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ロビンソンR22解説 14 参考書 [ヘリコプター]

ロビンソンR22の解説の続きです。

これまで、R22の構造等についていろいろ書いてきました。自分は操縦よりも構造を理解することが好きなので、そのあたりを詳しく書いてきたつもりですが、この視点で参考書を紹介してみます。

いろいろ調べましたが、現時点で簡単に手に入れることができる中では、この本が良いように思いました。ただし英語です。Kindle版もあるようです。

「Robinson R22 Systems Manual」


下に紹介したマニュアル等はメーカーの純正の説明書ですが、当然ながら構造を説明するためのものではありません。単に構造を理解するという意味においては、必要以上に簡潔または詳細すぎるため、解説書としては不適切です。(目的が違うので、当然ではあります。)

ということでこの本は英語であることが問題ではありますが、特にアメリカでヘリの免許を取るなら英語は避けて通れませんし、理解できたほうが便利です。

また、イラストや写真だけを追っていっても理解できる部分はあると思います。

自分は知りませんでしたが、ライカミングのクランクシャフト(4気筒)は、3ベアリング支持なんですね。ちょっと信じられません。そのため水平対向のくせにカミソリクランクになっていないんです。EJ20(スバル)やM96(ポルシェ)のクランクとはえらい違いです。




上の本は有料の本ですが、あとは無料の資料の紹介です。

純正の資料のなかでも、ロビンソンR22の構造を理解する上で外せないものは、PilotOperatingManual いわゆるPOHです。

これはロビンソンのWebにPDFで公開されているため、まずはこれを読むことを勧めます。ただ、免許をとった人は隅から隅まで読みまくって覚えたはずです。私も相当読み込みました。

https://robinsonheli.com/
Publicationのところに置いてあります。

もちろん、緊急操作のところがとくに試験では焦点になりますので、かつては詳しく理解して覚えました。
単にシステムの紹介というところもあり、最低限ですが構造の解説もしてあります。ただし、これはマニュアルであるため、指示はありますがその背景にあるものの解説はありません。(それも当然ではあろうと思います。)




次は、メンテナンスマニュアルですが、これはいわゆる整備書です。当然ながら細かい整備法が載っており、構造の勉強にももってこいです。

これもメーカー(RHC)のWebに掲載されています。

ちなみに、パーツカタログについても、実際は分解図および透視図となっているため、構造の理解にはなかなか良いです。ただし、当然ながら細かいです。

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