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ヘリ&飛行機 座学ずっと継続中 [ヘリコプター]

週末などにヘリのフライト訓練をぼちぼち継続しています。そして、最近サボりがちではありますが、座学もつづけています。
訓練再開から1年以上がたち、フライト時間も総計40時間くらいになりました。だいぶいろいろな事を練習したような気もしますが、いくらでも勉強することがあります。

最近はタービン機であるR66にも乗っています。また飛行機(C172)の訓練は今中断していますが、いずれ再開の予定です。そちらの勉強もあり、勉強することは尽きません。

以前教科書を列挙したことがありましたが、今の時点で使っている教科書を再度紹介してみます。
textbook.JPG


だいぶ趣味も入っており、訓練に絶対に必要な本ばかりというわけでもないです。
航空関係の日本語の本はそれほど多くなく、皆同じような本(教科書)を使っていると思われます。
そのため、今回取り上げた本も一般的なものだろうと思います。

写真を撮影しましたので、左から順に説明します。

「ロビンソン POH」
左端のファイル3つは、ロビンソン社からダウンロードしたPilot Operation Handbookです。R22、R44、R66のものを綴じて読んでいます。(英語版)

それぞれが数百ページありますが、細部まで読み込んでいます。ほとんど内容を覚えてしまいましたが、POHは相当詳しく、これを完全に理解すれば機体に関してはほかに必要な資料はあまりないのではと思います。
R22に関しては解説本も読んでいます。R66は、どこかに落ちていたR66の解説コースの資料?(おそらくR66発売時のもの)も読んでいます。これも非常に参考になります。


「Take Off」
自家用パイロットにとって役立つ知識がいろいろあります。
やや記述は簡素ですが、フライトについてありとあらゆる方面のことが書いてあり、1冊だけ選ぶとなれば、固定翼部門ではこちらでしょう。ヘリにも参考になります。
なお、試験対策という本ではなく、あくまで自家用パイロットに役立つように書かれている印象なので、試験対策にはあまり向かないかも。


「AIM-J」
これに日本の空のルールがすべて載っているといっても過言ではない本です。辞典的なものです。
1年経過して古くなったので新しいものを買います。(厳密には最新版のみ有効です。)
ただ、現実的には少し前のものであってもそこまでは変更はありません。


「ヘリコプター操縦教本」 Vol5
当初は古いものを使っていましたが、新版がでたので買いました。VuichardRecoveryなど、新しいことも載っています。これもヘリ部門での1冊となればこちらでしょう。
題名通りですが操縦について詳しく掲載されています。これも隅まで読んでいますが、操縦は技量なので見ただけではできるようにならないのが難しいところです。


「医療・救助ヘリコプターの運用」
題名通りの内容です。ヘリ操縦としては当然応用編ですが、ヘリポートや空港以外での運用に関してはこの本がもっとも参考になりそうです。
防災ヘリの運用等についていろいろ書いてあり、場外などでの普通のオペレーションにも役立つことがあるように思います。ただし、当方はプロではないので、ほとんどの内容は直接参考になるわけではありません。


「事業用操縦士 口述試験問題集 翼の友 CPL」
試験対策の本ですが、かなりいろいろなことが詰め込まれています。
ただし解説はあまりなく、これだけでは表面的な理解に終わりそうではあります。
ただし、情報量は非常に多いです。さらに教科書で勉強するのが必須ですが、そのような使い方をすれば非常に役立つ感じです。


「Aviation Maintenance Technician handbook powerplant」
FAAからでている教科書の一つです。エンジンの構造や整備のことが延々と書いてあります。
何百ページあるのかわかりませんが、なんでもあるので参考になります。自分はタービンエンジンの勉強のために読みました。(英語)


「Helicopter flying handbook」 FAAからダウンロードできます。冊子版もあり


ヘリの操縦のことが広く掲載されています。これもよくできた本ですが、ヘリコプター操縦教本もよい本なので、そちらだけでも良いように思います。無料なのが素晴らしい。
英語です。


「Pilot's handbook of aeronautical knowledge」
空の基礎知識がぎっしり詰まっています。これも基本を知るという意味でとても良い本です。
日本語版が欲しいところです。あれば基本を網羅したものとして非常に良い本になると思われます。
FAAが出している本なので、アメリカの事情を解説しています。ただ、日本もほぼ同じなので十分参考にはなります。
もちろん法律や空域以外に関しては当然同じなので役に立ちます。


「新航空工学講座 航空力学」
内容は題名の通りでそれ以上でもそれ以下でもないです。基本的な理論を理解することが重要とおもいましたので読みましたが、あまり面白くはなかったです。参考にはなりますが、どちらかというと固定翼向きかもしれません。


「新航空工学講座 ピストン・エンジン」
日本語でほぼ唯一の航空用ピストンエンジンの本であり、「シーラカンス」とか揶揄されている古いエンジンの解説があります。
まあ、日本語ではこれしかないのでこれで勉強します。自分としては興味深いですが、必要性は微妙でしょう。自動車用エンジンの様な凝ったシステムはありません。
マグネトの仕組みなどがひじょうに詳しく載っています。


「新航空工学講座 ヘリコプタ」
操縦に関しての本ではなく、メカニズム解説や設計に関しての話がずっと続きます。
いろいろなことに詳しくなれますが、この本の内容をすべて知らないと飛べないというわけではないタイプの本です。
個人的には参考になってとても面白いです。


「VFR計器航法」
これは厳密には計器飛行の本ではありません。しかし、自家用パイロットにとって計器飛行の知識および訓練は、視程が悪くなった時に必要になる可能性はあります。
この意味で基礎知識を得るために必要な本であろうと思います。わりと実践的なことが載っているように思います。


「役に立つVFRナビゲーション」
これも上記のVFR計器航法の、ナビゲーション版という位置づけでしょう。
現時点で、自家用でフライトしている人はポータブルGPS(あるいはiPad)に強く依存したフライトになっていると思われ、VOR等のNAVAIDや紙チャートなどは使用頻度が下がっている可能性が高いと思います。
そのため現実的には、昔にくらべて紙地図などを使用したナビゲーションの重要性は低下していると思いますが、そのあたりの事情も考慮されているように思います。
なお、このような飛び方はアメリカではごく一般的でしょう。そして衝突防止はADS-Bを最大限活用するという方向に行っています。個人的には日本も追随した方が良いと思いますが、どうなるかはわかりません。


「新航空工学講座 航空計器」
これも計器の構造が延々とかいてあります。基礎知識として重要ですが、絶対に必要というわけではないような?
教養としては非常に興味深いです。趣味の勉強の本?でしょうか。


「パイロット訓練生の航空気象 理論と実践」
「実践航空気象テキスト」
どちらも天気の本です。なるべく雲をつかむような話にしないように努力している感じがします。
重要なことは理解していますが、個人的には気象は苦手です。


「セスナ172取り扱い法」
要するにPOHの日本語訳です。だいぶ読みましたが、マニュアルなので理論的な背景が書いてあるわけではありません。
訓練機が172Rですが、その項もあります。すみから隅まで読む必要があると思いますので読んでいますが、読んで面白いタイプの本ではなく、読まないといけないから読むという感じです。
R22/44/66も緊急操作の項目は多いですが、C172はもっと幅が広い感じがします。非常に大切でしょう。


「飛行機操縦教本」
事実上の日本での固定翼の標準テキストではないかと思います。広く深く操縦のことが書いてあります。
まあ固定翼の操縦とは、要するに「迎角」の管理なのではないかと思いますが、そのあたりのことが詳しく書いてあります。まさに教科書です。操縦にかんしては固定翼部門No1の本と思います。



「飛行機の操縦 基礎編、応用操作編」
題名の通りです。理由からいろいろ書いてあります。


「航空法入門」

文字通り、航空法の入門書です。まあ、法律なので基本的なことばかり書いてあるような気もします
が、基礎知識というか土台として重要だろうと思います。あまりワクワクするような本でもありませんが、ぼちぼち読んでいます。
この本は、パイロットなら知っていて当然というタイプの本でしょう。VMCの定義など忘れそうになります。


「ATC入門」
薄いですが、結構高いです。ATCについていろいろ書いてありますが、各スクールで教材をいろいろ作っているようで、そういうのがあればいらないような気もします。


「ガスタービンエンジン」
どちらかというと設計?について書いてあります。
非常に参考にはなりますが、ターボシャフトのヘリに乗ることに直接役に立つかというと微妙かも。


「新航空工学講座 タービンエンジン」
いろいろ詳しいです。上記の本よりは実際的かもしれません。イグナイターがCDIだとかいろいろ書いてあります。
個人的にはとても興味深いです。



・「Ultimate Pilot's Operating Handbook - Robinson R44」

R44全体のことが書いてあるため、キャブ/FI、油圧ハイドロ/エレクトリックトリムなどのいろいろなモデルが並列に書いてあります。Raven1やRaven2などいろいろな機体で訓練している人はよさそう。




毎日ちょっとずつ勉強するのは楽しいですが、それでも正直だんだん飽きてきます。しかし目標をもってやっていくのが良いのでしょう。

しかし、そもそもその目標とは何か? 自分でもよくわからなくなる時がありますが、とりあえず自家用のタービン限定の取得をまずは目標にします。
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