ヘリ訓練開始(R44 raven1) [ヘリコプター]
ヘリの訓練を再開するべく、いろいろな準備をしています。申し込んでから毎日勉強はしており、いつでも良い状態にしているつもりですが、本日機体と教官の準備ができたとのことで初めて乗ってきました。
操縦は5年ぶりですが、意外と感覚を覚えており(自分としては)普通に乗れました。
ということで、搭乗した機体の写真です。
ちなみに、これはテールコーンについているVORアンテナで、通称「タオル掛け」です。どこかのページで読みましたが、たしかにタオル掛けに見えます。
しかし、なぜ下側でなく横についているのでしょう? 地上との交信なら下側にあるほうが合理的だろうと思います。なにか理由があるのだろうと思いますが、理由は知りません。
ちなみにアンチコリジョンライトはこちら。昔訓練したときは普通のストロボライトでしたが、今はLEDなんですね。当たり前かもしれませんが、自分にとっては新鮮です。
なお、普段の練習はRaven2と聞いていましたが、Raven1とRaven2のどちらになるかはわからないらしいです。本日はRaven1でしたが、ハイドロはついているので操縦感覚は同じような感じなのでしょう。
エンジン始動の手順およびMAPリミットは違いますが、エンジン始動はRaven1はむしろR22に近いので自分としては違和感はありません。またMAPリミットも標高0mの気温10度で日本人二人ですので、事実上ほとんど関係ありません。
自分としては5年ぶりの操縦になります。ということで、運航前点検を含めて一通りチェックしてもらいました。
R22は機体によじ登るときにフレームに足を掛けるところがあるため、何もなくてもそのまま登れます。
R44は、メンテナンスハッチ内に足を掛けるところはあるものの、そもそも一歩目を掛けるところがないため、登るなら脚立が必須のようです。
ということでゆっくり説明を受けながらチェックしていきました。今回はここだけで1時間くらいかかりました。
ちなみに、今回の機体は日本の機体であるため、チェックリストやマニュアルは日本語です。
チェックの途中で「安全線」などという単語が出てきます。一瞬意味が分かりませんでしたが、「SaftyWire」と訳ということに気づきました。延々英語で訓練を受けてきたものとしては訳語に違和感があることも多いです。
まあ、当たり前ですがこのあたりのチェックはR22もR44も同じような感じです。ただ、ハイドロ関係は違うため、いろいろ質問して教えてもらいました。
スタートアップ手順の練習をしてから、いよいよエンジンを掛けます。Raven1だからかもしれませんが、車式のキーでスターターを始動します。
ちなみにRaven1とRaven2の違いはキャブFIかの違いですが、Raven2はスターターをエンゲージしてからミクスチャーをリッチに入れるようになっています。この意味はよくわかりません。
まあすぐエンジンはかかり、そしてウォームアップです。いつものことですが、ローターの回転数によっては、機体が結構振動します。共振して壊れるのではないかと思うほど揺れることもあります。
離陸前のチェックをしていると、CO警告のライトがつきました。びっくりしてインストラクターに聞くと、ホバリング中はよく点灯する、とのことでした。
まあそうなのかもしれませんが、あまりいい気分ではありません。ただ、R22などでもおそらく排気は入ってきていたと思うのでそんなものなのかもしれません。タバコを吸っているのに比べればマシかも。(早くガソリンを無鉛にして、触媒を装着するべきだろうと強く思います。)
今回のR44の排気管です。内部に白いものが付着しています。詳しく知りませんが鉛でしょうか? これもあまりいい気はしません。
まずはホバリング練習ですが、最初の10分はふらふらしたものの、みるみる安定していきます。
15分後には普通に止められるようになりましたが、自分でもびっくりです。体にしみ込んだ技術は忘れないことを実感しました。
R22やアストロの感覚もほとんど覚えていないので、比較にはなりませんが、R44 Ravenのハイドロ入りのサイクリックの感覚は、「グニャグニャ」という感じです。反力がなくどこがセンターかもわかりません。(そもそもヘリのセンターなどは厳密にはありませんが・・。)なんだか、「暖簾に腕押し」ということわざのような感じを受けました。
もちろん操縦には問題ないですし、R22のような超アナログなライトトリムレバーもありませんし、エレクトリックトリムもないので操縦しやすいのだろうと思いました。(しかし以前のことを覚えていないので評価はできません。)
今回のホバリングで最も印象的だったのは、サイクリックもともかく、全くリニアでないアンチトルクです。操作というか翼面の動きはもちろんリニアなのですが、ホバリング中のラダーはぐっと一気に動いたり動かなかったりの繰り返しであり、それが反力がきちんと伝わってくるので認識できます。そのあたりで、次の動きを予想して先読みで入力を入れる感じが非常に懐かしい感じでした。
(この文面は、我ながらわかりにくいと思いますが、乗ったことのある方にはわかっていただけると思います。)
この反力の感じはアンチトルクにはハイドロが入っていないからなんでしょうか?よくわかりませんが、この感じはR22そっくりと思いました。
その後はトラフィックパターンを3周しましたが、アプローチの感触もだんだん戻ってきました。滑走路の見えかたも思い出したような気がしてきました。
しかし、40分が経過して集中力が途切れてきたので、着陸しました。(飛行単価は高いですしね。)
戻っていろいろ直すべきところの指摘をいただき、本日の飛行は終了となりました。
勉強するべきことは山のようにありますが、ひとまず初回としてはうまく飛べたと思います。個人的には満足のフライトでした。
操縦は5年ぶりですが、意外と感覚を覚えており(自分としては)普通に乗れました。
ということで、搭乗した機体の写真です。
ちなみに、これはテールコーンについているVORアンテナで、通称「タオル掛け」です。どこかのページで読みましたが、たしかにタオル掛けに見えます。
しかし、なぜ下側でなく横についているのでしょう? 地上との交信なら下側にあるほうが合理的だろうと思います。なにか理由があるのだろうと思いますが、理由は知りません。
ちなみにアンチコリジョンライトはこちら。昔訓練したときは普通のストロボライトでしたが、今はLEDなんですね。当たり前かもしれませんが、自分にとっては新鮮です。
なお、普段の練習はRaven2と聞いていましたが、Raven1とRaven2のどちらになるかはわからないらしいです。本日はRaven1でしたが、ハイドロはついているので操縦感覚は同じような感じなのでしょう。
エンジン始動の手順およびMAPリミットは違いますが、エンジン始動はRaven1はむしろR22に近いので自分としては違和感はありません。またMAPリミットも標高0mの気温10度で日本人二人ですので、事実上ほとんど関係ありません。
自分としては5年ぶりの操縦になります。ということで、運航前点検を含めて一通りチェックしてもらいました。
R22は機体によじ登るときにフレームに足を掛けるところがあるため、何もなくてもそのまま登れます。
R44は、メンテナンスハッチ内に足を掛けるところはあるものの、そもそも一歩目を掛けるところがないため、登るなら脚立が必須のようです。
ということでゆっくり説明を受けながらチェックしていきました。今回はここだけで1時間くらいかかりました。
ちなみに、今回の機体は日本の機体であるため、チェックリストやマニュアルは日本語です。
チェックの途中で「安全線」などという単語が出てきます。一瞬意味が分かりませんでしたが、「SaftyWire」と訳ということに気づきました。延々英語で訓練を受けてきたものとしては訳語に違和感があることも多いです。
まあ、当たり前ですがこのあたりのチェックはR22もR44も同じような感じです。ただ、ハイドロ関係は違うため、いろいろ質問して教えてもらいました。
スタートアップ手順の練習をしてから、いよいよエンジンを掛けます。Raven1だからかもしれませんが、車式のキーでスターターを始動します。
ちなみにRaven1とRaven2の違いはキャブFIかの違いですが、Raven2はスターターをエンゲージしてからミクスチャーをリッチに入れるようになっています。この意味はよくわかりません。
まあすぐエンジンはかかり、そしてウォームアップです。いつものことですが、ローターの回転数によっては、機体が結構振動します。共振して壊れるのではないかと思うほど揺れることもあります。
離陸前のチェックをしていると、CO警告のライトがつきました。びっくりしてインストラクターに聞くと、ホバリング中はよく点灯する、とのことでした。
まあそうなのかもしれませんが、あまりいい気分ではありません。ただ、R22などでもおそらく排気は入ってきていたと思うのでそんなものなのかもしれません。タバコを吸っているのに比べればマシかも。(早くガソリンを無鉛にして、触媒を装着するべきだろうと強く思います。)
今回のR44の排気管です。内部に白いものが付着しています。詳しく知りませんが鉛でしょうか? これもあまりいい気はしません。
まずはホバリング練習ですが、最初の10分はふらふらしたものの、みるみる安定していきます。
15分後には普通に止められるようになりましたが、自分でもびっくりです。体にしみ込んだ技術は忘れないことを実感しました。
R22やアストロの感覚もほとんど覚えていないので、比較にはなりませんが、R44 Ravenのハイドロ入りのサイクリックの感覚は、「グニャグニャ」という感じです。反力がなくどこがセンターかもわかりません。(そもそもヘリのセンターなどは厳密にはありませんが・・。)なんだか、「暖簾に腕押し」ということわざのような感じを受けました。
もちろん操縦には問題ないですし、R22のような超アナログなライトトリムレバーもありませんし、エレクトリックトリムもないので操縦しやすいのだろうと思いました。(しかし以前のことを覚えていないので評価はできません。)
今回のホバリングで最も印象的だったのは、サイクリックもともかく、全くリニアでないアンチトルクです。操作というか翼面の動きはもちろんリニアなのですが、ホバリング中のラダーはぐっと一気に動いたり動かなかったりの繰り返しであり、それが反力がきちんと伝わってくるので認識できます。そのあたりで、次の動きを予想して先読みで入力を入れる感じが非常に懐かしい感じでした。
(この文面は、我ながらわかりにくいと思いますが、乗ったことのある方にはわかっていただけると思います。)
この反力の感じはアンチトルクにはハイドロが入っていないからなんでしょうか?よくわかりませんが、この感じはR22そっくりと思いました。
その後はトラフィックパターンを3周しましたが、アプローチの感触もだんだん戻ってきました。滑走路の見えかたも思い出したような気がしてきました。
しかし、40分が経過して集中力が途切れてきたので、着陸しました。(飛行単価は高いですしね。)
戻っていろいろ直すべきところの指摘をいただき、本日の飛行は終了となりました。
勉強するべきことは山のようにありますが、ひとまず初回としてはうまく飛べたと思います。個人的には満足のフライトでした。
2021-02-14 20:48
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