SSブログ

ダイソン延長パイプ補修 (掃除機) [その他]

5年ほどまえに、ダイソンの掃除機(V6 Fluffy)を購入しました。ダイソンの掃除機はいろいろあってよくわかりませんが、かなり前のモデルです。

毎日使用していますが、最近延長パイプが破損しました。ずっと使用しているので仕方がないと思いますが、よくある故障?のようです。そして、これをDIYで補修しているのもよく見ます。ということで、マネしてダメ元で補修しましたが、問題なく直せたので紹介してみます。


出来上がりの写真です。こんな感じで補修しました。見た目はよくないですが、機能的には十分です。
DysonV6.jpg



破損状態の写真を撮り忘れましたが、パイプのここ破損はよくあることです。

https://search.yahoo.co.jp/image/search;_ylt=A2RCL599uDRf0xAAbQuU3uV7;_ylu=X3oDMTBiaGxjcmduBHZ0aWQDanBjMDAy?p=%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3+%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97+%E4%BF%AE%E7%90%86&aq=-1&oq=&ei=UTF-8#mode%3Dsearch

まあ、構造からみて仕方のない部分でしょう。重たいヘッドの重量がパイプの根元に集中する構造であり、ここにかかる応力で破断するのは当然と思えます。

数千回以上使用して、それでも耐えてくれたので十分です。パイプの新品を購入でもよいですが、古いのがごみにもなるのでできれば修理して使用したいところです。
ということで検索したところ、同じことを考えている人は多く、GFRPでの補修がメジャーなようです。

ダイソンV6の構造からみて、パイプの付け根は上側の引っ張り応力が支配的でしょう。破壊モードをみればわかることです。そのため、上側が引っ張りに対抗できれば良いわけで、上側を重点的に補修します。

GFRPですが、当然ながらガラスクロスが必要になります。その辺のホームセンターでガラスクロスを購入しました。短繊維のランダムマットと迷いましたが、前述のとおり応力の方向が限定されるため、通常の織りクロスにしました。
マトリックスは手に入りやすいエポキシ接着剤です。値段と扱いやすさでコニシのEセット(90分硬化型)にしました。




ここから先はいろいろなやり方があると思いますが、ネットのマネです。

なお、補修は上面と側面のみであり、裏側は補修していません。力学的構造からみて、それで十分だろうと思います。

最初にエポキシ接着剤を塗り、その上にガラスマットを積層していきます。積層の途中でもエポキシ接着剤(というか樹脂)を適宜足していきます。
短冊形にガラスマットを切って、それを長軸方向にそろえて並べました。大体3-4層くらいになるように積層しています。

そして、マットが剥離しないように、最後に長軸方向と直行するように細長いマットを巻きました。これは針金やホースバンドなどでもよいだろうと思います。

さらにサランラップで包みます。その上から手で十分にマットを圧着して隙間をつぶします。このサランラップでつつむのはなかなか良い方法だと思います。その上からガムテープで(臨時に)圧着しました。

さらにドライヤーで温めてエポキシの硬化を促進します。


このようにして補修した結果が冒頭の写真です。皆同じようにしていますが、極端な荷重がかかる部分ではないので、これで十分でしょう。次に壊れたら、パイプ購入というより全体を新品に買い替えです。




即席補修ではありますが、理論的には十分な強度があるはずですし、使っていて不安定な感じはありません。むしろ強度は高くなっているように思います。
こだわる方はカーボンでCFRPにしたらよいと思いますが、どう見ても過剰性能でしょう。ただ、もともと趣味なのでそれもそれでよさそうです。

nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。