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ヘリ訓練 R66では2回目 [ヘリコプター]

コロナが少しだけ落ち着き、職場から県外への外出許可?が出たため、ちょっとだけ遠征してR66に乗ってきました。

半年ほど前に初めてR66で訓練をしましたが、今回は2回目です。前回が30分くらい乗っただけですので、R66の経験はほんの少しです。ただしシステムについてはだいぶ勉強しています。

ちなみに、乗った機体も以前と違う機体です。初期型R66でしょうか?
R66.JPG


R66は、R44と同じような形をしています。慣れると区別できますが、普通の人は区別できないでしょう。B737とA320のような感じです。(わかる人にはわかるということです。知っている人からみれば全然違うという意味でも同じか。)

R66はパワープラントがタービンなので、当然パワートレインはR44と全く違います。しかし、ほかの感じは結構似ており、スティックの見た目もほぼ同じです。
以前に乗った時には、R66はR44に似ている感じを受けましたが、なぜか今回はだいぶ違う感じがしました。



なお、前回はエンジン始動はCFIにやっていただきましたが、今回は自分で始動させてもらいました。
もちろんシステムを詳細に勉強して理解しており、手順も完全に記憶していることを事前にアピールです。
そして実際の手順をシミューレーションとしてやってみて、ホットスタートのことなどをよく理解していることをわかってもらってからです。

それでも、相当緊張します。本来ならアリソンC250系エンジン(正確にはRR300)の、素晴らしい始動音を楽しむ予定でしたが、MGTメーターをにらみつけていたため、全然音のことを覚えていません。
本当はこのように緊張することはよくありません。事前に十分に準備しておき、リラックスして始動するのが本来は望ましいのですが、それでもやっぱり緊張します。エンジン壊したら数百万円以上かかることは確実(もっと高いかも)であり、それが頭にちらつきます・・。
まあ、ホットスタートしそうになったら、燃料をカットすれば問題はありません。MGTが782度を一気に越えたらカットするつもりで見ていましたが、全く問題なく始動できました。

外部電源も接続していたのもあるかもしれませんが、特に問題なく始動しました。エンジン始動チェックリストも普通にすべて終了し、離陸です。

燃料2/3で二人乗りであり、外気温も25度くらいです。R66の定格出力からみれば非常に重量は軽いです。本日もTOPを使用せず、MCPでも過剰な感じでした。




R66の空中の感覚はR44に似ていると思います。しかし、問題は自分が最近R44に乗っていないことです。最近の訓練はR22ベータ2ばかりであり、完全に体がR22に慣れています。そもそも総飛行時間140時間のうち100時間くらいはR22です。

R44もR66もハイドロ付きのグニャグニャサイクリックであり、ちょっと懐かしい?感じがしました。R22よりもホバリングが明らかに楽でした。

R22はパワーがなく、降下のときもコレクティブを下げれば結構簡単にさがります。これがR44になると、パワーを落としても伸びる?感じがありなかなか降りません。いろいろ違いもありますが、もっとも違うのはここでしょうか。

POHによるとR66はさらに滑空性能が良いようであり、本当になかなか降りない感じで戸惑いました。大体トルク30%くらいで降下とのことですが、10%(オートロ手前)くらいまでトルクを下げないと思ったように下がらない感じがあり、まったくしっくりこない感じでした。(おそらくそれは下げすぎ)

まあ、そもそもヘリはちょっとコレクティブを下げても降りません。初期にはコレクティブをぐっと下げて、そのあとちょっと当てる感じにしないとスムーズにいかないのですが、それがやや極端に必要な感じがしました。

最初のタッチアンドゴーの出来はひどかったですが、そもそもR66には1時間しか乗っていないので当たり前なのかもしれません。4回ほどTGLをやりましたが、毎回マシになってくるのは、さすがにこれまでの訓練の成果ではあろうと思います。

一度オートロ降下をしましたが、これもそんなに違う感じはありませんでしたが、R22とくらべて全てがゆっくりです。鷹揚というのか鈍重というのか、よくわかりませんが、動き自体がゆっくりで余裕はある感じです。しかしパワーリカバリでのパワーの入れ方に非常に気を使いました。NR/N2がかなり動く感じがして、上げる時にはゆっくり動かすようにしました。



本日R66に乗って一番感じたのは「ダイレクト感に欠ける」という印象でした。おそらく普段に超敏感なR22に乗りまくっているためだろうと思いますが、全ての操作に対して何かが間にはさまっているような感覚が最後まで抜けませんでした。(実際にはそんなことはないはずです。)
そもそも、定常飛行での必要トルクなども勉強していきましたが、今ひとつしっくりこず、パワーも探るような感じで入れざるをえませんでした。

なんとなく違和感がある状態で40分のフライトを終了しましたが、それでもいろいろ得るものはありました。



まあ、じっくりR66の練習と勉強を行い、タービン限定の受験に向けて練習する予定です。しかし、いつになるのかはわかりません。
口頭試問はシステム(とくにエンジン)のことが主体になると思われますが、そのあたりは大好きなので、たぶん何とかなるだろうと思います。

まあ、趣味としてぼちぼち練習します。R44に比べて単価が高いですが、極端には違わないのはタービンの燃料が安いからかもしれません。

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