ホンダe 試乗 [クルマ関係]
ホンダから「ホンダe」というEVが発売されました。一度ディーラーに行って話を聞きましたが、試乗車が来たとのことで乗ってきました。
全体的な感想としては、よくできています。気持ちよさではリーフを圧倒しており、乗り味ではリーフよりアイミーブに似ています。
欲しいところですが、やはり500万円という価格が気になります。価格以外は気にならないので、中古がでたら購入を検討というところでしょう。
今回試乗した車はこちらです。アドバンスのようです。
ホンダe
https://www.honda.co.jp/honda-e/
EVとくれば航続距離だけが話題になる感じですが、この車は35kwhの二駆ということで大体想像はつくでしょうからそこには触れません。
この車はEUのCAFE対策が主体であり、おそらく日本では物好きな金持ちにしか売る気がないため、あまり重箱の隅をつつくようなことを言っても意味がないでしょう。
ということで乗り味などのインプレに集中しようと思います。価格は棚上げです
バッテリーは水冷のようです。水冷はわかりましたが、ヒートポンプを使って大気温以下に冷却できるのかは聞き忘れましたが、まあ普通に考えればできるでしょう。それができなければ、いくら水冷とはいっても真夏の冷却はかなり厳しいです。
駆動方式はRWDです。バッテリーの位置は床下なのでRRと表現するべきか悩みますが、まあ後輪駆動には違いありません。そして、ここがリーフではなくアイミーブと共通です。後輪駆動の感触はどちらにもあり、前述の通り踏んだ時の感覚は結構似ています。
車内の様子はこちら。やはりグラスコックピットが目を引きますが、まあメルセデスもBMWも似たようなことをしていますし、要するに車のスマホ化なのでこんなものでしょう。
左右のミラーがカメラですが、これにはすぐ慣れました。ミラー本体がないため、視界を邪魔せず斜め前方向の視界が非常に広いのが印象的でした。見にくさは感じず、とくに複数人で車を共有する場合は、ドアミラーの調整をしなくてよいため便利ではないかと思いました。レクサスESなどでも同様のシステムがあるようですが、これはどんどん導入したらよいだろうと思いました。
ただ、このシステムを採用するなら当然ながらそれなりの面積のディスプレイ左右ともに必要となります。インパネをデザインする上でおそらく相当邪魔であり、これまでの内燃機関車の設計の延長ではうまくいかないかもしれません。
バックミラーもカメラにできますが、こちらは今一つと感じました。カメラなので視界は良好ですし、見え方もよいのですが、前をみてからバックミラーをみると焦点距離が激変するため、一瞬ぼやけます。
若者なら問題ないだろうと思いますが、当方のように老眼が入ってきているとピントの追従が遅れます。ここは通常の鏡のほうが良いようにおもいました。(切り替えはできるようです。)
シフトレバーはなく、すべてボタンになっています。フェラーリ方式でしょうか。違和感はありますし、物理的に今どこにはいっているのかわかりにくいため、自分は伝統的なレバーがよいですがこれからはすべてこうなっていくのかもしれません。とくに使うのに不都合はないです。
こんな感じです。
乗り心地は非常に良いです。バッテリーの重さとバッテリーケースの剛性などから、ボディの振動が非常によく抑えられています。ただ、これはリーフでもアイミーブでも同じことです。
重厚かつ軽快な乗り心地ですが、これまで乗り心地の悪いEVというのを体験したことはないので、まあこんなものといえるかもしれません。バッテリーの重量とバッテリーフレーム?の剛性が効いているのでしょう。
実は直後にフィットハイブリッドにも乗りましたが、乗り心地にかんしては全く違います。やはりガソリン車は振動が残ります。
ハンドリングもかなりスッキリしています。初期応答もその後の反応もかなり良いです。タイヤが驚きのパイロットスポーツ4という高級品がついていることも関連しているのかもしれませんが、実に気持ちよい感じでした。
なぜパイロットスポーツ4? このタイヤは悪い評価を聞いたことがないので良いものなのでしょう。
ちなみにハンドリングはアイミーブよりもいいです。アイミーブもかなり良いほうには入りますが、それでも重心の高さを感じるときがあります。しかしホンダeはその感触がなく、スポーツカー並みです。
また、ステアリングは軽いのですが、反力もあり車の動きがわかる印象です。リーフのハンドルコントローラー的なフィーリングとは違います。なんの違和感も感じませんでした。
自分が試乗するときには、「違和感のない感触」というのをとても重視しているのですが、この車にもそれがあります。
ブレーキのフィーリングもよいです。リーフのグニャグニャブレーキとはえらい違いで、アイミーブ並みの良いフィーリングです。
充電ケーブルはこちら。リーフとものと同じものに見えます。共用できるのでは?
全体的な感想としては、ホンダがまともに売る初めてのEVとしては、完成度は非常に高いです。
かなりほしくなりましたが、やはり価格が高すぎです。デザインはよいし、ハードウェアのセッティングも良いのは確かですが、いくら何でも高いです。ということで、中古を狙うことにします。
ところで今回の試乗の際に、以前質問したことの答えを一部もらいました。
1.バッテリー冷却システムの構造
水冷 (冷却システム自体の水冷)
2.バッテリーの劣化の表示方法
不明
3.バッテリーの新品交換価格
不明
4.駆動用バッテリーの保証
8年ついているらしいですが、条件不明でした。
この点に関しては、再度確認してもらうようにします。
なお、ディーラーでセールスマンに聞いても、自分が聞きたいことの答えはほとんど帰ってきません。また、EVは日常的に乗っているひととそうでない人では、まったく理解の深さが異なるため、いつものことながらセールスマンがあてになりません。EVのような特殊な車に関しては、オーナーに直接聞いたほうがよほど詳しく理解できるでしょう。(そもそもホンダeのオーナーなど現時点では極めて少ないでしょうが。)
なお、「すべて」シリーズのホンダeバージョンが出ています。メカニズム解説は相変わらず詳しいため、そのあたりを知りたい人はこちらをどうぞ。
全体的な感想としては、よくできています。気持ちよさではリーフを圧倒しており、乗り味ではリーフよりアイミーブに似ています。
欲しいところですが、やはり500万円という価格が気になります。価格以外は気にならないので、中古がでたら購入を検討というところでしょう。
今回試乗した車はこちらです。アドバンスのようです。
ホンダe
https://www.honda.co.jp/honda-e/
EVとくれば航続距離だけが話題になる感じですが、この車は35kwhの二駆ということで大体想像はつくでしょうからそこには触れません。
この車はEUのCAFE対策が主体であり、おそらく日本では物好きな金持ちにしか売る気がないため、あまり重箱の隅をつつくようなことを言っても意味がないでしょう。
ということで乗り味などのインプレに集中しようと思います。価格は棚上げです
バッテリーは水冷のようです。水冷はわかりましたが、ヒートポンプを使って大気温以下に冷却できるのかは聞き忘れましたが、まあ普通に考えればできるでしょう。それができなければ、いくら水冷とはいっても真夏の冷却はかなり厳しいです。
駆動方式はRWDです。バッテリーの位置は床下なのでRRと表現するべきか悩みますが、まあ後輪駆動には違いありません。そして、ここがリーフではなくアイミーブと共通です。後輪駆動の感触はどちらにもあり、前述の通り踏んだ時の感覚は結構似ています。
車内の様子はこちら。やはりグラスコックピットが目を引きますが、まあメルセデスもBMWも似たようなことをしていますし、要するに車のスマホ化なのでこんなものでしょう。
左右のミラーがカメラですが、これにはすぐ慣れました。ミラー本体がないため、視界を邪魔せず斜め前方向の視界が非常に広いのが印象的でした。見にくさは感じず、とくに複数人で車を共有する場合は、ドアミラーの調整をしなくてよいため便利ではないかと思いました。レクサスESなどでも同様のシステムがあるようですが、これはどんどん導入したらよいだろうと思いました。
ただ、このシステムを採用するなら当然ながらそれなりの面積のディスプレイ左右ともに必要となります。インパネをデザインする上でおそらく相当邪魔であり、これまでの内燃機関車の設計の延長ではうまくいかないかもしれません。
バックミラーもカメラにできますが、こちらは今一つと感じました。カメラなので視界は良好ですし、見え方もよいのですが、前をみてからバックミラーをみると焦点距離が激変するため、一瞬ぼやけます。
若者なら問題ないだろうと思いますが、当方のように老眼が入ってきているとピントの追従が遅れます。ここは通常の鏡のほうが良いようにおもいました。(切り替えはできるようです。)
シフトレバーはなく、すべてボタンになっています。フェラーリ方式でしょうか。違和感はありますし、物理的に今どこにはいっているのかわかりにくいため、自分は伝統的なレバーがよいですがこれからはすべてこうなっていくのかもしれません。とくに使うのに不都合はないです。
こんな感じです。
乗り心地は非常に良いです。バッテリーの重さとバッテリーケースの剛性などから、ボディの振動が非常によく抑えられています。ただ、これはリーフでもアイミーブでも同じことです。
重厚かつ軽快な乗り心地ですが、これまで乗り心地の悪いEVというのを体験したことはないので、まあこんなものといえるかもしれません。バッテリーの重量とバッテリーフレーム?の剛性が効いているのでしょう。
実は直後にフィットハイブリッドにも乗りましたが、乗り心地にかんしては全く違います。やはりガソリン車は振動が残ります。
ハンドリングもかなりスッキリしています。初期応答もその後の反応もかなり良いです。タイヤが驚きのパイロットスポーツ4という高級品がついていることも関連しているのかもしれませんが、実に気持ちよい感じでした。
なぜパイロットスポーツ4? このタイヤは悪い評価を聞いたことがないので良いものなのでしょう。
ちなみにハンドリングはアイミーブよりもいいです。アイミーブもかなり良いほうには入りますが、それでも重心の高さを感じるときがあります。しかしホンダeはその感触がなく、スポーツカー並みです。
また、ステアリングは軽いのですが、反力もあり車の動きがわかる印象です。リーフのハンドルコントローラー的なフィーリングとは違います。なんの違和感も感じませんでした。
自分が試乗するときには、「違和感のない感触」というのをとても重視しているのですが、この車にもそれがあります。
ブレーキのフィーリングもよいです。リーフのグニャグニャブレーキとはえらい違いで、アイミーブ並みの良いフィーリングです。
充電ケーブルはこちら。リーフとものと同じものに見えます。共用できるのでは?
全体的な感想としては、ホンダがまともに売る初めてのEVとしては、完成度は非常に高いです。
かなりほしくなりましたが、やはり価格が高すぎです。デザインはよいし、ハードウェアのセッティングも良いのは確かですが、いくら何でも高いです。ということで、中古を狙うことにします。
ところで今回の試乗の際に、以前質問したことの答えを一部もらいました。
1.バッテリー冷却システムの構造
水冷 (冷却システム自体の水冷)
2.バッテリーの劣化の表示方法
不明
3.バッテリーの新品交換価格
不明
4.駆動用バッテリーの保証
8年ついているらしいですが、条件不明でした。
この点に関しては、再度確認してもらうようにします。
なお、ディーラーでセールスマンに聞いても、自分が聞きたいことの答えはほとんど帰ってきません。また、EVは日常的に乗っているひととそうでない人では、まったく理解の深さが異なるため、いつものことながらセールスマンがあてになりません。EVのような特殊な車に関しては、オーナーに直接聞いたほうがよほど詳しく理解できるでしょう。(そもそもホンダeのオーナーなど現時点では極めて少ないでしょうが。)
なお、「すべて」シリーズのホンダeバージョンが出ています。メカニズム解説は相変わらず詳しいため、そのあたりを知りたい人はこちらをどうぞ。
2020-10-31 22:37
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