「クレジットカードの知識 第3版」紹介 [その他]
最近はクレジットカードは必須アイテムになってきている気がします。公共料金や税金までカード払いにできる世の中です。
とくに海外旅行をするならパスポートの次に大事といっても過言ではないでしょう。
ネット通販でものを買うときも、カードがあるとスムーズです。
この本ではそのようなクレジットカードの仕組みなどについて解説してあります。
現代人にとって常識と言える内容かと思います。知っておくべき知識です。
カードとは本質的に借金です。もちろんキャッシングは借金そのものですが、通常の支払いも一時的にカード会社から借りているわけです。
またカード会社の収入は年会費、加盟店手数料、キャッシングなど色々ありますが、現在はキャッシングに偏っておりいびつな収入構成になっているようです。
この本の特徴は、このままではカード会社はおかしくなる。もっと経営を健全にしておかなければカードの存続
さえも危なくなるかも知れない、ということで改善策を提案していることです。「経済合理性のないビジネスは決して長続きしない」というのはまったくそのとおりでしょう。
ただ一消費者としていうと、カード会社の収益構造を理解して、カード会社の経営を支えていることと逆をすれば得なわけです。
カード会社がいくつかつぶれようが消費者としては一向にかまいません。別にカード会社がどこだってサービスは大してちがいません。
このあたりは著者の理想とはずれているかもしれません。ただし、どの会社でも大して差はないということ自体が問題でしょう。差がなければ出口のない消耗戦に入るのは当たり前で、どの業界でも同じだと思います。
2007-11-14 00:46
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