ケイマン2.7MTでの発進 [ケイマン]
ケイマン2.7のMTでの発進について書いてみます。
まず、発進の難易度としては普通です。普通にマニュアルを運転できる人なら誰でも運転できると思います。そんなに難しいという感じではありません。
日常使うのに何の問題もありませんが、気が付いた点について書いてみます。
ヴィッツを比較対象にすると、ケイマンは超低回転でのねばりはありません。エンストするときにはストンと止まります。ヴィッツは低回転まで落ちても、苦しそうにですがなんとか回ってなかなかエンストしにくいですが、ケイマンは淡白にスパッとエンストします。さらに回転が落ちると一時的に自動的にアクセルが開くようになっているので、エンストしかけた場合はエンジンが2000rpmあたりまで吹き上がります。
ヴィッツの車重は980kgでケイマンが1360kgなので、重量の差かもしれません。最初のタイヤひと転がりで感じる車の軽さはまったく違います。ただエンジンのレスポンスもまったく違うので、回転イナーシャの設定が違うのでしょう。
フライホイールの設定と言う意味では、CB1300SFは排気量1300ccでフライホイールはほぼ皆無ですが、もっと粘ります。ケイマンのような感じでも実用上の問題はありません。そういうセッティングなのだと思います。
半クラッチ領域も普通にありますが、切れがややシャープな印象です。車が動き始める最初の感覚も妙にダイレクトです。ヴィッツはクラッチのダンパースプリングの容量が大きいのでしょうか、動き始めの感覚がぼんやりしています。抽象的な表現で申し訳ありませんが、そう感じます。
初代ボクスターは発進が難しかったそうですが、今のケイマンは普通だと思います。初代ボクスターには乗ったことがないので比較はできませんが、ケイマンが難しいとは思いません。
超低回転域では前述の通りですが、2.7Lでも低回転のトルクはまあまああるほうです。可変バルブタイミング&リフト(バリオカムプラス)が付いているので低回転用のカムプロフィールを思い切って低速向けに設定できたからだと思います。さらに可変吸気システム(バリオラム)も付いています。
そのため別に扱いにくくはありません。ケイマン2.7でこうですから、おそらくケイマンSの3.4リッターエンジンならもっとラクでしょう。
繰り返しになりますが、ケイマンの発進は別に難しくなく、そんなに気を使うことはありません。
ただしヴィッツは発進が非常に簡単なので、比較するとやや難しく感じてしまいます。
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