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「パイロットになろう」感想 FM宜野湾 [ヘリコプター]

いろいろ航空関係のYoutubeを見ていますが、そこで「パイロットになろう」というラジオ番組を知りました。

FM宜野湾という沖縄の放送局が作っている番組で、ご自身もパイロットである玉那覇氏がホストとなって、いろいろな人と対談する番組です。もちろん相手はパイロットをはじめとする航空関係者です。

当然ながら、ホスト自身がパイロット(というかCFI:フライトインストラクター)であるため、航空関係をすこしかじったものとしても参考になる(というかやる気が出る?)話が多いです。

パイロットになろう by FM Ginowan 79.7MHz. #122. 2022.1.6
https://www.youtube.com/watch?v=AqfnjWVqSEc&t=1288s

いろいろな回がありますが、この回は非常に興味深かったです。
この時は対談というよりは思っていることを話すのが主体の回でした。




この番組は、もともとはこの動画で知りました。UpしたYuiさんも参考になる動画をたくさん上げています。
ただ、この方のもっともすごいところは、自分の失敗なども白状?しており、それがとてもとても参考になる感じです。

パイロット系YouTuberを勝手に分析してみた!【2020年版】
https://www.youtube.com/watch?v=HHJUU4gTiyI&t=307s


ちなみに、動画にでてくる「自由人ケンジ氏」は個人的な知り合いです。
純粋な面白さでいえば、脱サラ機長 雲さんが個人的にはヒットです。
KIA氏もかっこいいです。Instagramを見ると今はキャンプばかりしているみたいですが。




この番組ではいろいろな航空関係者が出てきますが、スカイクリエーション社長の中村さんも知り合いです。
昔、LAの上空で垂直(バック気味)オートロの体験?練習?をしました。空の上で昔の仕事について熱く語りあったことも昨日のことのように思い出します。太平洋でイルカの群れの上を飛んだのも懐かしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=YiDX3nF8SdA

しかし、こうしてみるとこの世界は非常に狭いですね。自分は社交的な性格ではありませんが、それでも知り合いが多いような気がしてきました。




上記の動画では、アメリカの訓練事情という話が出てきます。エアラインを目指す人も多いようですが、8割がPrivateでやめる、というのは衝撃でした。

また、アメリカのパイロットは60万人?とのことですが、意外と少ないと感じました。さらにCFIが12万人だそうですが、実際に教えているのは1.2万人くらい?らしい。まあそんなものかもしれません。CFIを最終的な仕事としている人もいるでしょうが、大部分はATPへの時間付けとしている人が多い印象ですので、これは理解できます。

そして、アメリカのCFIは教えることに対しての情熱がある人ととない人の差が激しいのは、昔も今もおそらく変わらないでしょう。自分は日本人教官がメインであり、ときにアメリカ人CFIという感じでしたが、短い間でも前述の事情は感じました。


ちなみに日本のパイロットは8000人とか。おそらく大部分はエアラインと使用事業などのプロでしょう。自分のような純粋なPrivateはその1/10くらいか? わずかだろうと思います。さらにヘリより固定翼のほうがおそらく多いと思いますので、ヘリのprivateなどほとんどいないのではないかと思います。本当にこの世界は狭い。




まあ、操縦教育に対する並々ならぬ情熱がほとばしる番組であり、感銘をうけました。

これを見て沖縄に行って飛びたくなりました。
今お世話になっている訓練会社が沖縄にR44を持っていく予定があるらしく、コロナが落ち着けば那覇空港でR44に乗りたいです。機体とセーフティパイロットが確保できれば特に問題ないのですが、コロナだけは予測不可能です・・。
ついでにエプロンからF15やV22でも撮影したいところです。これも小型機パイロットの特権です。


後半はシミュレーターの話も多いですが、今のシミュレーターはすごいです。

自分の家にも、それなりにハイパワーなPCとVRゴーグル、およびヘリ用のセンターのないサイクリックおよびコレクティブ、ラダーペダルをそろえています。あとは安いヨークも買いました。
この中で特に問題になるのはサイクリックおよびコレクティブです。どうしてもヘリ専用にならざるを得ず、それなりの価格になってしまいます。PCもまあまあ高くなりますが、これはしかたないでしょう。半導体不足のみぎり、GPUの高騰の影響をもろに受けます。


ここまでそろえて30万円を超えるくらいになりますが、このあたりのまあまあ現実的な価格でも、本当にリアルです。
そして、当然ながらC172でもR44でもR66でもすぐ切り替えられるため、非常に練習になります。たまに747とかにすることもありますが、面白くないし実際のフライトの勉強にならないので観光フライトをしたりします。

R44では、高速で緩降下でのBVI雑音とか、マニューバーをした時の雑音なども再現されています。ラダーも実機同様にリニアではありません。ホバリングだけは実機のほうが簡単ですが、ほかはかなり近いと思いました。

IFR訓練として視程を200mくらいにしてVRでBIF?計器飛行?をしましたが、本当に心細いです。計器をにらみつけるのみですが、アプローチライトが見えた瞬間にはほっとします。

ソフトはMSFSとX-plane(通常の民間用バージョン)を買いましたが、それほど高いものではないです。

計器の使い方やVORの使い方なんかは、教科書不要ではないかと思うくらい勉強になります。
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