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ロビンソンR44 Cadet [ヘリコプター]

東京ヘリポートでR66に乗ったことを書きました。そのときにいろいろ話を聞きましたが、R44 CadetというR44の廉価版みたいな機種があることを聞きました。

そのあたりについて書いてみますが、現物を見たわけでも乗ったわけでもないので、ロビンソン社のページをみればわかることばかりになることはご了承ください。

メーカーのページこちら ロビンソン R44 Cadet
https://robinsonheli.com/r44-cadet/


後席がありません。Raven2との一番の違いでしょう。
R44cadet.png



推測ですが、このR44の廉価版はR22を置き換えるために登場したように思えます。

2020/3月現在のベース価格は以下のようになっています
R22     31万2000ドル
R44 Cadet   36万9000ドル
R44 Raven2 49万ドル
R66     92万ドル

このようになっており、まあ要するにR22が30万、R44 Cadetが40万、R44 Raven2が50万ということです。こう見ると、R44 Cadetがかなり安い(といっても5000万円)ことがわかります。

R44 Raven2(以下 通常R44)との違いは、540立方インチの6気筒ガソリンエンジンは共通ですが、インジェクションではなくキャブに戻っているらしい。
そのためかどうかわかりませんが、通常R44が245/205馬力(5分間/連続)となっているところが、210/185Hpに下がっています。

また二人乗りです。後席は荷物置きになっています。

さらに最大離陸重量もエンプティウェイトも下がっており、パフォーマンスは下がっていない?ようです。

あとは、オーバーホール期間が2200hから2400hに伸びています。これも相当運航コストに効きます。

ただし、パワープラントは変更されていますが、機体構造などは通常R44と同じだそうです。
また、とくに大切なことはハイドリックも装備されており、これも通常R44と共通です。

安くするならハイドリックを採用しないという飛び道具はあったのだろうと思いますが、訓練機として使用されることを考えるなら、さすがにハイドリックなしは無理があるのかもしれません。



現在R22は売れておらず、おそらくロビンソンとしては製造中止にしたいでしょう。(製造中止になったということも以前聞きましたが、一応作ってはいるらしい。)
訓練機としてのR22の置き換え需要も明らかに狙っているとしか思えません。まあ、すくなくともベース価格はそれほどは違わないようです。

また、R22ベータ2と通常R44(Raven2)は明らかにパワー感が異なります。推測ですが、おそらくR44 CadetもR22よりははるかにパワフルでしょう。そして、ローターの慣性が高くオートロが容易であることが推測されます。

また、通常R44ではまともに存在しない荷物置き場があるため、夫婦で旅行などといったときには便利かもしれません。

日本で登録された機体があるのかどうかは知りませんが、あれば一度乗ってみたいです。



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