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ヘリ用ヘルメット購入 [ヘリコプター]

フライト動画を撮影して訓練の復習などをしています。Youtubeに動画をアップしていますが、顔が写るのが気になるため、ヘルメット購入しました
あくまで動画で顔が写るのが気になるための道具であり、決してコスプレ目的ではありません。

こんな感じです。海兵隊(USMC)のステッカーを貼りました。
70年代のアメリカ軍の正式装備であり、色も色であるためベトナム戦争のヘリパイロットといった風情になっているはずです。
SPH4_helmet.JPG



ヘルメットを購入を検討しましたが、輸入することも考えるものの非常に高価であるうえにサイズがわからない。国内なら交換などもやりやすいですが、個人輸入ではかなり難しいです。

ヘリ用のヘルメットはいろいろな会社からでているようですが、のきなみ高価で2000-2500USドルくらいが相場のようです。
国内に入れば30万円以上になるでしょうし、BOSEのA20などを組み込めばさらに1000ドル上乗せです。仕事でもないし安全性の追求ということを目的にしていないので、さすがにそこまでは出せません。

ということで中古品を狙いヤフオクをみていましたが、SPH-4(本物)が出品されていたので購入してみました。出品者さんは飾りにしていたようで、実際に航空機用ヘルメットとして使用したことはなかったようです。

自分は大きい眼鏡をかけているのでサングラスがかけにくく、バイザーを使用したいということもヘルメット選択の条件として挙がります。この一点だけでもヘルメットは便利です。



いろいろ調べましたが、今回購入したSPH-4はアメリカ軍の古い正式ヘルメットでGENTEX社製です。その後SPH-5になり、さらにHGU-56Pになっているらしいです。
HGU-56Pはレプリカがたくさん安く出回っており、コスプレとしてはそれでよいのですがマイクはともかくヘッドホンがありません。そのためフライトには使用できないため、レプリカを採用するなら大幅な改造が必要となります。まあやろうと思えばなんとかはなりそうです。航空機用のヘッドホンは本当に単なるヘッドホンです。
固定翼用の2本出ているプラグの聞く方のプラグは、普通にその辺の音楽機器に接続できるはずです。





今回購入したヘルメットは、古いですがきちんと機能しました。
ただしオリジナルのマイクは軍用のローインピーダンスのダイナミックマイクであるため、アームごとデビットクラークの民間用エレクトレットコンデンサーマイクに交換しました。ケーブルなどは問題なく使用でき、アームの固定法も同じなので交換は極めて簡単です。

いつものようにAircraftSpruceから輸入しました。デビッドクラークのM7A withBoomというもので100ドルくらいで手ごろな値段であり、注文から4日で届いたのには驚きました。

Dリングのあごひもがつけにくかったので、その辺のホームセンターで安物ヘルメットを購入し、バックルだけ交換しました。(詰め込んでいるのはその辺にあったクッションです)
SPH4_strup.JPG




ということで改造したヘルメットをかぶってR44で飛びました。サイズがぴったりだったため意外と快適であり、遮音性も完璧でした。マイクの動作も問題なく、普通に使えました。

ただし、コードが少し短いため延長ケーブルがあったほうが良いかもしれません。
今回はインターコムからの音取り出しケーブルを延長ケーブルがわりにしました。この程度伸びれば問題はありません。
SPH4_cable.jpg


そして、バイザーはかなり便利です。晴れているときには良く見えて素晴らしい。ヘルメット自体が古すぎてバイザー(というかバイクでいうところのシールド)の新品が手に入るかどうか不明ですが、手に入るなら偏光バイザーが欲しいです。

着陸したら、隣の防災のBK117のクルーがみなヘルメットをかぶっており(当たり前?)、お仲間みたいな感じでした。向こうはフライトスーツとハーネスとヘルメットなので、本気の装束です。(仕事だから当たり前ですが)


ということで、ほとんどコスプレにしか見えないとおもいますし、その要素があることは否定しませんが、意外とヘルメットも良いと思いました。
ただ、アクティブノイズキャンセリングに慣れていると、パッシブはやはり快適性で劣るのは確かです。

今回ヘルメットを訓練会社にもっていくと、社員さんが皆元自衛隊員であるため、懐かしそうな感じでした。そしてちょっとウケていました。
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