
これも車体の構成から感じるのとおなじ種類の配慮だと思います。詳細は不明ですが、ありうる話であると感じました。
アイMiEVに乗って思ったのですが、アイMiEVのためにはガソリン版の生産数をもっと増やして、アイ自体の延命?をする必要があると思われます。アイはぜんぜん売れていないのですが、確かに荷物の積載性とか広さ、収納の数などで劣っています。また決定的に劣っているのは燃費で、はっきり言って悪いです。
実用燃費もさることながら、カタログ燃費が悪いのでトランスミッションをCVTにしてとりあえずカタログ燃費を改善し、エコカー減税の対象になるように改良すべきです。モード燃費の測定法に問題があることは重々承知ですが、そうやってガソリン版の魅力を増すような場所にコストをかけるべきだろうと思います。
アイはコンパクトな軽自動車でリヤエンジンと、EVとしての条件があまりにもそろっているのですが、ガソリン版の行く末が心配です。
アイMiEVの成立にはガソリン版というベース車が絶対に必要なわけですから、自分のアイに乗りながらそんなことを感じました。
もしガソリン版がなければ、アイMiEVをあの値段で売るのは絶望的でしょうから、ガソリン版アイにがんばって欲しいです。
ひとことでいうと、「攻めていない」ということに尽きると思います。初めての量産電気自動車として「絶対に失敗できない」という意識を非常に感じました。あるいは、ガソリン版からの変更点を極限まで少なくするというコスト面での配慮も感じます。これは信頼性の確保にも役立つ配慮でしょう。
その代表的例が、このフロントのボンネット内の配置です。(再掲)
どういうことかというと、このボンネット内の配置はガソリン版とほぼ同じです。ぱっと見ると区別が付かない感じです。
12Vの鉛バッテリーも残っていますし、ラジエターもコンデンサーもタンデムで同じ配置になっています。
本来なら鉛バッテリーなどいらんような気がしますし、ラジエターも放熱量を考えるとここにある必然性は無いような気がします。
ブレーキブースターもバイワイヤーにすればブースターなど必要ないでしょう。ちなみにネットを検索していると、アイMiEVはフットブレーキはフットブレーキ単体で効くようです。回生ブレーキが無いはずはないのですが、どのようなセッティングになっているか是非知りたいところです。
これらの構成は信頼性を確保するためとコストのせいでしょうが、なるべく変更点を減らすことを狙ったのを感じます。
それだからこそ、バッテリー抜きの価格が200万ちょっとで押さえられたのだと思いますが、どうせ利益など出ないのでしょうから、いっそのこともっと専用設計を増やせばよかったような気がします。
おそらく、予想外に売れたらマイナーチェンジで少しずつ換えていくのでしょう。その心配?はあまりないでしょうが・・。
あとは、この写真で写っているリヤサスペンションです。
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これもそっくりです。パワーユニットの配置などは大きさこそ違うものの、ほぼ同じ感じです。一応トランスミッション(変速機能はないですが)があるのですが、その配置もそっくりです。
バッテリーの性能もだいぶ抑えているようです。「携帯のバッテリーと比べて容量は半分に抑えている」という記事をどこかで読みました。これも十分ありうる話でしょう。リチウムイオン電池は、その高いエネルギー密度のせいか発火するという事故がときに起こっていますが、ノートPCならただ燃えるだけです。それだけでも大変なことですが、EVに採用される電池は量のケタが違います。さらにはるかに過酷な条件で使用されます。
これも車体の構成から感じるのとおなじ種類の配慮だと思います。詳細は不明ですが、ありうる話であると感じました。
アイMiEVに乗って思ったのですが、アイMiEVのためにはガソリン版の生産数をもっと増やして、アイ自体の延命?をする必要があると思われます。アイはぜんぜん売れていないのですが、確かに荷物の積載性とか広さ、収納の数などで劣っています。また決定的に劣っているのは燃費で、はっきり言って悪いです。
実用燃費もさることながら、カタログ燃費が悪いのでトランスミッションをCVTにしてとりあえずカタログ燃費を改善し、エコカー減税の対象になるように改良すべきです。モード燃費の測定法に問題があることは重々承知ですが、そうやってガソリン版の魅力を増すような場所にコストをかけるべきだろうと思います。
アイはコンパクトな軽自動車でリヤエンジンと、EVとしての条件があまりにもそろっているのですが、ガソリン版の行く末が心配です。
アイMiEVの成立にはガソリン版というベース車が絶対に必要なわけですから、自分のアイに乗りながらそんなことを感じました。
もしガソリン版がなければ、アイMiEVをあの値段で売るのは絶望的でしょうから、ガソリン版アイにがんばって欲しいです。
2009-08-18 01:07
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