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「空と宇宙&船&鉄道の食事の歴史物語」 書評 [その他]

今回は書評を書いてみます。
最近は年を取ったせいか歴史に興味がわいてきましたが、乗り物と食事の本を読んでみたところ興味深かったため取り上げてみます。

読んですぐに参考になるような本ではないですが、特に船編は栄養障害の勉強には良いかも。












この本は、いかにも訳本という感じの文体で統一されています。正直言って読みやすいかどうかは微妙なように思いますが、内容は非常に面白かったです。

飛行機は歴史が浅いのでまあまあですが、とくに船が興味深いです。
壊血病のくだりなどは面白いです。壊血病は、世界初の臨床試験(しかも対照群を設定した)がおこなわれた歴史的な病気ですが、そのあたりの記載もあります。
しかし、基本的には、そのあたりの時代の食事というか生活は悲惨だったようで、時代を感じます。

鉄道編も面白いですが、ある意味鉄道内での食事の黄金期は少なくとも日本では去ったかもしれません。食堂車がなくなるのはもちろん、車内販売もどんどん消えています。
駅弁なども消えてはいないでしょうが、昔のような感じではないでしょう。コロナで世界はかわり、そして二度と元には戻らないように思います。

ちなみに、機内食のこともいっぱい書いてありますが、最近は旅客機にはのらないのでもう機内食を食べたのが何年前のことか思い出せません。多分4年くらい前だろうと思います。大韓航空のビビンバがおいしかったことは覚えています。人生で一度だけビジネスクラス(JALしかもアップグレードで)にのったことがありますが、その時の食器が陶器だったことも鮮明に覚えています。

なかなか興味深い本です。



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