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ヘリ訓練 (R22 beta2)タワー空港へNavigation [ヘリコプター]

週末もヘリ訓練をしました。例によってオートロなどの練習を行いますが、タワー空港へ遠征しました。
遠征とはいっても20nm(1nm=1.85km)しか離れていないので、ナビゲーションとも言えないようなものですが、ATIS、TCAなどとの通信も行いました。

これまでも3度ほど行ったことはありますが、今回はATCに全然緊張しなかったのが自分でも驚きです。

本日の機体 R22ベータ2
R22_OT.JPG

ということで、目的地の空港に普通に着陸してエンジンをカットして駐機し、一応空港のターミナルに行くことにしました。
空港に降りること自体に慣れることを目的としていますが、小型機で着陸した場合にどこに行ってどのように着陸料を払ってなどということは、ネットにほとんど掲載されていません。

このあたりは本当に空港ごとにまちまちですが、たいていエプロンから螺旋階段を上ることになります。
知っている人に聞けばもちろんわかりますし、電話で管理事務所に聞けば教えてくれると思いますが、ネットで検索しても全然出てきません。知っている人といっても非常に少ないです。
まあ、需要が少なすぎるので仕方ないかもしれません。自家用機を使用している人もあまりいないでしょうから。



通常の手順としては、小型機で空港に行く時にはまずは駐機場の調整をお願いすることになります。
今回は1時間ほど駐機するだけであり、特別な事情がなければ小型機用のスポットが満車(満機?)ということも少ないと思われます。

ということで「日本の空港」という半オフィシャルな空港資料集(Jeppesenみたいな感じ)を見て、空港に電話します。しかし営業時間外というアナウンスが流れて連絡がつきません。仕方がないのでFAIBに電話して連絡先を教えてもらいました。

AIPも見ましたが、正しい連絡先は載っていませんでした。ということは、そもそも休日の正しい連絡先が分からないということになります。「日本の空港」に掲載されていないのはともかく、AIPに掲載されていないことが致命的かもしれません。(この件で、CFIもだいぶイラつき気味でした。)

小型機運行に関しては、SATシステムや訓練空域の予約などはネット(しかし事実上は会社が必要)ですが、それ以外は異様に電話連絡が多いです。ま、電話さえあれば面倒ではあるものの手続きはだいたいできるということもいえます。



ということで、なんとか確かめた番号に電話して、事務所に近いスポットを予約していただきました。
そして、ホーム空港をいつも通りプリフライトチェックをして離陸しました。


ホーム空港の周波数をはなれてTCAのモニターを受け、さらにATISを聞きます。
TCAも、レーダーモニターを受けるといってもほんの僅かのみになります。いちおうスコークが割り当てられましたが、「no traffic」とのことで、モニターのみです。ただしレーダーで見てもらっているという安心感はありがたいです。
ただ、これも日本でADS-B/OUTがアメリカのように(事実上)義務化されれば、安いADS-Bレシーバーがあればほぼレーダーみたいな使い方ができるはずです。その方が安全であることは間違いないですし、管制もしやすくなると思うのですがどうなんでしょうね。



なお、本日の機体は勝手にコレクティブが下がる傾向があり、ちょっと気を抜くと勝手に高度が下がります。TCAのレーダー画面では高度がしょっちゅう変わっていてあまり美しくなかっただろうと思います。
プロペラモーメントの関係でR22はコレクティブが下がる(すべてのヘリで下がるはずです)ので、コレクティブにはアップスプリングがついており、上がるように力がかけてあります。
おそらくそのスプリングが弱いのでしょう。交換して強くしてほしい。マニュアルによると調整できるらしいです。
なおR44はハイドロの不可逆性で動きません。この点のみでもR44は快適です。


その後すぐに目的空港のタワーに切り替えです。無線が一系統しかないので忙しく、切り替えも面倒ですが、これらを20nmの間に行います。

安全のためにも、無線は2系統以上必要ですね。飛んで思いましたが、発信はできなくてもよいので聞くだけの無線でも欲しいです。受信だけの無線機でも意味は十分にあります。これは実際にフライトしている方であれば意味は分かってもらえると思います。

実際の運用では、実際の交信をしないまでも、必要なの周波数(近くの空港など)のモニターのみを行う場面は多いです。安全のためにそのようにするのが普通です。




ということで、ATCをいろいろやりましたが、以前と比べて全く緊張しませんでした。離陸も初めてのヘリパッドからの離陸ですが、それもべつにどうということはありませんでした。

まあ、ATCは慣れという部分も大きいです。スムーズに飛ぶには、「新しいことをできるだけ少なくする」というのが良いのだろうと思います。それが操縦技術なのかATCなのか土地勘なのかはいろいろあると思いますが、だいぶタワー空港にも慣れてきました。忙しくなければ何とかなりそうです。

今度はどこに行こうかと計画を練りますが、ほとんど遠足の計画みたいなものです。大人の遠足ですな。
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